今年の4K状況

4Kカメラを使わずに4K映像をとるには？
誰しも同じことを考えるようでして、
先日のインタービ―でAdobeのブース
セミナーではスチルカメラで撮影した
画像を使ってアフターエフェクトで
あたかも3Dカメラで撮影したような
処理を施していました。
映像自体がスチルの連続ですから
同じ場所でずっとシャッターを切り
続ければイイだけです。スチルの職人
としましては4Kといえば、まずこの
方法をとります。

なぜこんな面倒なことをするのか？
理由は簡単、まだ4Ｋの環境が揃って
いないから。
昨年は単独で映し出せるモニターも
極々限られていましたが、ここへきて
ようやく各社から出始めました。
カメラはもっと遅れていて、国産の
一眼レフタイプでは、まだシネマRaw
を撮れるものは一機種もありません。
キヤノンからもニコンからもソニー
からも、、、、、どこも出していません。
これまた理由は簡単！
ブラックマジックのように世界標準と
なるようなRaw現像ソフトが作れない
から。スチルのRaw現像ソフトですら
満足のいくものが出来ないのですから
4ＫのシネマRawなどとてもとてもでしょ
うか～～～
それにしても4Ｋを取り巻く環境は
もっと飛躍的に変わらないといけま
せんね。