自分フィルター

いつもの生活の中で見ている何気ない景色。

何気ない生活の中にも小さな感動はある。


そんな小さな感動を見過ごさずにカメラを向けてみる。


それは、カメラのレンズではなく、自分というフィルターを通して見る身近な世界の記録。

雨上がりの宝石

雨上がりの夕方、自宅前の森の朴葉の上に宝石のような雨のしずくがそっと置かれていた。

秘境のような場所へ行かなくても、家の周辺や身の回りに小さな美しいものはたくさんある。

ただ、普段の生活に追われてつい見逃しているだけだった。

そんなところでも・・・

見かけは、か弱い草花だけど、美しく生きようとする強さを感じる。

どんな境遇に置かれても、腐らず、けなげに自分の使命を精一杯に果たしている。

ピンボケ

今日、昼飯を食べに小さな漁港の食堂に立ち寄った。
近くの砂浜に朝顔のようなピンクの花が一面に咲いていたので携帯カメラでパチリ

ピントがあった写真よりもピンボケ写真の方が気に入ってしまったので、この写真を採用。

でも・・・気になります

最近、携帯電話を買い換えた。
　　　　　
http://blog.goo.ne.jp/critter-country/e/fd972f47a03a4461b4c357ccfdb36046

最近の携帯電話は、自動的にニュースや天気予報、星座占いなんかを受信して待ち受け画面に表示されている。

今まで、星座占いとかは気にしないようにしていた。

確かに、大きなバイオリズムのような運気の流れみたいなものはあるのかも知れないが、同じ星座とか同じ西暦生まれの人達が一斉に同じような人生になるわけないジャン

１番分かりやすいサンプルが、家の女房と女房の友達。
この二人は、血液型も誕生日も全く一緒なのに、性格も違うし、全く違う人生を歩んでいる。（女房の友達は、波瀾万丈すぎる人生）

さらに、携帯電話の星座占いランキングとＴＶの星座占いランキングが、同じ日の同じ星座でも違うんだよね・・・これってどうよ





そんなこと言いながらも、朝の「めざましテレビ」とかでやっている今日の占いカウントダウンや携帯電話の占いランキングをついつい見てしまい、少し嬉しかったり、嫌な気分になってしまう自分が哀しい・・・。

だって、やっぱり・・・気になります

永遠の不良少年

新聞に白髪の老人の写真が掲載されていた。
両手にひまわり畑の写真パネルを持ち、力なく寂しげな表情で写っている。
今年２月に奥さんに先立たれたらしい。
手に持っている写真は、夫婦の趣味で撮りためていた奥さんの作品の１つだという。
来月、奥さんの遺作で写真展を開くらしい。

しかし、この老人・・・どこかで見たことがある。
あまりに年老いていたため一瞬気付かなかったが、直ぐに中学校時代の担任だと気付いた。

当時、不良少年だった俺は、この男に何度ぶん殴られたことか・・・。
分厚いグローブのような掌でビンタされた衝撃が、何十年も過ぎた今でもほっぺたに残っているような錯覚さえ覚える。

大嫌いだ・・・。いや、大嫌いだった・・・。

でも・・・認めたくはないが、ヤツには温かいものを感じる部分もあったかもしれない。

大人になった今でも、たまにこの担任のことを思い出すと、「いつか会ったら、絶対にぎゃふんと言わせてやる」と思っていた

しかし、奥さんの遺作を手に寂しげな表情で写っているヤツの写真には、昔のような力強さは全く感じられない。

ちくしょう、爺さんになりやがって・・・こんなジジイ相手じゃ文句も言えねぇじゃねぇか。

新聞の写真を見ていると、あの頃に止まっていた時計が急に動き出したように、ヤツへの気持ちが氷解していくのを感じた・・・。

写真展は来月か・・・。

数十年ぶりに会って
「おい、こらジジイになってんじゃねぇぞ」
って気合い入れてきてやるか。

黄色い花

職場の玄関脇の花壇の中で、こっそりと咲いているのを見つけた。

名前も知らない小さな黄色い花。

源平カズラ

「源平カズラ」という名前から日本の植物かと思いきや、確か西アフリカ産らしい。

私が転勤してくる以前に誰かが職場に持ってきて増やしたらしい。
今では、職場の窓辺に沢山咲いている。