F3F4

先日いただいたカメラを見たら、ついつい
懐かしくなってカタログを引っ張り出して
きました。ニコンF3とF4のカタログですが
古いカメラカタログはこれとあと数機種し
か持っていません。仕事で参考にならない
ものが多いので、読んで見て終われば
すぐゴミ箱行き。
でもこれを残した理由はカタログの域を超
えた芸術作であることと、よく知っている方
が撮られたからですが、中のメインフォトは
8×10フィルムで撮影した一発写真だからで
もあります。
合成も修正もせず寸分の狂いもなく撮影
しているから凄い！
この原版を若かりし頃、写真家の印南さん
に見せられて衝撃を受けました。
私自身も一応、いちおうですが、スチルライフ
フォトグラファーということにしていますが
ここまで妥協のない写真を撮れるかと言うと
、、、、、、

とにかくこの頃はフラッグシップ機といえば
高級カタログをせいさくしたものですが、
中でも最も優れているカタログだと今でも
思っています。
そしてこの2機種についてはカメラ自体も
名機と言って過言でないものでした。
デジタルカメラと違っていろんなパーツを
付けて好みの形にカスタマイズできて、
抜群の精度と耐久性があり、直感的に使え
てありとあらゆる条件下で撮影を可能にし
てくれました。
特にF3は故障らしい故障にあったことがなく
安心して海外へ持って行けて50℃の温度差
をもクリア～～～～
それほど使い込んで惚れ込んだカメラでした
が、職業カメラマンである以上、ノスタル
ジックな気分に左右されてはいけないと考え
デジタル化に伴い処分しました。
そのカメラが私の手元にやってきたので
フルデジタルでそろそろフィルムを忘れて
しまいそうな時期でもあるから、ある意味
「チャンスなのかな」
と思って使うことに決めました。
もちろん今ある仕事では使えませんが、
少しアイデアが浮かんできてもいるので
何か面白いことができるのではと期待して
います。
なので楽しみが増えました(^0^)