占い館『たいようの館』 占い三昧の日々を報告します

占いの定義は難しい。当たる当たらないに始まり安心な要素より不安な要素のほうが多い。ぼくは占い師ではなく推命家です。

自宅を守ることができるか・・

2008年10月16日 09時43分53秒 | Weblog
社長には自分名義(所有権)の一戸建て自宅がある。
しかし、収入が途絶えてからローンの返済が滞ってしまった。

この場合重要なことは、ローンの残額と実勢価格の比率だ。
たとえばローンの残債が2000万円あり、実際の売却価格が1000万円の場合は家を売却しても1000万円のローンが残る(無剰余という)。多くの方は残債がある場合は売却できないと考えがちだがそんなことはない借金が残っても家を処分できることを知ってほしい。
この場合、家に住み続けたいのであれば、ローンの抵当権者(第一債権者)の返済を継続することで、家に住み続けることができる。第三者がこの住宅を取る(たとえば競売など)ことはできないのだ。
逆に残債が1000万円で実勢が2000万円ではどうか。この場合は、売却すると1000万円手元に残るから、第三者が差し押さえなどをしてきた場合は1000万円を取られることになる。

この社長の場合は、家の実勢価格がおよそ3500万円に対し、第一抵当権者の残債が4000万円、第二抵当権者(一般債権者)が2500万円を設定していた。売却した場合、第一抵当権者が3500万円を回収しても500万円未回収金が残り、第二抵当権者へは1円も回らない。

ぼくの判断は、
1、家に住み続けたいならば第一抵当権者への返済を続ける。現状の返済が厳し   いならば返済条件変更で小額に変更してもらう
2、ローン返済ができないようならば売却する
3、売却は任意売却と競売の2種類、売却しても金が返ってくるわけではないので
  任意売却は薦められない。債権者が競売するのを待って、できるだけ長い間こ  こに住み続けるほうがベター
さあ、あなたならどれを選択しますか?