新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

崩壊のカウンドダウンが開始された呪われた五輪

2021年07月20日 11時54分11秒 | 東京五輪疑惑

存在感の全くない内閣NO.2のこの男は時折ハチャメチャな暴言を繰り広げ、メディア受けを狙っていた。
 
しかし、開会式まであと3日となった頃、改めてコヤツの先見性に驚くばかり。
 
昨年3月、五輪の1年延期が決まる前の3月18日、麻生太郎財務相は参院財政金融委員会で「呪われたオリンピック」と発言し、「40年ごとに問題が起きた」と得意げに自説を展開していたことを思い出した。
 
麻生氏『呪われた五輪』 『40年ごとに問題』自説展開」 
 
確かに、1940年冬の札幌五輪と同年夏の東京五輪は日中戦争のために返上。
 
80年のモスクワ五輪では西側諸国が旧ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議しボイコットした。
 
その40年後が2020年の東京五輪なのだが、中止にしなかったツケにより、文字通り呪われてた五輪となりつつある。

      
           【毎日新聞より】
 
始まりは15年の「呪われた新国立競技場」建設問題であった。
 
多くの専門家からは改修工事で十分対応できると指摘されながら新規開発に踏み切り、周辺の老朽アパート住民やホームレスらを排除して工事が行われた。
 
その前にザハ・ハディド氏のデザインが採用されたが、多大な工費がかかることに批判が高まり白紙撤回を余儀なくされた。
 
同年は「呪われたエンブレム」もあり、最初に採用された佐野研二郎のデザイン盗用疑惑で白紙撤回となった。
 
開催季節をIOCの強引さに負け真夏開催にしたため、多くの批判が殺到し、前代未聞のマラソンコースが北海道に変更された。
 
揚げ句の果てに、新型コロナのパンデミックのせいで延期が決定したにもかかわらず、その後も東京オリンピック委員会の森喜朗会長が性差別発言で、開会式と閉会式のクリエーティブディレクターを務めた佐々木宏が女性タレントを卑下するような発言で、ともに辞任するなどゴタゴタは続いた。
 
そして極めつけは、開会式直前になってのこのゴタゴタでああった。
小山田さん、組織委に辞任申し出 『配慮に欠けていた』


 
そもそも組織委員会は体育会系の旧態依然とした、頭で考えない体質であり今回の「配慮に欠けていた」発言」からも読み取れる。
 
さらには実行不可能な「プレーブック」を机上で考え作文したことにより、いざ実践のばになってその綻びが露呈。
 
五輪関係者「15分外出OK」謎ルール 政府が撤回要求
 
   
昨日は、視点を変えて「原点に立ち返れ、JOCオフィシャルパートナーの在京メディア」とつぶやいたが、「ワールドワイドオリンピックパートナー」という150億円ほどの資金提供している2つの大企業が正反対の対応をした。
 
トヨタ、五輪CM放映せず 社長らの開会式出席も見送り」 

国内の一流企業は国民の民意の動向に敏感であり、企業イメージを大切にすることは当然であろう。
 
いっぽう、米国外資系の、「ワールドワイドオリンピックパートナー」のコカ・コーラはとんでもないことをしようとしていた。

『持ち込み飲料はコカ・コーラ社』 学校観戦で通知、苦情殺到」 
 

23日に開幕する東京オリンピックで、地元の小中学生限定でサッカーを観戦する茨城県鹿嶋市の市立学校が、会場であるカシマスタジアムに持ち込む飲み物について「コカ・コーラ社製の飲料でお願いします」と保護者に通知していたことが判明した。市教育委員会は大会組織委員会の意向を受けた文書と説明しているものの、市には苦情が殺到している。
市教委によると、市立学校のうち1校が15日付で「(持ち込む)飲料はペットボトルの場合、コカ・コーラ社製の飲料でお願いします」とする文書を配布した。9日に組織委が会場を視察した際、担当者が各校の教職員に「コカ・コーラ社製以外のペットボトルは持ち込み禁止で、それ以外はラベルをはがして」と発言したのを受けた通知という。
 文書はツイッター上などで拡散し、市に苦情が殺到した。市教委は「誤解のある表現だった」としている。市教委は学校にラベルをはがすことのみ求めていたという。

 
コカ・コーラ社は、全国の聖火リレーの先頭を大型街宣車で音響入りの騒音を発しながら走っていたが、苦情も多く、五輪の宣伝ではなく自社製品の宣伝に余念がなかった企業である。
 
オジサンの少年時代はコカ・コーラは糖質が高くカフェインが入っているのであまり飲むものではないと教えられていた。
 
ましてや、夏場の喉の渇きを潤すコカ・コーラは小中学生にも勧められない。
 
ちなみにコカ・コーラ社製の飲料」とはどんなものがあるのか。
 
確かに「ブランド一覧」には、コカ・コーラ以外の飲料水やアルコール飲料も製造販売しているらしい。
 
もっとも、綾鷹のようなお茶類もあり必ずしも「コカ・コーラ」を飲めとは言っていないようである。
 
しかし、「看板に偽り?」という怪しげな飲料もある。
 
ファンタ レモン マルチビタミン1日分」という飲料は、あたかもこれ1本のめば1日分のビタミンを摂取できるかのような錯覚を与える。
 
原材料・栄養成分・その他を見てみると、こんな風に記述されたいた。
 
原材料名 : 果糖ぶどう糖液糖、レモン果汁/ 炭酸、V.C、香料、酸味料、着色料(紅花黄、カロチン)、パントテン酸Ca、ナイアシンV.B6
 
わずか3種類を「マルチ」と表示することは決して違反ではないのだが、常識的に考えても「ビタミン1日分」のサプリメントなどは、ある製薬会社の「マルチビタミン ミネラル 必須アミノ酸」というサプリメントには含まれているビタミンがこう記載されている。
 
ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ナイアシン
  
これだけ入っていれば「マルチビタミン」といえるのだが、コカ・コーラ社のマルチビタミンとは、「V.C、ナイアシン、V.B6」のわずか3種類であった。
 
こんな製品を販売している企業が「ワールドワイドオリンピックパートナー」となっている五輪は、すでにその化けの皮がはがれかかっており海外メディアもこう指摘していた。
 
『おもてなし』が外国人警戒に 米紙、完全な失敗と東京五輪論評」 
  
 
やること成すことがこの時期になってすべて裏目となりもはや、「呪われた五輪」は坂道を転がり始めた、とオジサンは思う。 
   

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