備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『ジキル&ハイド』石丸@ジキル再演

2016-03-08 23:37:25 | 国内ミュージカル
過去公演の感想はコチラに。
鹿賀@ジキル・ファイナルは一言のみ。


石丸@ジキル
歌唱力に関しては、
群を抜いて安定したジキル。
開幕週のためか、
二回のハイド上げも好調。

ただ、ジキルとハイドの演じ分けが、
瞬時に分かるわけでなく、そこが弱い。

これは鹿賀@ジキルの
ジキル=高音、ハイド=低音、
という図式を敢えて、崩しているのかも。
そのため、最後の『自由にしてくれ』が、
本当にハイドの台詞なのか、分からない。

そして、ロン毛カツラがより自然に。


濱田@ルーシー
再演で一番吹っ切れた役かも。
”連れてきて”も、更にドスが。

そして、”罪の遊戯”も、
前回の委員長演技から、それっぽく。

で、文盲設定はいずこに?


笹本@エマ
こちらは前回同様、安定。
元々、”ありのまま”くらいしか、
心情を訴える歌が無いので、
ヒロイン要素は少ない役だけど。

プログラムの記載も3番手、
カテコもルーシーの前。
ヒロインではないのか。


石川@ジョン
常に高い声で、軽く、若めな演技。
え、ジョンってこんなに軽い役だったの?

それは最後まで続き、
うっかりハイドの足を撃ち、
エマを助けるため、3発発砲。

その3発の最後、一回、音だけで、
火花が出なかったような。

また、ラストにジキルがハイドになるとき、
鹿賀@ジキル時には、ヘアピンを外していたらしいが、
今回も外しているような。それとも、肩を触っただけか?


畠中@ストライド
ともかく、演技が濃い。
それでいて、スゴくウザい。

こんなにも、嫌な役だったのか、ストライド。


花王@プール
執事。
アンサンブル曲でも、プールとして存在。
ご主人様のため、早足でアチコチに移動。


宮川@大司教、スパイダー
最初の被害者。
歌うシーンがあれば、歌い上げるが、
大司教って、ほとんど出番がない。
(最初の被害者なので)

逆にスパイダーの非道っぷりが。


林@サベージ
伯爵枠。
もう少し若い設定かと思ったら、この役。

一応、初演キャスト。
死に方も恐怖のあまり、
勝手に死んでしまう設定がなくなり、
木の壁に叩きつけられ殺害される。

グロソップ殺害時には一緒に居た。
なので、二回目は逃げるが、
アーチボルド殺害時には、
直ぐに追いつかれる。

本役以外にもアンサンブル。
どん底でバイトしていたり。


阿部@グロソップ
アンサンブル曲の低音担当。
たいてい、低いパートなので、
観ていてわかりやすい。

グロソップ死後は、
普通の衣装に着替えて、ロンドン市民に。
なんてお忙しい。


松乃木@アーチボルド
ビーコンズフィールドと一緒に殺害される。
理事会メンバーでは一番地味。


塩田@ビーコンズフィールド
理事会メンバー、唯一の女性。
ハイドによって刺殺される。

殺害される時に目の見えない乞食が登場。
その乞食に、身につけていた
アクセサリーをあげる太っ腹なハイド。


麻田@新聞売り
高音パートが売りの本役。
前任者たちと比べると、
そこまで高くないのが残念。
というか、一回、外したような。


安福氏
顔が分かるアンサンブル。
シーン毎に、登場するため、
つい、目で追ってしまう。
しかし、持ち役がない。


折井@ネリー
どん底の客引き。
完全に台詞のみで、
歌声が聴けないのが残念。


と、一部、キャストを変えての再演。
セットは安定の巨大換気扇や、
明らかに健康に悪い蛍光色な薬。

多分、国際フォーラムの方が、
間口は広いとは思うけど、
日生のセットそのままを引っ越し。

あと、変わったのは振り付けかな。
ただ、それもプログラムに書いてあるから、
辛うじて違ったような、程度。

むしろ、色々聞き込んでいるので、
実は”The World Has Gone Insane”の
ラストのフレーズが劇中で使われていることを知る。


以下、安定の定点レポ。

今井@ダンバース
出演シーンを時系列で。

病棟シーン。
冒頭から登場。
ジキルとジョン、それにジキル父。
歌わないけど、男性三人で。
って、ここに居たのか、ダンバース。

基本、帽子を被っている役のため、
いきなり、髪露出。
白髪でフワっと撫でつけ。
稽古場の髪型が若干、ヤバい生え際だったので
ちゃんと白髪染めで染めている模様。


”嘘の仮面”
ソロは二カ所。
いわゆるダンバース・パートと、
アターソンに繋がる二箇所。

アンサンブルパートは
歌ったり、歌わなかったり。
一応、歌う処は決まっているらしい。

そして、下手でステップ踏む。
(決してダンスとは言えない)
しかし、照明が当たらず、目立たず。
これは下手前方でないと、見えないかも。

その後、上手に移動し、
社交ダンス風ステップ(やはりダンスではない)
ここで、次々と相手を変え、上手の定位置に。


理事会シーン。
ここでも、細かいソロあり。
ホント、CD化しないのが、残念。

一応、ジキルの味方で、
ジキルが暴走し始めると、
ジキルを押さえる役に。

でも、ジキルの実験許可は棄権。


婚約パーティシーン。
エマと階段から登場。
まず、姪二人(後のシーンでオジサマと言われる)
と談笑。その後も一通り出席者に挨拶し、
グラスのシャンパンが空になり、
お代わりするくらいに飲み尽くす。

そして、ソファへ。
ジキルが登場すると外で、花火が。
ジョンと談笑しながら、退場。


で、ジョンとまた再登場。
これが奥から登場する段階から談笑。

ジキルに握手をしようと
手を差し伸べるが、見事にスルーされる。
その手持ち無沙汰の手を取るジョン。
何故、そこで出しゃばるジョン(笑)

”別れ”
2曲しかない長く歌が聞ける曲その1。
えっと、CDを聞いて下さい、以上。

この後の去っていくダンバースが、何処のバルジャン。
相手はコゼじゃなく、エポだけど。


たぶん、どん底でバイトはしてない。


”仕事をするだけ”
2曲しかない長く歌が聞ける曲その2。
やはり、CDを聞いて下さい、以上。

と、書きつつ。
ジョンとジキルのデュオに、
突然入る、ダンバースとエマ。

ポイントは途中のダンバースの早口かな。

そして、一幕の出番終了。

二幕。
”事件、事件”
エマと連れ立ち、
ひたすら歩き回るダンバース。
本当に、ひたすら歩き回る
途中、アーチボルドが死んでいるのに、気づかず素通り。
丁度、目の見えない乞食で隠れているとはいえ、
本当に、気づかず通り過ぎる父娘。


CDでも名前が登場するサベージの訴え。
一応、話を聞くけど、そのまま去る。


このあと、群舞が。
何故か後ろで、群舞に参加。
って、ここでアンサンブルと混ざる意味って。


”その目に”
ワイルドホーンの十八番、妄想デュエット。
この作品では、エマとルーシーのデュエットだけど。

エマは自宅で、ジキルを思うなか、
隣で新聞を読む、父親登場。

エマが歌っているなか、
結構、真剣に読み、
2枚目をめくるレベル。

そのまま、エマは立ち上がるが、
父親は座ったまま、椅子ごとが下手にフェードアウト。

で、このシーンで登場する意味って…。


”結婚式”
参加者が待っていると、花嫁の父、登場。

一通り、参加者に挨拶すませ、スピーチに。
本日は二番目に幸せ(一番目は自分の結婚式)とか、
娘は嫁ぐけど、息子を持てるとか。

ここで、ジキルがダンバースの事を、
父上、発言。冒頭のジキル父には、
父さんと言っていたので、ここで呼び分け。


その後、暴走するハイドに、
周りから押さえれ、動けず、ひたすら傍観者。


最後、エマソロ後、
他の出演者が立ち尽くすなか、
首を振り、一人、無念と言った演技。
えっ、ここで演技を入れるの有りなのか?
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