神社へと続く坂を二人の老婆があがってくる。
歩いては止まり、時折会話を交わしながらである。
半蔵金にゆかりのある二人なのだろう。
単なる物見というような感じがしない雰囲気であった。
付録写真①
付録写真②(個人が特定できないようリサイズ)
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写真撮影:20 . . . 本文を読む
木立の中の建物。窓カラスは無く使われているのかどうか。砂防工事の立て看板。どうも西谷川にそそぐ支流の砂防工事のよう。対岸に見える神社。いつもと違う位置からの撮影。これら、特別なものを写しているわけではないが、妙に新鮮に感じたのを記憶している。
Photo-01
Photo-02
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半蔵金地区において、西谷川の対岸へはそう何度も行っていない。今まで紹介してきて写真はもちろん、ほぼすべてが左岸側のものである。6月4日(2006年)訪問の折りは、対岸側をきちんと歩いてみようと思い立った。 こう書き出して、その後一度も撮影してきた写真を紹介していないことに気がついた。その後も右岸へ行く機会はあったが、そのことを完結せねばとの思いがある。あれから3ヶ月の月日がたっているが、それでも . . . 本文を読む
旧山古志村内を通る国道291号がつい先日開通。工事の完成と共に、国道に沿う地区だけは許可証が無くとも通行可能になった。実は、その情報はとむふーるさんからのものであった。半信半疑、どうしても確かめてみたいと思い。午前中小千谷市の東山地区から入って山古志の竹沢地区をめざした。
情報は本当であった。ついこの間まであったゲートもなく、どんどん山道を登っていける。何とも言えぬ感慨にふけりながら、 . . . 本文を読む
前に立っていると見過ごしてしまうが、遠巻きに見るとその異変がわかるのである。崩れていない建物にもどうにもならないものがある。その好例となっている建物。
高床の右手。土台下の土はいくらか落ち込んでいる。思わず目を見張ってしまうような、凄惨な現場だけが事の悲惨を訴えているわけではない。築後ほど無くして、こうなったらどうするか。ローンを抱えている当方には、最も見たくない現場かも知れない。
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【太田小・中学校】
長岡市濁沢地区にある長岡市立太田小・中学校。昨日1年と10ヶ月ぶりに復旧した校舎で授業再開となった。現在仮設に住まう方々の住居は我が家のすぐ近くである。学校までは遠い。児童生徒達の中にはこの日、バスやタクシーなどで登校となった子たちもいるようだ。 毎日新聞・地域のニュースを紹介する紙面では、『帰ってこられてうれしい』との見出しがあった。写真は2004年12月10日前後に撮影 . . . 本文を読む
半蔵金に行く際必ず寄る所が二ヶ所ある。それは神社とカンダイク(諸久商店)前の自動販売機。だいたい月一回ペースで訪問を継続している。
半蔵金の震災後は、神社を中心に風景は随分変わった。それは第一に震災によるもの。第二にそれへの復旧工事によるものである。カンダイクは震災後ほどなく、もとの店から向かいの建物の一室へと移り、営業を継続していた。今ではかつての場所に新装なって、あの一室は工事関係の事務 . . . 本文を読む
長岡市から小千谷へ向かう際、たいがいの場合は国道17号を行く。かつての17号は小千谷市内へと入る際、信濃川右岸の崖下の道を通っていた。もう随分前になるが、妙見堰の完成と共に、国道17号は妙見町で信濃川左岸へと渡るルートとなっていた。
しかし、それ以降も旧17号(国道291号)を使うドライバーは多く、崖下の道はこの地域にとっては大切な通り道であった。
10月23日。午後5時56分。最初の大き . . . 本文を読む
久しぶりに半蔵金に行った。
随分風景が変わっている。いつも通りのルートを歩いて見た。作付けされている小さな棚田では、今ちょうど稲の花が咲く時期を迎えているようだ。
もうすぐ山の棚田は秋めいて色づくことであろう。楽しみである。同様に付近一帯の棚田が無事実りの時を迎えることを願う。
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懲りずに次のチャンスをうかがう。で、また失敗。
なのだが、撮影してみるとこれがまた面白い。
かくして、昨夜は光の芸術品を見物であったはずが、怪しい作品撮影の晩ともなった。
オリジナルサイズの半分サイズはこちら。
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写真撮影:2006.08.02 長岡市自宅近く
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西谷川左岸側より、右岸を見ている。この家は幸い原形をとどめているが、土台部分の地盤が滑り落ちている。進行をくい止めるためのブルーシートが心もとない。すでに家の土台直下から地が出てしまっている。
ご覧の姿で推測するが、住人は居住していないであろう。家が破壊を受けていなくとも、建っている地盤がやられているのであれば、居住がかなわぬのは当然である。
このように、カーテンで閉ざされている . . . 本文を読む
何度も通っている半蔵金。じつは西谷川の対岸へはそう何度も行っていない。今まで紹介してきた写真、そのほとんどが川の左岸側のものであった。
6月4日に半蔵金へと向かった折は、対岸側をもう一度きちんと歩いてみようと思い立った。今回紹介の写真はまだ左岸側である。学校跡の裏の斜面を下りて橋へと向かっている途中のもの。接近することにより、見え方も変わってくる。
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日に数本のバスがちょうど出発するところ。撮影した時、ここからの客は結局一名。
採算。たぶん採れるわけ無いだろう。半蔵金にいたる道路の復旧は着々と進んでいるが、工事車両や当方のような物好き以外、ここへの道をたどる車はそう無い。それは人が出ていったせいか、はたまた過疎のせいか..?
停留所は集落の中心にある商店前にある。地元出身の方がカンダイク(管大工)と呼ぶ店の前である。
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まだ広いダム湖がある芋川流域。湖面の中には立ち枯れて残る杉が一本。寂しさを際立たせている。復旧工事は進んではいるが、震災なごりの風景は当たり前のようであった。
初の山古志には、震災発生二年近くがたった今でも衝撃を伴うものがあるが、崩れた斜面、道路の復旧工事はそれなりに進んでいる。
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5月の半蔵金。18回もの長きにわたって、ぼつぼつと紹介してきた。写真はちょうど撮影に歩いたスタート地点近くである。
撮影してきた枚数は5月14日分だけでも、ゆうに200枚を超えている。特に明確な意図を持って廻ったコースではないが、今回も新しい発見があり、訪問の回数を重ねてもなお得るものがある訪問にできた。
本当は田代地区も紹介したいところであるが、シリーズが冗長になってもいけない。とい . . . 本文を読む