占い館『たいようの館』 占い三昧の日々を報告します

占いの定義は難しい。当たる当たらないに始まり安心な要素より不安な要素のほうが多い。ぼくは占い師ではなく推命家です。

再生した会社の社員旅行

2008年10月20日 15時07分11秒 | Weblog
2年前に営業譲渡して、今は当時より売り上げも粗利も良くなり、再生というよりは生まれ変わったといっていい(言いすぎ??)会社の社員旅行に行くことになりました。

場所は水上温泉。
15人からの社員を引き連れて温泉に行けるなんて・・・ここの社長が青ざめて面談に来た日のことを思い出した。

当時この会社は、債務超過、銀行返済不能、社長の報酬未払いなど、末期的な状態だった。ぼくはこの会社で再生するよりは、新会社へクライアントを移して新たに再開するほうが適切だと判断し、社長に告げた。社長はしばらく迷った末、営業部長に背中を押されて再度相談に来て、ぼくのスキームに賛同し、大成功した。
クライアントもほぼ100%新会社へ移行することができたのは、譲渡しやすい業種だったからだ。

ここの社長と営業部長とは1週間に1回は居酒屋で飲んでいる。これも大切なことで、いわばマインドケアのようなもの。飲みながらその日にあった話をする、昼間の面談ではいえないようなことでも、飲みながらであれば言えることもある。
会って飲む、飲んで話す、話すと楽になる・・これを続けるうちに、気持ちがしっかりしてくる。気持ちがしっかりすれば債権者交渉もうまく行く。
事業再生というと何か大それた難しいもののような気がするけど、技術的な処方と同時に、人対人という基本的な構造が実は大切で、ここに信頼関係が生まれて業務もスムーズに流れるのである。