冬場の喉のイガイガ予防や既に喉がいがらっぽくなっている方には、カリン飴。市販品もありますが、まずは自家製に挑戦するのもいい。
HP「神奈川県農業技術センター」にカリン飴の作り方が紹介されています。写真付きレシピに併記してある「作り方のアドバイス」が恐ろしく懇切丁寧で、失敗のしようがないほどです。
作り方(カリン1㎏、水2リットル、砂糖1.5㎏)の流れは
①カリンを水洗いする。
②傷んだ部分や腐敗している部分を取り除き、粗く切る。
③ステンレス製の鍋にカリンと同量の水を入れて加熱する。最初は強火で、煮立ったら弱火にして、1時間くらい煮る。
④木綿の目の詰んだ布巾を二重にして、煮汁を漉しとる。
⑤漉しとった煮汁をステンレス製の鍋に入れて、砂糖を加えて焦がさないように煮詰める。
⑥攪拌しながら加熱を続け、時々煮詰め具合いを確認し、良好な煮詰め具合になったら、殺菌したガラス瓶にカリン飴を入れる。
⑦ふたを軽くして脱気殺菌する。
⑧脱気殺菌が終了したら、ふたを堅く閉め、倒立放冷する。
⑨倒立放冷が終了したら、流水で冷却し、カリン飴が冷えたら、ビンの外側の汚れを完全に洗い落とし、水を拭き取り、冷暗所に保存する。
以上がレシピです。以下が失敗しないためのアドバイスです。
▼煮汁の漉しとり
目の詰んだ木綿の布巾をストレーナーやザルの上に置き、煮汁を注ぎ、汁を漉しとります。煮汁が漉せたら、煮込んだカリンを布巾の上にのせ、布巾で包み込み、圧搾します。カリンは煮込んでも軟らかくなりませんが、揉み込んだりするとカリンのパルプが布巾の目から漏れ出てくるので、液が濁ってしまいます。手のひらで包み込みながらゆっくりと圧搾し、濁りが出そうになったら搾るのはやめて下さい。漉し液が濁ると、カリン飴も濁ってしまいます。
カリン1kgに対し水2リットルを用いると、濾し液は2リットルくらいとれます。このときの漉し液の糖度は2~3%です。
▼砂糖
砂糖は上白糖、グラニュー糖を使って下さい。透明感を出したいならば白ザラメやグラニュー糖がおすすめです。
▼煮詰め具合
漉し液に分量の砂糖を加え、焦がさないように煮詰めて下さい。加熱中に表面にアワ・アクが出てくることがありますが、アワ・アクが出てきたら、レードルですくい取って下さい。
漉し液2リットルに砂糖1.5kgを加えて煮詰め、全体で2.5kgになると糖分が65%になり、少しトロトロしてきます。さらに1.9kgくらいまで煮詰めると糖度80%になり、ゼリー状の飴になってきます。煮詰め具合はどの様な利用をするのかを考えて、決めて下さい。スプーンですくって喉に流すなら少しサラサラした感じ、口に入れて舌の上で溶かすのなら軟らかいゼリー状の飴が良いでしょう。
▼アク取りの隠し技
加熱を終了し、レンジからおろすと表面にアワ・アクが浮いて来ることがあります。このアワ・アクがビンに入ると見た目が非常に悪くなってしまいます。このアワ・アクを取るため、飴の表面にラップフィルムまたはアルミホイルをのせるとアワ・アクがついてしまい、アワ・アクのない、きれいな飴となります。
▼容器
カリン飴の保存容器としては140cc程度の広口ビンが優れものです。フタは新しいものを使って下さい。
耐圧、耐熱性のプラスチック袋も保存容器として利用できますが、長く保存するとガラスビン保存に比べて香りが悪くなってきます。
▼ビンに詰めたカリン飴の管理
冷暗所に保存することが肝要です。フタを開けなければ長期間の保存ができます。
HP「神奈川県農業技術センター」にカリン飴の作り方が紹介されています。写真付きレシピに併記してある「作り方のアドバイス」が恐ろしく懇切丁寧で、失敗のしようがないほどです。
作り方(カリン1㎏、水2リットル、砂糖1.5㎏)の流れは
①カリンを水洗いする。
②傷んだ部分や腐敗している部分を取り除き、粗く切る。
③ステンレス製の鍋にカリンと同量の水を入れて加熱する。最初は強火で、煮立ったら弱火にして、1時間くらい煮る。
④木綿の目の詰んだ布巾を二重にして、煮汁を漉しとる。
⑤漉しとった煮汁をステンレス製の鍋に入れて、砂糖を加えて焦がさないように煮詰める。
⑥攪拌しながら加熱を続け、時々煮詰め具合いを確認し、良好な煮詰め具合になったら、殺菌したガラス瓶にカリン飴を入れる。
⑦ふたを軽くして脱気殺菌する。
⑧脱気殺菌が終了したら、ふたを堅く閉め、倒立放冷する。
⑨倒立放冷が終了したら、流水で冷却し、カリン飴が冷えたら、ビンの外側の汚れを完全に洗い落とし、水を拭き取り、冷暗所に保存する。
以上がレシピです。以下が失敗しないためのアドバイスです。
▼煮汁の漉しとり
目の詰んだ木綿の布巾をストレーナーやザルの上に置き、煮汁を注ぎ、汁を漉しとります。煮汁が漉せたら、煮込んだカリンを布巾の上にのせ、布巾で包み込み、圧搾します。カリンは煮込んでも軟らかくなりませんが、揉み込んだりするとカリンのパルプが布巾の目から漏れ出てくるので、液が濁ってしまいます。手のひらで包み込みながらゆっくりと圧搾し、濁りが出そうになったら搾るのはやめて下さい。漉し液が濁ると、カリン飴も濁ってしまいます。
カリン1kgに対し水2リットルを用いると、濾し液は2リットルくらいとれます。このときの漉し液の糖度は2~3%です。
▼砂糖
砂糖は上白糖、グラニュー糖を使って下さい。透明感を出したいならば白ザラメやグラニュー糖がおすすめです。
▼煮詰め具合
漉し液に分量の砂糖を加え、焦がさないように煮詰めて下さい。加熱中に表面にアワ・アクが出てくることがありますが、アワ・アクが出てきたら、レードルですくい取って下さい。
漉し液2リットルに砂糖1.5kgを加えて煮詰め、全体で2.5kgになると糖分が65%になり、少しトロトロしてきます。さらに1.9kgくらいまで煮詰めると糖度80%になり、ゼリー状の飴になってきます。煮詰め具合はどの様な利用をするのかを考えて、決めて下さい。スプーンですくって喉に流すなら少しサラサラした感じ、口に入れて舌の上で溶かすのなら軟らかいゼリー状の飴が良いでしょう。
▼アク取りの隠し技
加熱を終了し、レンジからおろすと表面にアワ・アクが浮いて来ることがあります。このアワ・アクがビンに入ると見た目が非常に悪くなってしまいます。このアワ・アクを取るため、飴の表面にラップフィルムまたはアルミホイルをのせるとアワ・アクがついてしまい、アワ・アクのない、きれいな飴となります。
▼容器
カリン飴の保存容器としては140cc程度の広口ビンが優れものです。フタは新しいものを使って下さい。
耐圧、耐熱性のプラスチック袋も保存容器として利用できますが、長く保存するとガラスビン保存に比べて香りが悪くなってきます。
▼ビンに詰めたカリン飴の管理
冷暗所に保存することが肝要です。フタを開けなければ長期間の保存ができます。