占い館『たいようの館』 占い三昧の日々を報告します

占いの定義は難しい。当たる当たらないに始まり安心な要素より不安な要素のほうが多い。ぼくは占い師ではなく推命家です。

経済が悪くても・・・

2008年10月28日 14時06分38秒 | Weblog
代理社長をしている会社の社員旅行で温泉に行ってきた。若い社員たちと呑んでカラオケして盛り上がった。 しかし、いつどこがどうなってもおかしくない(会社がね)昨今、極小会社としては、明日の見えない経営に、幹部間の顔色は決して明るくない。 で、そんな中、車の窓から見える抜けるような青空と赤・黄色に染め上げる山々の紅葉だけは時代がどうあっても変わらない。 先日漫画家の黒鉄ヒロシ氏が、「ぼくは経済こそが、世界を決定する最大の要素とは到底思えない」と言っていた。 昨今ではテレビをつけると株価暴落だ、サブプライムだとやたら世界経済に偏った話題か、人身に関する事件ばかりだ。しかし、人間はもともと畑を耕し、森で獣を追い、季節と天候に従い、またそれを頼りに生活をしてきたはず。いつしか仕事と金がそれらに取って代わり、一番大切なものだと勘違いし、春夏秋冬、花鳥風月をめでる「もののあわれ」を忘れ、何かざわざわと寂しい生活に追い立てられるようになってしまったような気がする。 ぼくはちょっと前に50歳を迎え(じじいだ)、思った。これから(50代以降)は、仕事よりも季節の行事や風流を優先するような生き方をすることにした。これまでのように、仕事第一位主義ではなく、春の新緑に始まり、夏の夕涼み、夏野菜を育て、秋には紅葉、冬は雪見酒・・・これをめでなくして何が歳を重ねる・・・ことなのかと思ったからだ。だから、この仕事をしていても、忙しくし過ぎないことを旨としている。 これも、恐らく自分自身が破綻を経験して、仕事、金、経済の生活構造では人は満たされないことに気がついたからだと思う。 で、関越道を走って、蒼空と紅葉を眺めていると、経済が破綻そても、この空と山々は変わらず、何物をも求めずに安らぎと癒しを与えてくれるのだなあと、とてもありがたい気持ちになってしまった 厳しい経営を余儀なくされている多くの社長、少し仕事を離れて(1日でもいいから)温泉にでも行ってください。そして木々や空を眺めて何か感じてください