先週土曜日からやっていた合成のメイン商品を
箱に片付けようとしたら、部品が一つ箱の隅に
おっこちてました。
「まずい!」
再撮影です。
せっかく合成して納品し終えて安心していたんですが
そのままでは使えないので、欠落していたパーツを
取り付けもう一度、同じ角度で撮影です。
トホホ、、、
昔だととっても大変な作業でしたが、今はかなり楽です。
なぜなら撮影したカメラもレンズの種類も焦点距離も
exif情報に記録されているし、物の角度等は大型モニタ
で確認が取れるので数十段楽ちんです。
こういった合成をやるたびに思い出すのは、昔の合成
作業です。フィルムでやっていたころは、それはそれは
たいへんでした。なんせ時間がかかったのです。
特に真っ先に思い出すのは、20年以上前、大阪の師匠
にアシスタントとしてついていた時、師匠が海外で撮影した
俳優のKさんのフィルム画像に別のシャツを着せかえようと
師匠は私の体を使って撮影し合成しました。もちろんデジタ
ル撮影ではないので再現がたいへんでした。私は椅子に
座って言われるがままポーズをとっていただけですが、
思えば私の写真合成の歴史はここからスタートしたのかも
しれません。その後、私は東京に出てからいろんな合成写
真を作ってきましたが、原点はKさんの代役を務めたことこ
とでしょうか。合成写真を作るたび、そのことばかりを思い
出します。
しかし、撮影は楽になったとはいえ、今は真夜中です。
いつでも出来てしまう作業なので、ついつい夜中に
まわしてしまい寝る時間が削られています。
今夜も眠れそうにありません(/_;)