スキーシールの簡易メンテナンスについて
以下のような感じがしたら簡易的なメンテナンスの実施をおすすめします。
・糊面の汚れの付着が多い
・初期に比べてはがれやすくなった
・部分的な糊のはがれた場所がある
簡易メンテナンスに必要な道具について
簡易メンテナンスを行うにあたって以下を準備してください
・シールグルー(ブラックダイヤモンドのゴールドラベルシールグルーがおすすめ)
・シールワックス
・ホットクッキングシート(安物は避けたほうが良いです)
・広告やカタログなどの厚手の紙
・アイロン
糊でベタベタになるので温度調整のできるもので安物で構いません
底面に穴など無いスキー用がおすすめ
・ スクレパー
金属製がおすすめ。なければ金属製の板等でも代用可
メンテナンスの手順
- シールの毛のある側に、シールワックスを塗ります。
※これは、メンテナンス中に毛のあるほうにグルーがついてしまった場合に、除去しやすくするためです。 - 作業時に床等を汚さないようにするために、ホットクッキングシートをシールより長めに切り、その上にシールのグルー側を上に向けておきます。
※この上でアイロンを使うので、ある程度熱を加えても問題ないところで行ってください。 - 広告もしくはカタログをグルー面に置き、上から80度程度の温度にあっためたアイロンでさっと温めます。
- しばらく(十秒程度)してから、広告もしくはカタログを剥がします。そうすると広告もしくはカタログ側に汚れがついてきます。
これを、グルー面の汚れがなくなるまで何度か繰り返します。やりすぎるとグルーの追加が必要になるので適度に行ってください。
表面の汚れがあまり無いようなら、この作業は行わなくてかまいません。
グルー表面の皮一枚を剥ぐといった感じです。
ここまでの手順は以下の動画を参考にしてください。
スキーシールの表面の汚れの落とし方
- グルー面の汚れが取れたら、グルー面全体にホットクッキングシートを敷き、上から80度程度の温度にあっためたアイロンをゆっくりかけていきます。
アイロンをかけるとグルーがのびてフラットな状態になるので、全体的にフラットになるようにアイロンをかけてください。
アイロンをかけた後にコロコロやスプレー缶等を上から押し当てるように転がすとグルーがきれいに伸びます。
- アイロンがけが終わったら、このまま8時間以上放置します。
ここまでの手順は以下の動画を参考にしてください。
スキーシールのメンテナンスーグルー塗布後、もしくはクリーニング後の処理
- 8時間以上放置したら、ホットクッキングシートを剥がします。この時、グルーが部分的に剥がれていた場合は、グルーを追加して、スクレパーである程度ならした後に、再度ホットクッキングシートを敷いて、アイロンをかけた後、同様に8時間以上放置します。
シートを剥がした時に、表面が凸凹になってしまった場合も、同様に再度ホットクッキングシートを敷いて、アイロンをかけた後、同様に8時間以上放置します。
※注意事項:水分の多い日に放置すると、クッキングシートが水分を吸って、しわになってグルー面が凸凹になりやすくなります。こうなると接着力がさほど回復しません。 - 放置後に、グルー面を触ってもべとつかずに、凸凹のない状態に仕上がったら、実際にスキーに貼り付けて接着の強度を確認します。
簡単に剥がれてしまう場合は、グルー面通しを貼り付けて、引き剥がす作業を何度か行ってください。接着力が回復してきます。
この作業を行っても、接着力が回復しない場合は、本格的なメンテナンスを実施してください。
以上です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます