□作品オフィシャルサイト 「愛に乱暴」
□監督 森ガキ侑大
□脚本 森ガキ侑大、山﨑佐保子、鈴木史子
□原作 吉田修一
□キャスト 江口のりこ、小泉孝太郎、風吹ジュン、馬場ふみか
■鑑賞日 8月30日(金)
■劇場 109シネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
原作は未読。
吉田修一原作の映画化作品では『パレード』・『悪人』・『横道世之介』は観た。
この映画は最近注目している江口のりこが主演するので観たいと思っていた。
初瀬桃子(江口のりこ)は夫・真守(小泉孝太郎)とともに、真守の実家の敷地内に建つ
離れで暮らしている。桃子は義母・照子(風吹ジュン)から受ける微々たるストレスや、
愛猫の行方不明、後に気付く夫の浮気で、日常が少しずつ乱れはじめるという内容。
嫁姑問題、夫の浮気、ご近所問題等、よくあるテーマだけど、
そこに準じて少しずつ色んな問題が増幅していく。
ただ、桃子は問題が増えていくことで異常とも思える行動が出始める。
期待感が大き過ぎて、何が言いたいのかよくわからない映画だった。
桃子の普通な部分と異常な部分が交錯して、非日常的な世界についていくことが
出来なくて、何ともこれは後味の悪い映画だったなぁ。
江口のりこが主演だったから成り立った映画だった・・・かも。
そうそうスクリーンに映し出される映像のサイズが縦長だったり横長だったり、
あれは何の効果を狙ったものなのだろうか?