
□作品オフィシャルサイト 「インスタント沼」
□監督・脚本 三木聡
□キャスト 麻生久美子、風間杜夫、加瀬 亮、松坂慶子、相田翔子、笹野高史、ふせえり、白石美帆、松岡俊介、温水洋一、宮藤官九郎、渡辺 哲、村松利史、松重 豊、森下能幸、岩松 了
■鑑賞日 6月5日(金)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
何だか大人が子供部屋にあるおもちゃ箱をひっくり返して、中から出て来た玩具に懐かしさを覚えた作品でしたね。
前作の『転々』とはカラーが違い、むしろそのノリは「時効警察」の類。 でも、小ネタは満載でした~
主人公「沈丁花ハナメ」には今やどの監督も使ってみたいという女優麻生久美子。 ついこの間観たばかりの『おと・な・り』を観たばかり。 そして成り行き上、色々付き合うハメになってしまう、とさかを激しくおっ立てたパンクロッカーのガスに加瀬 亮。 これまた『重力ピエロ』も観たばかり。 しかしながら、両者とも前作とは異なるキャラで、こんな近いタームで公開されていいのだろうか(笑)
ハナメが雑誌社の編集長をクビになり、そこから始まるじり貧生活とドロ沼。 ここから一部を巻き込みドタバタ喜劇が始まる(笑)
荷物の整理をしていたときに昔母親翠(松坂慶子)が父親宛に出し、戻って来た手紙を発見。 その母親は「河童」を捕まえようとして溺れて意識不明のまま入院。 カナメは真相究明(笑)のため父親を探しに出かける。
この父親、名前を「沈丁花ノブロウ」(風間杜夫)と言い、“電球商会”という胡散臭い骨董屋をしていた。 腑に落ちないまでもハナメはノブロウに感化されていく。
そういえば、風間杜夫と松坂慶子の直接対決(笑)はなかったものの、この二人と言えば、あの名作『蒲田行進曲』の銀ちゃん&小夏コンビ。 こりゃ~懐かしい。 階段オチはなかったけど(笑)、なんならヤスの平田満もチョイで出しておけば良かったのに(サービスカットで)
しかしあのノブロウの怪しい頭はズラだったんだろうか(笑)
でも、その胡散臭いノブロウと接するようになってハナメは元気を取り戻して行くし、前向きにもなっていく。
“テンションが上がらないときは水道の蛇口をひねれ!” これは蓋し名言
蛇口を開き水が溢れるまでに戻る。 あれ、ジュースでも食事でも面白いかもしれない。 うちだったら洗面台VSジュースは隣りの99shopだな。 バスタブVSメシ屋はそのすぐそばの中華屋かステーキ屋(笑)
それにしても、ノブロウが骨董屋を廃業するとき、ハナメに100万円で売った古い蔵の鍵がこの映画のオチに起因するのだが、インスタントラーメンや電子レンジでチンものはたくさんあるけれど、あれが“沼の素”って(笑) しかもあの登り竜、妙にリアルじゃなかったですか~
ツタンカーメンの結婚占いもどこかで見た記憶があるし、随所に色んな仕掛けがしてあったけど、冒頭に父親からもらった想い出の品を池に投げ入れる中のひとつに黒猫の招き猫があって、それが沼に沈んでいくとき、上げた手の指が沈みこむ瞬間はターミネーター張り、これにはウケた。 これって上映中のT4を意識
麻生久美子チャンは体張りまくりで頑張って、加瀬クンは珍しくハイテンション。 三木組常連さんに、クドカンや伊吹吾朗さんまで。 いや~幅広い。
そういえばガス、ちっともパンクロックシーンはなかったなぁ(笑)
あのハナミの宝だったいい角度に曲がった錆びた釘。 それを美しいといったのはノブロウで、それを気に入って買って行った客が石井聰互監督というのは何絡み(笑)
最後にハナミがガスの会社でアルバイトするのだが、あのパンクなガスの苗字が「賀須(この字だったか自信がないが)」で本業が電気工事業だったなんて(笑)
やはり一番ノリの良かったのは、麻生久美子チャンとふせえりさんの絡み。 これ最高 ただ残念だったのは笹野高史さんの使い方かなぁ・・・。
あと、あのしおしお(少々?)ミロはちょっと試してみるかな(笑) ん、ミロないから毎朝飲んでる黒豆ココアでやってみようかなぁ(爆)
あと、岩松さんのラケットとか、超ツボでした(笑)
麻生さんと加瀬くんは売れっ子で、同時期に色んな映画が公開になっているのに
全然カラーが違って面白いですよね~。
この作品を観て、今やっと”時効警察”を観始めました。こちらも楽しいですね^^
というわけで、TBさせていただきます。
>あの風間杜夫さんの頭は前髪を剃って(笑)ズラをかぶったみたいです^^
なるほど^^ やっぱりそうでしたか(笑)
>あと、岩松さんのラケットとか、超ツボでした(笑)
ですね(笑)
>麻生さんと加瀬くんは売れっ子で、同時期に色んな映画が公開になっているのに全然カラーが違って面白いですよね~。
今日も『ミラクルウルトララブストーリー』で麻生久美子ちゃんを観て来ました!
今晩は☆彡ご無沙汰してます!
無駄にテンションの高い映画を作りたかったと
言うのが今回の三木監督の狙いだったそうです。
麻生久美子さんの超弾け方はなかなか良かったですね。蛇口のお話しは三木監督の実体験だそうで。
他にも色々体験したことを取り入れているとか。
ということで、三木監督インタビューをリンクして
いますので、ご覧下さいませ!
TBさせて頂きました。宜しくです。
>無駄にテンションの高い映画を作りたかったと言うのが今回の三木監督の狙いだったそうです。
なるほど^^
>麻生久美子さんの超弾け方はなかなか良かったですね。蛇口のお話しは三木監督の実体験だそうで。
ほうほう、実体験だったんですか(笑)
>他にも色々体験したことを取り入れているとか。
ということで、三木監督インタビューをリンクして
いますので、ご覧下さいませ!
ありがとうございます^^
参考にさせて戴きます!
まったく同じでした
もしかして
同日同時刻
同じ映画館で見ていたかもしてませんね
麻生さんが出演されている
「ウルトラミラクルラブストーリー」も
面白そうじゃありませんか?
>最近ご覧になった映画まったく同じでした
もしかして同日同時刻同じ映画館で見ていたかもしてませんね
あら、そうでしたね^^
もしかしたら隣りの席だったりして(笑)
>麻生さんが出演されている「ウルトラミラクルラブストーリー」も面白そうじゃありませんか?
それは観ました!
僕的には最近の彼女出演の映画ではやはり『おと・な・り』が良かったですね^^
cyazさんも「おと・な・り」が1番なんですね。
それはさておき、この「インスタント沼」の麻生さんは本当に楽しそうに作品に関わっているように見えますよね。
三木 聡監督の作品には、私もいつも楽しませてもらっていますが、今回も三木作品の常連俳優さんたちも総出演で、いつもの世界を繰り広げているので安心しました。
>麻生久美子さん主演の作品が続けて3本公開されましたが、私は「おと・な・り」が1番、そしてこの「インスタント沼」が2番目に好きです。 cyazさんも「おと・な・り」が1番なんですね。
なんか、ああいうお隣同士ってふとしたら~、なんて思いながら(笑)
>「インスタント沼」の麻生さんは本当に楽しそうに作品に関わっているように見えますよね。 三木 聡監督の作品には、私もいつも楽しませてもらっていますが、今回も三木作品の常連俳優さんたちも総出演で、いつもの世界を繰り広げているので安心しました。
結構、きびしい状況に追い込まれていたようですが、映画では楽しく演じる彼女が映し出されていました^^
麻生久美子への愛情を感じましたよ(笑)
きっと三木監督の中にある笑いを一番表してくれる人なんでしょうね。
>前作の『転々』で三木監督も一皮向けたか?と思ったのですが、やっぱり三木監督は三木監督でした。
ですよね(笑)
>麻生久美子への愛情を感じましたよ(笑)
きっと三木監督の中にある笑いを一番表してくれる人なんでしょうね
もしかしたら三木監督のシュールな笑いと求める笑いを、彼女が自然に出してくれるからでしょうかねぇ(笑)?!