作者:海原 零 集英社スーパーダッシュ文庫
以前書いたフィギュアスケート小説の2巻目です。
とりあえず前巻でトリノ行きをゲットしたわけで、
そのトリノオリンピックでの活躍云々を、その前後を交えて
書かれたものになっております。
とりあえず、1巻の低評価は覆させていただきます。面白い。
セットで読んでこそ意味のある作品に仕上がってます。
1巻よりもなんとなくスポ根的な要素が強まってますね。
オリンピックという、スケーターたちにとっては特別でないただの一大会、
それと一般から見れば4年に一度の一大イベント、という意識の乖離に
基づく様々な人たちの感情の動きに重きを置かれており、
その描写に関しては見事の一言です。
ただ欠点も多いんですよ。
まず明らかに展開がスピーディーすぎ。
ある程度のスピードは内容的に必要ですけど、
そのせいでサブキャラの存在の薄いこと薄いことw。
キャラが多い割に、生かしきれてないという印象は受けます。
そして、やはり展開にご都合主義感が否めないあたりがあったり…。
最終的なまとめまで含めれば、納得いくんですが、
そこかしこに??という部分が感じられたりします。
ただ、そういう全ての細かい部分を吹っ切るだけのパワーはあります。
そういう意味では結構オススメな作品です。
しかし、買ってはしまいましたがVol.3って出すべきものではないような…
まだ読んでないですけど…2巻まででストーリーが一つ区切られてるので
これ以上続ける意味はあまりないんですけどねえ…。
このコメントがまた杞憂に終わってくれることを期待します。
評価:☆8 前巻比:比較不能。あわせて一つ
以前書いたフィギュアスケート小説の2巻目です。
とりあえず前巻でトリノ行きをゲットしたわけで、
そのトリノオリンピックでの活躍云々を、その前後を交えて
書かれたものになっております。
とりあえず、1巻の低評価は覆させていただきます。面白い。
セットで読んでこそ意味のある作品に仕上がってます。
1巻よりもなんとなくスポ根的な要素が強まってますね。
オリンピックという、スケーターたちにとっては特別でないただの一大会、
それと一般から見れば4年に一度の一大イベント、という意識の乖離に
基づく様々な人たちの感情の動きに重きを置かれており、
その描写に関しては見事の一言です。
ただ欠点も多いんですよ。
まず明らかに展開がスピーディーすぎ。
ある程度のスピードは内容的に必要ですけど、
そのせいでサブキャラの存在の薄いこと薄いことw。
キャラが多い割に、生かしきれてないという印象は受けます。
そして、やはり展開にご都合主義感が否めないあたりがあったり…。
最終的なまとめまで含めれば、納得いくんですが、
そこかしこに??という部分が感じられたりします。
ただ、そういう全ての細かい部分を吹っ切るだけのパワーはあります。
そういう意味では結構オススメな作品です。
しかし、買ってはしまいましたがVol.3って出すべきものではないような…
まだ読んでないですけど…2巻まででストーリーが一つ区切られてるので
これ以上続ける意味はあまりないんですけどねえ…。
このコメントがまた杞憂に終わってくれることを期待します。
評価:☆8 前巻比:比較不能。あわせて一つ