人を動かすもの

最近、テレビ番組で『神の手を持つ』といわれる医師たちが取り上げられている。
その仕事振りを見ると、医師としての技もさることながら殺人的な仕事のスケジュールに驚かされる。

他人の病気を治す以前に、自分が過労で倒れてしまうのではないかと思うほどの仕事量をこなしている。

しかし、彼らの姿からは微塵も疲れを感じない。
それどころか、とても生き生きとして湧き出てくるエネルギーすら感じる。

いったい、そのエネルギーはどこから出てくるのか

それは、決して金や名誉などではないだろう。
金なんていくらあっても、彼らに使う暇はないはず。

彼らは、自分の仕事に「自分しか出来ない」という自信と誇りがあり、それに伴う「使命」を感じている。

しかし、それだけでは、あのようなエネルギーは湧いてこない

彼らにそのエネルギーを与えているのは、人を助けたいという気持ち、それに伴い助けた病人や家族からかけられた

心の底からからの感謝の言葉

であり、世の中の難病の人やその家族から

必要とされている

という実感ではないだろうか。

本当に人を突き動かす力というのは、金などの物質的なものではなく真心や感謝という純粋な人の気持ち、それにともなう自分が必要とされているという実感なのかもしれない。

選挙に投入される税金の額

現在、衆議院解散の時期などに話題が集中している。

当然、解散に伴う衆議院議員選挙がひかえているわけだ。

でも、その選挙をするにあたって、いったいいくらの税金が投入されているんだろう？
そんなことを考えたことがありますか？

私が住んでいる市では、約１０年前に市長さんが参議院議員選挙へ立候補するために任期を全うすることなく途中で辞任してしまいました。

辞任した市長さんの後釜を決めるために急きょ市長選挙が行われたわけです。

その際、私は市議会の方と話をする機会があったのですが、なんと、その市長選挙のために市では

２億数千万円

の予算を組んでいました。

これって、当然税金ですよね？

どうしてこんなに大金が必要なのかは分かりませんが、たぶん選挙ポスターを貼る公営掲示板の設置費用や投票所の借り上げ費用、開票作業に伴う職員の休日・夜間勤務手当などなどでしょう。

でも、これって市長選挙ですよ。

市の規模にもよると思いますが、狭い地域で行われる市長選挙で二億円以上の税金が消費されてしまうんですから、衆議院議員選挙や参議院議員選挙の全国規模で行われる国政選挙の場合、１回の選挙にいったいいくらの税金が使われているんでしょうか

消費税の引き上げ反対とか無駄遣いの削減などと言っている人達が解散総選挙などと言って大騒ぎしているのを見ると矛盾を感じてしまいます。

任期満了に伴う選挙なら仕方ないのかもしれませんが、突然の解散や無責任な辞任に伴う選挙で消えてしまう税金を医療設備や福祉に充てることが出来たら助かる人も大勢いると思うのは私だけでしょうか