ないちょの雑記帳

日々心に浮かぶこと、世の中のことをそこはかとなく書き綴ってます

ちょっと引っかかった言葉。

2005-07-24 | 日記のようなもの
例のごとくネットをぶらついていたら、ちょっと心に引っかかる言葉があった。

------------------------------引用-------------------------------

「神様や仏様は人に罰なんか与えないよ。神様や仏様は人を救うことに一生懸命なの。でも、離れていってしまうことはあるから、気をつけなさい。」

って、おばあちゃんが昔教えてくれました。あと、

「人に向かって『あなたは地獄に落ちる』って言う人のいうことは聞かなくてもいいんだよ。本当に偉い人は、頼まれなくても人の地獄を背負ってくれるのよ。」

とも。

ろちろぐのかための方”おばあちゃんが昔教えてくれました”
---------------------------引用終わり-------------------------------

ことさらに「○○すると地獄へ落ちる」とか「○○しなければ、地獄へ落ちる」
ということを強調する宗教を小生はほとんど信用していない。
本当に宗教が強調すべきことは

「人が安らかに生きるためには如何に生きるべきか」

ということではないのだろうか?
安易な罰論に走り、信徒を不安に落としいれ、ひいてはその信徒を不幸に
陥れる。
このようなこといかなる宗教もしてはならないと思う。

また、現世利益を必要以上に強調し、信徒に何も考える暇がなくなるほど
布教活動にまい進させるよう、心理的に追い込む宗教も信用しない。

死後の幸せを強調し、何も考えさせず自らの命を捨てるようなことを強要す
る宗教も信用しない。

小生はこう考えている。

「人が生きることは、そんなに大げさな大義名分も正義も必ずしも必要ではない。
本当に必要なことは、日々の生活を淡々と丁寧に如何に生きるべきかである」

この考え方は小生が禅の考え方にかなり影響されているので、異論を唱え
る方も多いと思う。布教活動やその他宗教活動に一生を捧げたり、宗教的
な主張を貫き通すために自らの命を捨てる方には、特に異論があるかもし
れない。
しかし、本当に人が幸せに生きるために必要なことはそんなに多くはないと
考えている。
宗教にまつわる問題が非常に多く発生する昨今、多くの人がこの考えに共
感してくれることを祈らずにはいられない。

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