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ダダダダ団長が行く!

小動物・自然観察、子育て・教育など日々感じることをつづります。時々「ガオ~!!」って吠えるけど猛獣ではありません・・・

寄生虫ではなく精子嚢

2008年12月30日 09時21分05秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
イカの寄生虫?と思ったブツは、なんとイカの精子嚢でした~!

これね↓

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(ちなみに、右に見えるトゲのあるリングは、吸盤の中にある軟骨!)



Wisdom96さん、いつも、ありがとうございます。






イカは10本の足があるのは子どもでも知ってる話。

そのうち長い2本は足というより手(腕?)で、

オスが精子嚢を持って、メスにプレゼントする役割がある。


どうぞ、って差し出すイメージだけど、実際は腕に精子嚢をくっつけて、

メスの外套膜の中に突っ込むのだと思う。


精子嚢にはトゲみたいなのがあって、

しっかりしがみついて、受精の機会を待つわけだ。



今回見た精子嚢、結構魅力的なものだったのだよ。(イカの気持ち?)


そして、事前解剖で16杯のイカの解剖をしたのだけど、

ほとんどがオスと思ったのは、たぶん卵巣が未成熟なメスが含まれていた可能性が高い。


精子嚢をもらってから、卵子が成熟し始めて、

卵をおなかに抱えたイカになるわけだ。


これも1人で納得!





すっきり~!

皆さまもぜひ、イカ解剖を!

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これも寄生虫?

2008年12月29日 00時00分35秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
イカ解剖をしたときの寄生虫発見のつづき。



イカには、米粒状のニベリン条虫以外には、アニサキスがよくいるらしい。

アニサキスは、イトミミズっぽい、繊維状の存在。

しかし、アニさんは発見できなかった。



そんなとき、むむむ娘の友だちが「なんかいた~!」と運んできた。

素手でつかんで・・・



これ↓

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透明な鞘(さや)に入ってるヤツで、何本も束になっていた。


その女子が素手でつかんで持ってきて、団長にみせてくれたときに、

この鞘の中から、ピュッ!と細いものが飛び出した。


「うわ、飛び出したぁ!」と騒ぐ団長。


平気で、顕微鏡のところに運ぶ女子・・・(こいつ、大物・・・)



もう少し、アップで↓

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携帯で撮影しちゃったんだけど、結構わかるよね?


さらに単体を撮影↓

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ところで、これって何?


調べてみると、ニベリン条虫の卵、っていう説明のページもあったんだけど、

どうも違うような気がする。



すでにこの鞘自体でニベリン条虫より大きいし、

イカの内臓の薄皮のしたにもぐりこんで米粒状になるのとは、

生活形態が違いすぎる。





現在、なぞのまま・・・(誰か、教えてください!)






イカ解剖の目的のひとつに寄生虫観察もある。

一瞬、怖いと思うけど、人に寄生するものはほとんどいない。

(一部は寄生するけど・・・やっぱ怖いか・・・)



イカを食べる気がしなくなっちゃうね・・・



基本的にはちゃんと見て、いたら洗い流せはOKで、それでも気になる人は火を通すこと。



あとは、自己責任でどうぞ。




このときみつかった寄生虫は、エタノール保存して持って帰ってきちゃった。

変なヤツ・・・

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イカ解剖のポイント

2008年12月28日 00時01分09秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
イカの解剖のポイントとして、おもしろいな、と思ったのは、

心臓が3つあること。


イカの外套膜(食べるところ)を開くと、

内臓から離れて、外套膜の両側にへらへらのクシみたいな、腕みたいなものがくっついてる。

これが鰓(エラ)。ヒトでいうと肺ね。


この根元に心臓がくっついている。

両方のエラの根元に1つずつ。

これが鰓心臓。


そして、その2つの鰓心臓の間に体全体に血液を送る心臓がある。

肉眼でみても、肌色のプヨプヨした頼りない印象なので、

へ?これが心臓!?

って思う。


でも、ちゃんと心臓だもんね。


動きがすばやいイカにとって、エラからの酸素取り込みはすごく重要なこと。

だから、補助の心臓がふたつある、ってことみたいだ。



もうひとつ、おもしろいと思ったのは、

口からお醤油をいれてやると、ちゃんと食道→胃→腸→肛門まで流れることだ。

お醤油のニオイがイカにあってるので、感じも悪くない。


これ、Wisdom96さんから伝授された方法。






さて、高校生たちに解剖をやらせる前に、見本でイカを開いてみた。


これ↓

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あ!



ピクピクと団長の触手が反応。


ほらほら↓

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この写真でわかったあなたは、偉い!


米粒状のものが、ポイント!


え~っと、ニベリン条虫という寄生虫。




団長、ピンセットで薄皮の中に入り込んでるやつを取り出して、

顕微鏡に移動。


死んでるかな、と思って覗いてみると・・・

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「う、動いてる~!」




ということで、参加者がかわるがわる観察。


ウニョウニョ伸び縮みしながら、あるときは頭(?)から触手か、

カタツムリみたいな目をヒョコヒョコ出す。


まさに、ナメクジがカタツムリの感じ。





おもしろーーーい!





前日の解剖では、寄生虫はいなかったので、

この米粒状をみつけて思わずニンマリ。


その後の高校生たちのイカ解剖の間に、イカをチェックして歩くと、2割から3割の確率で寄生虫がいた。





もう少し、寄生虫の話、続けてよい?





だんだん、イカの刺身が食べられなくなる人が増えるかも。

でも、この寄生虫は怖くないよ。人には寄生しないからね。

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イカの血は青い

2008年12月27日 10時52分36秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
冬休み中に先生たちは自分たちの教科の研修会をやる。

もちろん理科もある。


今年は、研修の一環ということで理科実験イベントが開催されることになった。


もちろん団長は、お手伝いに参加するわけ。



たくさんのコーナーを先生たちが用意しているらしいのだが(内容を把握してない・・・)、

PTAが協力するコーナーでは「イカ解剖」をやることになった。


イカだよ、イカ。



イカを自宅で調理する人は、内臓はほとんど捨ててしまうだろうけど、

今回はその捨ててしまうところを、しっかり観察しよう!というもの。


対象は小学生&中学生なので、指導にあたる高校生のボランティアを募ったところ、

去年の理科実験でも参加してくれた生徒10名ほどが集まってくれた。


事前にイカ解剖をやってみて、自分でおもしろいと思ったことを子どもたちとやってくれれば良い。

そして、中2のむむむ娘も、部活を休んでイカ解剖に参加。

チョー反抗期でも、解剖と聞けばやってくるやつ・・・

友だちと2人で、ルンルン参加。



実は、ボランティア用の解剖実習の前日、担当の先生たちと事前イカ解剖をやってみた。

1時間ぐらいで終わるだろうと思って10時前に学校に行ったら、

責任者の先生とハマッてしまって、気がつけば3時間以上もやってたよ。

給食、終わってますけど、なにか?





さて、イカ解剖のポイントは?


事前にWisdom96さんにイカのみどころを教えてもらっていたので、

それを参考にやってみたよ。



ボランティアの生徒たち用にイカ1箱を水産卸から調達。

これ↓

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鮮度はばっちり。これで2500円ぐらい



さて、イカの血液は何色だ?


正解は「青」





前日の解剖では、薄い青が確認できたのだけど、

生徒が解剖しているイカで、しっかり青い血(血管)がみえた。


これ↓

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すごく、はっきり青いのがわかる一品。

たぶん、精巣周辺の血管だ。



ヒトなど哺乳類は、赤血球にヘモグロビン(Fe:鉄を含む)があって酸素をくっつけて体内に運ぶ。

そのヘモグロビンが赤い色として見える。


軟体動物のイカでは、ヘモグロビンではなく、ヘモシアニン(Cu:銅を含む)が同じように酸素を体内に運ぶ。

このヘモシアニンが青いのだ。



イカの赤血球(青いけど赤血球)を顕微鏡でみた。

粒々は確認できたけど、染色しないとはっきりは見えない・・・

それをもっと高倍率でみたら、核のある赤血球をみることができるはず。


あ、ヒトの赤血球は、体内で唯一の「核がない細胞」ね。

その理由? =>自分で調べてみよう。


そして、イカの赤血球には核がある理由も、自分で調べてみよう。



もう少し、イカ解剖の話はつづく。




イカは簡単に解剖できるので、興味のある方はぜひ!

ただし、学校の図書館にあるような図鑑の解剖資料では、詳しい部位や名前はわからず欲求不満になるため、ご注意あれ。


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衝撃のハリガネムシ

2008年12月13日 01時19分52秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
上野のもやしもん展に行ってきたんだけど、その話はオイオイ・・・


もやしもんのあとに国立科学博物館の常設展示(新しくなってから始めて)を見たのだけど、

あまりにハマッてしまってヤバカッタ・・・



かぶりつきで見てしまった衝撃のこれ↓

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ハリガネムシだよ。



ハリガネムシのこと、ちゃんと団長ブログに書いたことがなかったけど、
カマキリのおなかの中に寄生する寄生虫で、本当は沼なんかにいるらしい。

どこかでカマキリに寄生して、大きくなったら、宿主のカマキリが水辺に行きたくなるように誘導して、
水辺についたらカマキリのおなかを突き破って出てくる!

っていうとんでもないヤツ。



このあたりの沼にも普通にいるらしいのだよ。



で、初めて見た・・・



カマキリに比べて、こんなにでかいのか・・・と思ってしまった。




ネットで調べてみたら、こんな衝撃映像もあったよ。


カマキリから脱出するハリガネムシ





ウオォォォォ






科博って、ものすごく楽しい。
今回、団長の中に違う目が育ってたのに気がついた。
1日、楽しめちゃう・・・

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用水路にシジミ

2008年11月05日 00時02分31秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
先日の収穫体験に参加したのには、別の目的があった。

「用水路にいるシジミ」を見たい・・・

収穫とはまったく関係ない目的。



シジミがいるというのに、なんのへんてつもない普通の用水路。

中を覗いてみると、すでに開いてしまっている貝がいっぱい。


これ↓(水面が明るくって、中がみにくい。ごめん)

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これだけだと、シジミ汁の残りの貝を捨てたと思うよね。


ところが違うのだ。

用水路に本当にシジミがいた。


撮影した場所は、用水路の角にある枡の中で、ここに落ち込んだらシジミは上がってこれなくなる。

夏場の渇水期などで温度が上がったときに死んでしまったり、

死んだ貝がらのたまり場になりそうな場所。


だから、開いた貝がいっぱいあったのだと思う。



用水路にも、この枡にも、泥(というか砂?)があって、

この中にもぐってシジミが生きている。



シジミって、こんなところにもいるんだって、驚いたよ。



調べてみると、これは「マシジミ」という淡水にすむ種類。


団長が知らないだけで、本州以南に広く生息してるらしい。

そして、ちゃんと食用になる。


水がきれいで、もぐれる砂や泥がないと生きていけないマシジミ。

有機物を食べるから、自然界で水質を良くするはたらきも担っている。



このマシジミをみた場所は、水が美味しい場所だそうだ。

つまり、用水路の水もとてもきれいで美味しいわけだ。




ホタルの幼虫がいたり、マシジミがいたりする農村。

これが貴重なんだと理解して、残していかないとね。




無知と無関心が地球を滅ぼす。
無関心でいないこと、知恵を活かすことが地球を救う。

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アメリカザリガニもお天気

2008年10月23日 00時00分42秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
カワニナの様子を見にいった帰り。


アメリカザリガニをみつけた。

これ↓
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お天気が良く、気温も高いから、とっても活動的。



どうやら側溝の泥を掘り上げたばかりだからだろう。

アメリカザリガニの巣がこわされたんだと思う。


人間の都合で、災難だね。




がんばれ、アメリカザリガニ!

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ネコハエトリだって

2008年09月30日 10時16分57秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
虫の姿もぐぐっと少なくなってきた。

そんな中、動きがすばやいヤツがいた。


これ↓

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名前は「ネコハエトリ」

ハエトリグモの仲間だけど、なんで「猫」ってつくの?


体調6,7mmってところ。

小さいのに、クモの単眼がちゃんとみえるよ。

おお!



手前の白いもじゃもじゃがヒゲにみえて、もしかして、サンタクロースみたい!?



結構かわいい顔をしてるので、「ネコ」か?






クモをかわいいって言っちゃ、ダメ?
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ゲジゲジの抜け殻?

2008年09月30日 08時58分52秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
壁に何かがくっついてた。

良く見ると、ゲジゲジらしい。


とりあえず、撮影↓

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でもねぇ、動かないんだよね。

風になびいてるし・・・



脱皮のあと?


それとも、しんじゃった?






こんな記事、ダメ?







近くでツンツンする元気なし。
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クモがクモを捕食!?

2008年09月08日 00時00分17秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
よくみないとわからないけど、

お尻(腹かな?)が緑色のクモが、別のクモを捕食している。


これ↓

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同じ種類のクモのような気がするんだけど・・・(共食いか?)



もしかして、もしかしたら、脱皮した自分の皮を食べてたり、する???

でも、自分より大きいよねぇ。



それに、もしかして、もしかすると、「さあ、いらっしゃい」のこのクモと同じ種類だったりする?





良くわかんないけど、たぶん共食いが結論。(あっさり)
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赤いクモ?赤いダニ?

2008年08月24日 20時58分46秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
北海道の話題とごちゃまぜになってるけど、これは秋田の虫たち。




とってもすばやく移動して歩く赤い小さい虫が・・・

脚が多いので、クモ?


と思って、撮影してみた。




動き回るので、なんとか撮れたのがこれ↓

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脚が8本なので、クモかと思ったんだけど、ダニ説もあるみたいだね。





これって、誰?





すばやさがダニっぽいんだけどなぁ。
わかる方、教えてください。

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クモの子散らす

2008年06月16日 08時43分01秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
桑の木にこんなのがいた。

これ↓

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クモの赤ちゃんだ。

たくさん生まれて集団で頑張ってるみたい。


よくみるとクモの巣の周辺に、脱皮した抜け殻がたくさんついている。


何匹いるんだろう・・・




おっと!クモの巣にさわっちゃったら刺激が伝わって、クモの子がドバーッ!て拡がったよ。

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クモの子散らすように、だね。



でも、散っちゃっていなくなるんじゃなくって、拡がったまましばらくすると、

また集合するんだよね。





いつまで集団生活するのかな・・・





数百匹のクモの子どもたち。
大人になるのは、きっと数匹。頑張れ~。
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癒しのカワニナ

2008年05月13日 00時05分57秒 | 無脊椎動物(昆虫以外)
東京のホタル博士の会社には、こんな水槽が置いてある。

これ↓


メダカとカワニナの入った水槽だ。もちろん秋田のカワニナくんたち。



ビオトープ風といいますか、田舎の小川風といいますか・・・



普通のオフィスの水槽だったら、カラフルな熱帯魚系が多いのに、

ここは地味~な水槽。




でも、日本人にはこれで良いのだ!



和風な水槽で、癒しの空間演出ってわけ。




カワニナのゆったりコケを食べながら移動する様は、とても癒しの時間だって、知ってた?




カワニナは熱帯魚屋さんでは売っていませんので、あしからず。
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