新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

都知事選、小池百合子を支援すれば自民党にとっては「疫病神」となろう

2024年05月29日 11時16分54秒 | 都知事選

昨夜は18時から頼まれていた会議に出席し、終了時点では強風と大雨に見舞われてしまった。
 
久しぶりに傘も役に立たないほどの台風並みの中を濡れネズミのように21時ころ帰宅した。
 
おそらく明日の朝の情報番組は各地の混乱ぶりを若い局アナ連中を総動員して実況するのだろうと予測しながら朝を迎えた。
 
 
まさに今朝は「台風一過」のような晴天になったが、予想通りに民放テレビ各局のニュースは台風並みの大雨情報一色で、国会でもっと大切なことが決められたというニュースは皆無であった。

国の指示権を拡大する法案が可決 衆院総務委、野党は反対
 

 


 
どうやら多くの都民ならずとも国民の関心は「緑の女帝」の行く末かもしれない。
 
小池百合子氏の大誤算。蓮舫議員の都知事選「電撃出馬」が炙り出した“自民党返りの変節”と“政治生命の危機”
 

■立憲民主党・蓮舫議員が東京都知事選へ出馬…小池知事の大誤算
「1日で空気が変わる」というのはこういうことを言うのだろうか。立憲民主党の蓮舫参院議員が27日、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明した。立憲の党内や支持者だけでなく、「反自民」の立場ながら普段は立憲のことも腐しているような層まで含め、ネット上などでは軒並み歓迎の声があふれている。野党側からみるとこの空気感は、2017年に枝野幸男氏が立憲民主党を結党したことに、有権者から「ありがとう!」という声があふれた、あの時に似ているようにも思う。
都知事選で現職が敗北した例はない。前回(2020年)の都知事選で歴代2位の366万票をたたき出した小池氏の「壁」が相当に厚いことは、今も変わりはないだろう。それでも、立憲の「党の顔」である蓮舫氏が、そのリスクを承知で高い「壁」に挑む姿に「非自民」勢力は心を打たれ、わいている。
しかし、筆者が今つくづく思うのは「蓮舫氏出馬」以上に「小池知事の政局勘の衰え」だ。その時々で勢いのある権力者にぴったりと寄り添い、自らの「野望」を次々とかなえてきた小池氏が、70歳を超えて政治家人生の集大成を迎えようという時に、自らの置かれた環境を読み誤り、苦境に追い込まれている。政治の世界の無常を感じざるを得ない。
小池氏の足取りを振り返ってみたい。
■小沢一郎の側近、郵政選挙「刺客」の過去も
蓮舫氏同様、テレビの世界でキャスターとして身を立てた小池氏は1992年、後に首相となる細川護熙氏が結党した日本新党に参加した。
同年の参院選で同党の比例名簿2位で初当選すると、翌93年衆院選で衆院兵庫2区からくら替え立候補し当選。自民党が下野し細川連立政権が発足すると、細川氏の側近として頭角を現した。
さらに翌94年に細川政権が崩壊し、同年に日本新党など細川連立政権の各党によって新進党が結党されると、事実上の同党リーダーだった小沢一郎氏の側近となった。
97年の新進党解党に伴い、紆余曲折を経て2002年には自民党に入党。人気絶頂だった小泉純一郎首相のもとで環境相を務めるなどキャリアを積み、05年の郵政選挙では郵政反対派議員への「刺客」として、選挙区を兵庫から東京にくら替えして臨み、大きな注目を浴びた。
■自民への“反旗”としての都知事は「避難先」に過ぎず
細川氏、小沢氏、小泉氏という、その時々の有力政治家のそばを渡り歩いてのし上がった小池氏だが、その後自民党の下野と政権復帰を経て、安倍晋三元首相が長期政権を築くなかでは不遇の状態が続いた。すると小池氏は2016年、党に反旗を翻す形で東京都知事選に立候補。ブームを起こして女性初の都知事に就任した。いったん国政から距離を置くことで、自らの政治的延命を図ったのだ。
小池氏の支持の源泉は、女性からの期待もさることながら、大きかったのは「自民党との対決」姿勢だった。自民党的体質を持ちながら、自民党批判票を取り込み人気を博すという点で、かつての小沢氏や小泉氏との共通項を見いだすこともできる。
しかし、小池氏にとって都知事の椅子は、自分を省みない安倍政権からの一時的な「避難先」に過ぎない。おそらくかなり早い段階で、都知事の仕事に飽きたのではないか。
■衆院選出馬を見送り“排除”発言で失敗した「希望の党」騒動
小池氏は都知事になる前の2008年、自民党総裁選に出馬して麻生太郎氏らと戦った。政治家としての自らのゴールを「女性初の首相」に置いているのは間違いないだろう。だからこそ「小池氏の国政復帰」は、ここ数年政界の大きな話題となってきた。
2017年の「希望の党騒動」は、まさに小池氏が首相を目指す動きのはずだった。野党第1党の民進党(民主党から改称)を事実上乗っ取った上で、リベラル勢力を排除した「小池氏好み」の政党に作り替えて、結党で瞬間的に支持が爆上がりした勢いのまま、政権を奪取しようとしたわけだ。
「どうせ安倍自民党が勝つ」という冷めた政界の空気を「1日で変えた」という意味では、今回の蓮舫氏出馬と似たところもある。
ところが、この策動は失敗した。小池氏自身の「排除」発言が失速の大きな原因だったのは確かだが、同時に小池氏が、なぜか自らの衆院選出馬を見送ったのも大きかったと思う。
野党第1党を木っ端みじんにするほどの大政局を仕掛けておきながら、肝心の自分は、自民党を相手に戦うリスクを取って首相の座を目指す覚悟を示さなかった。ならば一体、この「騒動」に何の意味があるのか。有権者の期待は一気に失望に変わった。
小池氏がなぜ国政転出をやめたのかは分からないが、自身にとってこれ以上ない「絶好球」をあっさり見送った小池氏は、この時点ですでに政局観が鈍り始めていたのではないか。
■「非自民」どころか「自民と共犯関係」に
自らが「排除」した議員らが結党した立憲民主党が希望の党を上回って野党第1党となり、自民党と対峙する勢力として成長するなかで、小池氏はもはや、国政復帰にあたり「非自民」のスタンスを取ることは不可能になった。当然である。自らの政治生命を一瞬で奪おうとした小池氏を、立憲が許すはずもないからだ。いきおい小池氏は、国政復帰には自民党の力を借りざるを得ない。
一方の自民党も、裏金事件で国民の支持を大きく失うなかで、東京の選挙での不戦敗を避けるため、知名度のある小池氏と連携して「勝ち」を印象づけたい。
小池氏と自民党の間にそんな「共犯関係」が生まれるのは必定だった。それを白日のもとにさらしたのが、今年4月の衆院東京15区補選だ。もっとも、自民党の支持を得るかどうかで陣営は混乱。補選では立憲の新人候補が圧勝し、小池氏が推した候補は5位に沈んだ。
小池氏は「自民党の力をうまく利用する」気でいたのだろうが、逆に自身が「自民党と同じ」とみなされる立場になった。自民党を「悪役」とすることで力を得てきたのに、国政で自民党と鋭く対峙する「立憲の顔」が自らの対抗馬となったことで、小池氏は実際に自民党の支援を受けるか否かにかかわらず「自民党側の候補」と位置づけられることになる。実際、蓮舫氏は27日の出馬会見で「政治とカネの自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする」「変節して自民党返りをしている小池さんでは改革はできない」と述べ、小池氏の「自民党色」を強く印象づけた。
■潮目を読めなかった小池百合子の大誤算
小池氏は政治の潮目の変化を読み誤った、と思う。都知事選は現職圧倒的有利の選挙であり、現時点では小池氏の優勢が大きく揺らいでいるとは考えづらいが、どう転んでも小池氏の政治的影響力は、この都知事選によってかなり削がれるのではないか。

小池氏は29日の都議会定例会の開会日で出馬表明を行うとされていたが、この日の表明は見送る方向との報道もある。まずは小池氏が都知事選について何を、どう語るのかを注視したい。

  


  

「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする先頭に立つ」
 会見場の立憲民主党本部に詰めかけた100人以上の報道陣を前に、そう語ったのは蓮舫参院議員だ。27日、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明。8年間の小池都政と裏金自民への批判を展開した上で「反自民党、非小池都政。この姿勢で臨みたい」とハッキリと言い切った。
 これで、都知事選は29日の都議会開会日に出馬を表明する見込みの女帝・小池知事と、蓮舫による「女の戦い」となる。小池の3選が確実視されていたが、一気に注目度は上昇。X(旧ツイッター)では〈蓮舫都知事〉〈蓮舫出馬〉といった関連ワードがトレンド入り。出馬には賛否両論あるとはいえ、〈ぜひ、頑張って欲しい!〉〈自民党に屈しないでやってくれそう!〉といった好意的な意見が散見される。多くの都民が期待を抱き、興奮している様子が見て取れる。今回の出馬は本人だけでなく、立憲と支援に回る共産党にとっても相当、期するものがあったようだ。
「立憲は4月の衆院3補欠選挙で全勝し、勢いは十分。さらに、26日投開票の静岡県知事選でも立憲と国民民主党の推薦候補が勝利し、同日の東京・目黒区の都議補欠選挙でも立憲候補がトップ当選を果たした。連戦連勝の中、『天王山』の都知事選で中途半端な候補は立てられない。共産党と市民団体からの『ぜひ女性候補を』との要請もあり、立憲は中でも知名度バツグン、東京選出の蓮舫を擁立することで、本気度を示したのです」(立憲関係者)
■本気で「女帝陥落」を狙う
 一般的に、首長選では現職が圧倒的に優位。新人の勝利は難しい。しかも、相手は「機を見るに敏」と評され、何かと目立つ小池である。前回2020年の都知事選で366万票を獲得し、圧勝した相手ならなおさらで、勝ち切るのは簡単ではない。普通ならなかなか手を挙げられないものだ。それでも、蓮舫と立憲、共産は勝負をかけたということだ。本気で「女帝陥落」を狙って彼女を担ぎ上げたわけである。
 この決断の意味はとてつもなく大きい。もし、有力な対抗馬がいなければ女帝は3選確実。公約無視、再燃する学歴詐称疑惑を争点に、有権者が審判を下す選挙にはならなかったからだ。
 振り返ってみれば、小池都政の8年間は「負のレガシー」だらけだ。初当選した16年知事選で公約に掲げた「7つのゼロ」のうち、実現したのはペット殺処分ゼロだけ。待機児童や介護離職、満員電車などは、ちっとも「ゼロ」に近づかない。「いったん立ち止まって考える」と宣言した旧築地市場の移転問題も結局、2年遅れで予定通り豊洲に移転。市場関係者を混乱に陥れた。学歴詐称疑惑にしても、学業の実態は一切語らず、説明から逃げ続けている。
 コロナ禍で目についたのは「NO!! 3密」「8時にはみんなかえる」などと記されたフリップをやたらと掲げた言葉遊びばかり。とにかく、自分を良く見せることに長け、パフォーマンスを繰り返してきたのが小池だ。
 蓮舫出馬により、そんな小池都政の信を問うチャンスが訪れたのだ。“無風”とみられた首都決戦は、重大な意味を持つ選挙に格上げされたのである。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。
「蓮舫氏の出馬は歓迎すべきことです。前回知事選では、反小池票の受け皿となる候補が複数立ち、分散してしまった側面があります。しかし、蓮舫氏ほどの有名な政治家であれば、反小池の大きな受け皿となるでしょう。また、女性の社会進出が叫ばれる中、日本を代表する女性政治家2人が選挙を争うことは、古い男社会からの転換を印象付ける点で意義深い。小池知事は多様性を意味する『ダイバーシティー』をよく口にしますが、そういう意味では台湾にルーツを持つ蓮舫氏の出馬は大きな意味がある。蓮舫氏なら、より多様性を重視した政策を打ち出せると思います。古びてしまった小池都政をリセットするきっかけとなるでしょう」
■盗人集団に手を貸す女帝は裏金自民と同類
 首都決戦で問われるのは、小池都政の是非だけではない。もうひとつの大テーマは、都内の有権者が反省ゼロの裏金政党にとどめを刺せるか否かだ。
 今回、裏金事件でボロボロの自民は独自候補の擁立を断念。衆院3補選で全敗したほか、静岡県知事選、目黒区の都議補選も敗北。この間、「大型連敗」を喫している。
 この惨状の中、都知事選で候補を立てて、また負ければ目も当てられない。
 そんな最悪事態を避けるため、かしずいた相手が女帝だ。今回は小池支援に回り、事実上の相乗り。他力本願で「勝ち」を拾う魂胆である。
 つまり、小池のバックには裏金自民がドンと横たわっているのだが、チョット待て。8年前の知事選で小池は何を訴えていたか。都議会自民を「しがらみ政治」「伏魔殿」「ブラックボックス」とこき下ろし、古い“ドン政治”と戦う姿勢を示すことで選挙を劇場化。圧倒的な支持を得て、初当選を果たしたのではなかったか。
 それが今じゃどうだ。あれほど厳しかった自民批判は8年の間に雲散霧消。すっかり裏金自民に肩入れし、昨年末の江東区長選では小池率いる「都民ファーストの会」と自民は相乗りだった。年明けに実施された萩生田前政調会長の“お膝元”の八王子市長選では自民候補を応援。いずれも勝利に導き、敵対していたはずの自民に手を貸しただけでなく、裏金2728万円で大逆風の萩生田に大恩を売ることに成功した。
 それもこれも、都知事選で自民の支援をもらいたいからだろう。3選を確実なものにするなら何でもやる。かつての敵にも平気で寝返る。文字通り“自分ファースト”で盗人集団を援助し、結果的に生き永らえさせているわけだ。
■極めて難しい選挙を強いられる
 日刊ゲンダイのリレーインタビュー「小池百合子と学歴詐称」で、元側近の小島敏郎氏は興味深いことを言っていた。前回20年知事選に際し、小池は自公の推薦獲得を模索。反対した小島氏に対し、小池は「改革は終わったのよ」と言い放ったというのだ。この言葉は、裏金事件の当事者である自民の政治改革に消極的な姿勢とピタリと重なる。考えてみれば、小池もかつては自民に籍を置いていた政治家。裏金自民と根っこの部分は同じ。身も心もズブズブということだ。
 都民は、女帝の本質にキチンと目を凝らすべきである。今度の首都決戦で小池都政に終止符を打つことは、裏金自民に鉄槌を下すのとイコールだと自覚した方がいい。
 17年の衆院選の際、「希望の党」代表だった小池から「排除」発言を引き出したジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「選挙戦では、基本的に現職の小池知事が優位に立つことが予想されます。しかし、ネックとなるのは裏金自民の支援です。仮に自民党議員が応援に入れば、確実に票を減らすでしょう。とはいえ、『表に出るな』と排除しようものなら、彼らはヘソを曲げて支援に動かなくなるに違いない。小池知事は極めて難しい選挙を強いられると思います。一方、蓮舫氏は、かつて対立していた自民と小池知事が接近している点や、過去に環境大臣を務めたのに神宮外苑の再開発で樹木伐採を進めている点など、小池知事のあらゆる二枚舌を追及するとみられます。小池知事と裏金自民の蜜月ぶりが可視化されれば、蓮舫勝利の可能性はあるでしょう」
 首都決戦は追い詰められた女帝と裏金自民に「NO」を突きつける絶好のチャンス。都民の判断に全国民が興味津々だ。


 

 

 

 
 
今から17年前にオジサンはある週刊誌にこんな投稿をしたことがある。
 

小池百合子新防衛相の「疫病神」振りに期待
15年前に日本新党から初立候補した後の小池防衛相。
 翌年には衆院選に鞍替えして初当選。1994年には小沢一郎率いる新進党に合流した。98年には自由党、
 2000年には保守党へ、そして02年には自民党に入るという華麗な経歴の持ち主である。
 しかし、彼女が所属した政党はことごとく消滅しており、今度は自民党の番である。
 小池百合子の「疫病神」振りを期待したい。


 
小池百合子が都知事3選を本気で狙うなら自民党の支持なくしては難しくなり、そうなれば、蓮舫の格好の批判対象となり、小池百合子が破れ、自民党のイメージがさらに悪くなることが予想されるので、改めて「小池百合子の「疫病神」振りを期待したい」とオジサンは思う。     
 
 
【付録】  
 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 税優遇に還流という情けない... | トップ | 漠然とした危機感と躁的躍動... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

都知事選」カテゴリの最新記事