昔、大阪に住んでいた時、風呂なし
アパートに5年住んでいた。トイレも
共同、洗濯機もたった1台を全員で
使っていた。当時はバブル経済真っ只中。
40年前でもそんなアパートに住んでいた
若者は少数派だった。
給料の少ない写真アシスタントだった
んで、そんなのは当たり前のこととして
とらえていた私は、アシスタントでいる
間はこれでも贅沢だとも考えていた。
それでも冷暖房のないアパート室内は
夏はおっそろしいほど暑く(夜でも室温
30度以上)、冬は凍える寒さで、
かなりかなりまいっていた。
そんな私の救世主が銭湯だった。
歩いて1分の場所にあった銭湯は
月2回だけお休みであとは毎日営業して
いた。しかも午前0時までだった。
そして毎日訪れていたから、0時間際でも
ご主人が快く入れてくれた。
これには今も感謝している。
お顔も覚えている。
できれば伺いたかったが、正月いきなり
変なおっさんが営業時間外に訪ねるのも
良くないんで、映像だけ撮ってきた。
アパートにお住いの方の話ではまだ営業
されているとのことなので、また来る
機会があれば、手土産もって
あんときのお礼を言いたい。
(まだご存命だろうか?)
あの銭湯がなかったら私は、、、、
どうなっていただろうか?