□作品オフィシャルサイト 「しあわせのパン」
□監督・脚本 三島有紀子
□キャスト 原田知世、大泉 洋、森 カンナ、平岡祐太、光石 研、八木優希、中村嘉葎雄、
中村靖日、池谷のぶえ、本多 力、渡辺美佐子、あがた森魚、余 貴美子
■鑑賞日 1月29日(日)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
北海道の大自然の中にポツリ存在するパンカフェ「マーニ」。
りえ(原田知世)と尚(大泉洋)は結婚し、東京から北海道の月浦に引っ越し、
この店をオープンさせた。 この店には、なぜか様々な悩みを持った人たちが集まって来る。
二人の夫婦の温かさや優しさと、自然にこだわり焼いた美味しいパンが、
ここを訪れる客の心を和やかにし、そして癒していく。
この映画に全編に渡って様々なシーンで登場するパンたち。
余談ながら、先日パンの食べ放題で行った「サンマルク」を思い出しましたよ
それに、観た時間がちょうどお昼前だったので、お腹の虫が大合唱(笑)
ここを訪ねるお客さんの中には、恋人に沖縄旅行直前にドタキャンされて、
真逆の北海道にやってきた若い女性・香織(森 カンナ)や、
最愛の母に出て行かれて心に深い傷を持つ少女・美久(八木優希)、
病気で余命僅かの宣告を受けた妻・アヤ(渡辺美佐子)を連れてさいはての地にやって来た史生(中村嘉葎雄)の姿が。
他にもこの店の常連客で、謎のデカいカバンを持った阿部さん(あがた森魚)や、
3時間かけてバイクでやって来る都会脱出組の山下クン(平岡祐太)や、
地元で不思議風味おばちゃんの陽子さん(余 貴美子)や同じく不思議な郵便屋さん(本多 力)、
農家でマーニに食材を提供する子沢山の廣川夫婦(中村靖日、池谷のぶえ)等々。
一連の作品で感じてはいたのだが、原田知世の透明感はこの役にピッタシだと思った。
前作の『東京オアシス』でも違うモードだが、その空気感は醸し出していた。
実際に彼女にお会いしたことがあったが、やはり他の女優さんにない透明感のある女優さんだった。
逆に前作『探偵はBARにいる』では大泉節が全開・大炸裂した大泉 洋の“静”の演技はなかなか見物
こんなにセリフが少ないのは彼にとってかなりのフラストレーションだったのではないかと心配するくらい(笑)
決して派手さはないし、話に起伏もない。
だけど、美味しい焼きたてのパンに集まった誰もが微笑を浮かべる。
そしてそれは、それぞれの心の中まで温かくしてくれるのだ。
3つのそれぞれに違った過去を持つ人たちの、カフェマーニで過ごす時間は、
過去の固まった悲しみや苦しみを癒していく。
人ってやっぱり食べることは大事なことで、美味しい物を食べると少なからず幸せを感じる。
そこに分かち合う心さえあれば、心に仕舞った荷物をほどくことも、
決して難しいことではないのかもしれない。
パンやスープ等の料理を中心としての観せ方は、光石 研が出演していることで、
『めがね』や『マザーウォーター』などの一連の映画も思い出したりしたが、
四季折々に北の大地の移り変わりが変化をもたらしていたことは間違いない。
キタキツネやうさぎなどは出てこなかったけど、その代わりに仔羊が飼われていたが(笑)
新雪の上に仰向けに倒れるりえ(原田知世)の姿を観ていると、
『私をスキーに連れてって』あたりを懐かしく思い出したりして~
あがた森魚さんも、すっかり毒気が抜けちゃって良いお爺様。
カバンの中身はアレだったんだ~。
(^◇^)
こういった一服の清涼剤のような映画、良いですよね。
全くイメージできなかったけど、ステキでした。
原田さんにお会いになった事があるんですね!
『私をスキーに連れてって』いや『時をかける少女』の頃から
全く変わっていない気がして、羨ましい限り。
>ホント、素敵でしたね♪
そうですね^^
>あがた森魚さんも、すっかり毒気が抜けちゃって良いお爺様。
確かに(笑)
でも何だかナチュラルでした!
>カバンの中身はアレだったんだ~。
以外でしたね、あれ(笑)
でも彼はそもそもアコーディオンが弾けましたからね^^
>こういった一服の清涼剤のような映画、良いですよね。
なんだかホッとしますよね~
みんなで美味しいパンを食べながら観たいです(笑)
>一呼吸おいて、一言ボソッと話す大泉さんは
全くイメージできなかったけど、ステキでした。
彼も通常“動”ですが、今回は全く“静”でしたね!
>原田さんにお会いになった事があるんですね!
はい、一度だけ^^
>『私をスキーに連れてって』いや『時をかける少女』の頃から
全く変わっていない気がして、羨ましい限り。
本当にナチュラルな演技ですが、
彼女の作品履歴にはメッセージ性の強いものも。
昨年亡くなった芳雄ちゃんと共演された、
『父と暮らせば』もその1本です。
大泉洋がおとなしいなんて
撮影中ず~~~tっと
すんげ~フラストレーションたまってたんちゃうかって心配しながらの鑑賞。(爆)
でも実はいちばん好きな大泉洋がいたような気がします。
そんないっつもテンション高く
無意味にはしゃいだり、かっこつけたり
するわけやないですからね。
彼もまた自然体だったんじゃないでしょうか?
役を演じるというよりは
こういう場所でカフェやるとしたら
こんな風に暮らしたいな~が
そのまま画面に映ってるような。
食べ物も、景色も、
そこに住むひとも
何一つ欠けちゃいけない「仲間」で
それがマーニの空間を作ってる。
こころがほっこりする作品でした・・・。
で、
cyazさんは、嫁さんにとっての
太陽かな?月かな?
(また抽象的なしつもんやな~・・・)
>大泉洋がおとなしいなんて撮影中ず~~~っとすんげ~フラストレーションたまってたんちゃうかって心配しながらの鑑賞。(爆)
やっぱ、そうですよね(笑)?!
借りてきた猫かって感じで(笑)
>でも実はいちばん好きな大泉洋がいたような気がします。
付き合ったことがないからわからないですが、
多分、自然体はこの映画のようではないと想像します。
シャイだから、本当の自分を観られたくないから、
いつもしゃべっておどけているのだと(笑)
>こういう場所でカフェやるとしたらこんな風に暮らしたいな~がそのまま画面に映ってるような。
でも、意外に北海道人じゃなかったような(笑)
あれ、浪花の方でもとおるかも(爆)
>こころがほっこりする作品でした・・・。
そこは、同感。 プラスお腹の空く作品でした!
>cyazさんは、嫁さんにとっての太陽かな?月かな?
もちろん、コスモスです^^
TBありがとうございました。
大泉さん、物静かでしたね~
でも素敵な旦那さんでした♪
水曜どうでしょうなどの彼のネタとかぶるので・・・こんな人と結婚したいと思っても・・私も笑いのネタを思い浮かべてしまいますので、ご本人もうずうずしていたかもしれませんね(^^;
私はこれを見たあと、かぼちゃのポタージュを作りましたよ。
パンは近所の天然酵母のパンですけど。
美味しい御飯を美味しくを食べることは幸せなことだと思いました。
>水曜どうでしょうなどの彼のネタとかぶるので・・・
確かに(笑) そもそもがあのキャラでけん引しているので、
こういった静の役どころは違和感もありますが、
だからこそできる良いギャップなのかも。
>私はこれを見たあと、かぼちゃのポタージュを作りましたよ。
パンは近所の天然酵母のパンですけど。
なるほど^^
僕はこの映画を観た後、クラムチャウダー飲みました。
>美味しい御飯を美味しくを食べることは幸せなことだと思いました。
本当にそのとおりですね^^