『GODSPELL -カミ ノ ミコトバ-』ミュージカル座

テキトーなアラスジ。

神について、論じる群衆。
水を、祝福を与えられ、
ユダは皆に施しを与えていく。

そこに現れる、ジーザス。
皆からは”先生”と呼ばれ、
群衆に教えを説いていく。

その教えに皆は理解するが、
ユダだけは不信感を覚え、裏切る。

ジーザスが張り付けにされ、
居なくなるも、教えだけは残る。


岡田＠ジーザス
金髪で短髪なジーザス。

若干、埋もれるけど、
歌えば、結構、明瞭な発声。
髪型ゆえに、ちょっとチンピラ感も。


吉武＠ユダ
声が良い。
声楽畑の人材かな？
と思わせる。

演技は大味気味。



群衆は着物を羽織り、
ジーザスは青、ユダは赤を着る。

聖書の教えを説くミュージカルで、
その内容はちょっと、聞いていて疲れる。
それでも、有名な台詞は把握出来たし、
ユダが裏切っていく、流れもナントナク分かる。


ひたすら、繰り返される聖書の教えに、
何故、これをミュージカルにした感は否めないが、
そこは音楽で、上手く誤魔化されている。



シュワルツ楽曲。
楽曲はゴスペル風な曲が多いが、
ジーザスがロックに歌う曲が一曲。
これが、大変に格好良く、ちょっと、調べたい。

後は『ピピン』系の
特に、捻りを加えた楽曲は無く、
ブロードウェイミュージカル系。



藤倉演出。
全体的に和のイメージ。
内容はキリスト教だけに、
そのギャップを楽しむ演出なのだろうか。

また、群衆は芸名のファーストネームで
よばれ、明確な役名は上の二人のみ。
そのため、女性が男性役を兼ねる事も。
これは、単に女性出演者が多いからか、
それとも、台本で指定が有るのか。



数年前には、山本耕史氏で
主演、演出で上演していた。
なんとなく、キャラ作りは、
想像出来るけど、似合いそうだな、と。
(ちょっと胡散臭い、あたり、特に)