いよいよ平野部でも本格的雪のシーズンとなった。
被災地・新潟県中越地方の冬の写真。雪国の風景とい
うシリーズでお送りしていた。震災後迎えた二度目の
冬。今冬も折に触れて紹介したい。
<2005.12.11> 2005年 地理の部屋と佐渡島 . . . 本文を読む
豊かな心を育む場所とは..。
幻想かも知れぬが、ここにはそんな可能性を感じる。
佐渡にも似たような小学校があった。
小木町立深浦小学校(現在は佐渡市立であろう)。
どこに行っても木造校舎には癒されるものを感じてしまう。
中野俣も先の震災で被害を受けている。
だが、破壊は子供達の心までには至っていないことを信じている。
神社と同居しているグランドでは、子供達が野球に興じてい . . . 本文を読む
地元では名水百選の一つとして知られる杜々の森のある栃尾市中野俣地区。その中野俣地区から新山(あらやま)という地区へ向かう途中に、気になる杉並木がある。たいして規模が大きく立派なものではない。
震災後、半蔵金ほど頻繁に来ていたわけではないが、なぜか気になる場所である。紹介している写真を撮った頃は紅葉も末期。心なしか物寂しさを感じる。木枯らしの吹く頃のここはどうなっているのだろう。
木 . . . 本文を読む
成願寺温泉を越え、栃尾市や八方台方面へと向かう道。この道が大きく崩れていることはずいぶん以前に紹介した。11月27日(2005)訪れた際、道は以前と同様の位置で立ち入り禁止となっていた。しかし、今はずいぶん工事が進んでいるように見えた。
写真では未だにひび割れた舗装が痛々しく写るが、この先少し行ったところでは、崩れた斜面上の道路などにかなり手が入っているようにうかがえた。今や八方台山頂 . . . 本文を読む
沢筋を流れ下った水が、パイプで導水されている。家の裏にある池は冬季の消雪を考えてのもの。以前紹介したことがあるが、山間の豪雪地ならではの風景。気をつけてみていると、半蔵金地区にはこの手の池はあちこちで確認できる。
水は雪を融かす。ごく当たり前のことであるが、自然の力を巧みに取り入れた環境に優しい知恵。現在道路の消雪に広く地下水が使用されているが、それとて基本原理は同様のこと。ただ、地下水く . . . 本文を読む
小千谷市東山地区を流れ下る朝日川。その川が刻んだ谷あいの地が東山地区。山古志に隣接する付近一帯は、錦鯉の生産地帯の一角を占めている。
川に沿う国道291号を進んでいく。浦柄と小栗山の境界付近では、新幹線が一旦トンネルから抜け出る。写真はそれを写している。この辺一帯には、山が崩れるなど深刻な傷跡を見うるが、ここだけは何事もなかったようだ。この一年間何度かここを通ったが、何度通っても新幹線関係 . . . 本文を読む
工事現場に向かう道。国道291号(旧17号)は小千谷市横渡から立ち入り禁止。通り抜けられるのであれば、人も時には入ろうが、突き当たりは工事現場。そのため、この辺の道路は、あの時の爪痕を残したままの状態。
道路脇ののり面がずれ落ちたのだろう。舗装面の端がひび割れている。今でも思い出すが、こんな所が至るところにあった。
さらに道は奥でたわんでいるのもわかる。これも多かった。酷い場所ではも . . . 本文を読む
ラジオ体操の音が聞こえる。祝日のこの日(勤労感謝)も朝早くから現場は動きはじめた。そうそうに立ち去ろうと、もと来た方向に歩くのだが、後から来た現場の人と思われる車が止まっている。その向こうに写真の重機。この辺一帯は、山も川も修復を入れなければならない状況。
何台もあるのでどこにどう使うのかはわからぬが、静かに出番を待っているかのようであった。背後は信濃川、そして小千谷大橋(現国道17号) . . . 本文を読む
国道17号を長岡から小千谷市方向へ向かっていくと、妙見堰の管理棟手前で291号と別れる。越の大橋を渡る方が現在の17号であるが、以前は直進する側が17号であった。今は旧17号は国道291号となったが、道はそのまま残っていた。
先の震災で長岡市妙見地内の崖崩れによる封鎖が続いているが、小千谷市側から現場を見ると、道が崩れた岩塊で完全に埋もれているのがわかる。反対側はご存じと思うが、道が落ち . . . 本文を読む
長岡市妙見町の崖崩落現場。11月23日は小千谷市東山地区に久しぶりのチャレンジ。結局はすぐに引き返すことになったが、その際、小千谷市浦柄側から撮影。現場に接近してみてわかったが、JR上越線のトンネルの工事がおおむね済んでいるように見える一方で、国道の復旧の遅れをはっきりと感じる。
崩れ落ちた岩塊。それにしても大きい。元の風景を知るものとしては、こんな岩が崩れ落ちてきたのかと、改めて感じ . . . 本文を読む
11月上旬(2005.11.05)の取材による写真がまだまだある。次から次と撮影をしているので、写真の鮮度が気になる。そろそろ、次の取材による写真をお見せせねばなるまいと思いつつ、賞味期限が切れる前に紹介したい写真がある。けっして良い写りではないが、半蔵金の棚田を遠望した写真である。
山古志の田代地区へ向かう途上、振り返ると半蔵金の棚田を遠く望めるところがある。そこからの写真である。行 . . . 本文を読む
11月5日の半蔵金。いつもの取材と違って、集落の中心に車を置き、
いつも以上の歩きを決め込んだ。すでにこの取材による写真は何枚も紹
介してきたが、被災の風景、美しい紅葉風景、のどかな山村の風景。ど
れを意図しても写すものに事欠かない。
以前から真木林道を経て長岡からここへ足を伸ばすことがあった。山
の斜面を半蔵金に向かって下って来るときに見た棚田の風景はとても良
かった。今やその棚田 . . . 本文を読む
諏訪神社裏に警報装置が設置されている。この塩ビのパイプ
の中には一本のワイヤーが通っているのだが、大きな亀裂が入っ
ているこの傾斜地が動きはじめると、ワイヤーがその動きを察
知し、必要に応じて警戒装置を作動させるしくみとなっている
のだろう。
動作についての詳しいことはわからないが、そのように推察
する。ただ警報がだされるとしても、ある程度ずれ始めてから
のものであろうから、一挙に動かぬ . . . 本文を読む
半蔵金にあった神社は大杉を失い。そしてケヤキも失った。
階段の崩れ落ちた斜面からではなく、境内を迂回するようにある
舗装路を歩いていくと、諏訪神社(守門神社)の赤い屋根が木立の
間に見える。
大杉はともかく、かつてはこのアングルでケヤキが見えた。自分
はこの地の者でないのだが、なぜかそれでも寂しさを感じる。その
ことを、地元の方々にかわって伝えられるものなら..。
11月初 . . . 本文を読む
新潟県中越地方にあって、半蔵金地区は豪雪の地の一つと言える。
魚沼丘陵のを刻む西谷川上流部。川を挟んで傾斜地にてんてんと家
が散在する。その家々を見ていると、時折家の周囲に浅い池を伴う
宅地が見受けられる。この風景は豪雪地であれば他の地域でもしば
しば見受けられる光景。
つまり、冬季に降り積もる雪を融かすための施設。それをわから
ない者が見るとするなら、単なる庭の一部の池としか見ず、通 . . . 本文を読む