ないちょの雑記帳

日々心に浮かぶこと、世の中のことをそこはかとなく書き綴ってます

都議選が終了したけれど・・・・・。

2005-07-05 | 政治
7月3日都議選が終了した。
結果は自民が第一党の地位を死守したものの、議席を減らし、民主党が
大幅に議席を増やし、第二党に躍進した。
しかし、この選挙で注目すべきは公明党である。
公明党は今回の選挙で、立候補した候補が全員が当選した。

今回の選挙の投票率は43.99%で過去2番目の低投票率だった。
強い組織票を持つ政党は全体の投票率が低ければ低いほど、優位になる。
これは全体の投票数が少なくても、強い組織票をもつ政党は投票数そのも
のはあまり減らないため、相対的に全体の投票数に占める割合が増える。
このため、強い組織票をもつ政党が低投票率下で当選しやすくなるのであ
る。
公明党は多くの人が知っているとおり、創価学会丸抱えの政党と言っても
よい。
公明党自体が躍進することにはあえて文句を言わない。
それ以上に問題なのが投票率の低さである。
政治に関心を失い、投票率が低下すればするほど、特定の強固な組織票
が大きな力を持つことになる。
つまり、全体の政治の方向が簡単に一部の特定勢力によって左右される状
態になるのである。
小生が憂慮するのはこのことである。

現在のところ、公明党は自民党の政策を追認する一方、比較的穏健な政策
を打ち出している。
しかし、それがいつ極端な方向に走り出すかわからない。
そのときあまりに低投票率の状態が続くと、その政策を覆すことができる政
党に力を持たすことができない。
公明党を創価学会によって支援されていること自体をあえて批判しない。
投票率が高くなれば、万が一の場合にその政策にNOを突きつけられるから
である。
はやく、そうなることを祈らずにはいられない。

小生がよく訪れるブログに印象深い言葉があったので、ここに転載します。
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「ナチスが共産主義者を弾圧した時、共産主義者でない自分は行動しなかった。

ナチスは次に社会主義者を弾圧した。

社会主義者でない自分は抗議しなかった。

ナチスは、学生やユダヤ人に弾圧の輪を広げ、最後に教会を弾圧した。

牧師の自分は立ち上がった。

時すでに遅かった。

抗議するのは誰のためではない、

自分のためだ」

ナチス・ヒトラーに抗議し、収容所に送られたドイツの牧師マルティン・ニーメラー
が書き残した警句

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参考:傳鐘亭 blog

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