ないちょの雑記帳

日々心に浮かぶこと、世の中のことをそこはかとなく書き綴ってます

ちょっと引っかかった言葉(2)

2005-08-28 | 日記のようなもの
選挙直前で票とりに走り回る学会員さんも多いと思います。
そのなかで、票とりに疑問を持ち、疲れ果てる方もいると
思います。
そんな方にこんな言葉をささげます。

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STEP 94 『本当に前向きな生き方』

困難に負けるな。くじけるな。自分に打ち克とう。
世の中には、「前向きな」言葉があふれています。勤勉、努力を美徳とする日本人は、「苦難を乗り越える」ことが人間の最大の価値であるかのように思い込んでいます。

(略)

もちろん、目標に向かって努力することを否定するつもりは毛頭ありません。しかし、今の充実を犠牲にしてまで得るべきものなど何もありません。
真の幸福に向かって努力しているなら、努力そのものに充実を感じられるはずです。今が楽しくなければ、今が充実していなければ、どれだけ努力し、我慢しても、喜びは得られません。
将来の幸福を願うなら、何よりまずすべきことは、「今、与えられた幸せに感謝する」ということです。

苦難に耐えることが「つらい」としか感じられないなら、その目標自体が間違っているのです。今の自分を「幸福に向かう途上の仮の姿」だと思っていては、永久に本当の自分にはたどり着けません。
人生の時間は、ただ流れ去るものではなく、積み重なっていくものです。現在という土台がしっかりしていなければ、それ以上の幸福を築くことはできません。


一般的に言って、「困難を克服する」ことは、すばらしいことです。しかし、何ごとにおいても、そのことばかりに「とらわれる」のはよくありません。
苦難を乗り越えた人は「優れた人」で、それができなかった人は「ダメな人」という考え方は間違っています。
つねに何かを「ほしい、ほしい」と求めている人のことを、仏教では「餓鬼」と言います。
「飢えている」ということは、「所有物が少ない」こととイコールではありません。有り余るほどの富に恵まれているにもかかわらず、いっそう欲をつのらせてしまう人は、「多財餓鬼」といいます。
どれだけ多くのものを手に入れても、それに満足できなければ、やはり餓鬼なのです。

(略)

本当に前向きな考え方とは、「くじけるな、努力しろ、困難を克服しろ」ということではありません。それは、裏を返せば、「克服できない人はダメな人」という排他的な主張です。
落ち込んでいる人を励ますときも、「負けるな、がんばれ」とむち打つのは、(相手の性格にもよりますが)あまり褒められたものではありません。
それは、「その困難に打ち克てなければ、お前はダメ人間だ」と脅迫しているのと同じことです。「なぜそれくらいのことができないんだ」と見下しているともとられかねません。

「悲しいこと、つらいことがあってもいいじゃないか。傷ついてもいいじゃないか」と、ありのままの自分を認めることが、本当の意味での「前向きで明るい生き方」です。
苦しみや悲しみを排除することが幸福ではありません。そう思っていては、「それができない自分」にますます嫌悪感を抱いてしまいます。
つらいことはつらい、苦しいことは苦しい、と受け入れる。それでも、人生は生きる価値がある。
そう思えてはじめて、自分に自信をもつことができ、新しい一歩を踏み出せるのです。

全文はこちら→愛する人に愛される方法(STEP 94 『本当に前向きな生き方』)

------------------引用終わり----------------

本当に選挙活動に意義を感じ、正義があると信じている
ならば、小生はそれを否定しない。
ただ、選挙活動せざるを得ない状況に追い込まれている
なら、少し立ち止まって上の言葉を噛みしめてほしい。
選挙活動を行うことは、必ずしも個人の幸せに直結しな
いということを忘れないでほしい。

本当に幸せとはそんな活動の上に成り立つものではない。

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外来種問題~三浦半島のアライグマ問題から考える~

2005-08-28 | 環境問題
神奈川県の三浦半島では、ペットとして飼われていた
アライグマが捨てられて、それが野生化し地域に多大
なる被害を与えるようになった。その解決に向けて、
地元の地方自治体の悪戦苦闘が続いている。

神奈川発 悲しきアライグマ(地球大好き 環境新時代)

このアライグマ問題は以下のとおりである。

1.外来種による生態系かく乱
2.アライグマによる農業被害
3.アライグマによる人への危害

そこで神奈川県は捕獲したアライグマを飼育することは
財政的に困難として、捕獲したアライグマを安楽死処分
する方針とした。
ところがその方針に対し、反対の声が多数あがり、調査
計画すら立てることもできない状態となり、深刻な事態
に陥っている。

この種の問題は日本全国にあり、全ての関係者が円満
に納得する解決策は見つかっていないのが現状である。
問題を起こしている生物を駆除しなければ、農業を始め
経済的な被害が増大していくことになる。
しかし、一方的に人間の都合で生物を駆除することが正
しいことといえるのか考えなければならない。
特にアライグマに関していえば、元々はペットとして、
飼われていたものが飼い主が飼い切れず、捨てられたも
のである。
つまり人間の都合で日本にきて、人間の都合で殺される
というのは本当にいいの?ということである。

この問題について、間違いなく言えることは、

この問題を作り出したのは人間だが、
この問題を解決するのも人間である。


生態系を管理するにしても、人間が生態系をいかなる方
法でどう管理するのか考えなければならない。
人間が生態系の管理者としてどう取り組むのか、それが
問題である。

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