ダダダダ団長が行く!

小動物・自然観察、子育て・教育など日々感じることをつづります。時々「ガオ~!!」って吠えるけど猛獣ではありません・・・

外来種は悪者か?その2

2006年10月23日 00時06分08秒 | 無脊椎動物(昆虫)
生まれた時から狭い場所で育ってきたおとなしい性格のヨーロッパイエコオロギ。
最初はそんなに飛び跳ねることもなく、ごそごそしてるだけだった。

と思ったら、脱走していたのだ。

知らぬ間にケースから飛び出したり、隙間から抜け出したり。
エサになる直前に、やはり身の危険を感じるのか、必死の抵抗で手からすり抜けたり。うお!
すぐに捕まえられれば良かったのだが、飛び出たコオロギはとにかく逃げる。物影に入り込んだら、もう無理。飼育部屋の中だから、エサもないし、そのうち死んじゃうだろうと思って、あきらめた・・・

ところが、死んではいなかったのだ!

1週間もすると、4齢から5齢の羽ありコオロギに変身したやつらが鳴き始めた。しかも、プラケースではない場所で鳴き声が・・・
広々とした場所に出て元気倍増で性格も変わり、動きもすばやくなり、鳴き声も高らかにメスを呼んでいる。

いったい何を食べてるのか!? 勝手に部屋の中で繁殖するんじゃないか?
などと、いろんな思いが駆け巡る。でも、まだ飼育部屋から出なければ、ここで天寿をまっとうするだろうから、まいっかー、と高を括っていた団長・・・


とりあえず、大人のコオロギたちが増えてきたので、自家繁殖を考えた。
産卵場所の濡らした土のケースを入れた。コオロギのメスがどんどん産卵する。卵がいっぱいだー。
これが生まれたら、エサを買わなくってよくなるぞー。
うちもコオロギ屋ができるかもー、なんて思った。


1週間が経ち、チビチビコオロギが誕生!ホコリみたいな大量の小さい白いコオロギ。
エサは鳥の雛用の粉末。

そして、1ヵ月がたち、チビチビコオロギも大きくなってきた。
ジャンプ力がすごいのはなぜ?
またまた脱走するコオロギたち。小さいからほとんど床に落ちるとわからなくなる。

・・・・・・・・・・

夏を過ぎたころ、飼育部屋からも抜け出して、なんと玄関で歩く成長したコオロギを発見してしまった。何匹もいる。それに大人になって鳴いてる~!!!!

これって、本当にヤバイ! このままでは外に出てしまう。
それに、このコオロギ、外来種じゃないか!


そう思った団長は、最後の手段に出た。


次回につづく・・・




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