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こんとあき

2009-02-03 11:24:34 | 
レポーター かにぱん

    作・絵: 林 明子  出版社: 福音館書店
「あき」という女の子と「こん」というきつねのぬいぐるみのふたりの旅のお話です。「こん」はおばあちゃんにあかちゃんの「あき」のおもりを頼まれて、「さきゅうまち」から来ました。あきはこんといっしょに遊びながら成長します。ある日、こんの腕がほころびてしまいました。そこで、作ってもらったおばちゃんのいる、さきゅうまちまで、直してもらいに行きます。
 その途中には様々な出来事が、あきを不安な気持ちにさせます。こんはまるでお兄さんのように、「だいじょうぶ。だいじょうぶ。」とあきに声をかけて不安を和らげてくれます。しかし、寄り道をした砂丘で、こんが犬にさらわれてしまいます。あたりはだんだん暗くなってきました。はたしてふたりはおばあちゃんに会えるのでしょうか。そしてこんの運命は・・・?
このお話の設定で、こんは亡くなったおじいちゃんの洋服で作られているそうです。きっと、こんにはおじいちゃんのいつまでも見守っている気持ちも含まれているでしょう。こんを作ったおばあちゃんの気持ち、こんをなおしてと思うあきの気持ち、あきを想うこんの気持ちなど、このお話にはたくさんの「誰かを想う気持ち」が溢れています。とっても温かい気持ちになる絵本です。

モデレーターのコメント
 子どもが好きな絵本ですね。人間のやさしさがぬいぐるみという形を介して伝わってきます。小さい子どもにとってはぬいぐるみも大切な友達です。「くまのプーさん」も同じようにして子どもたちに好かれてます。

ピースキー:
(2)非暴力   (3)助け合い  

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TARO)
2009-02-03 11:32:45
すごく読んでみたい話です!
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Unknown (MOA)
2009-02-03 11:49:17
この絵本だいすきです
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Unknown (koike)
2009-05-01 14:53:46
私も小さい時よくこの本読みました!でもコンが亡くなったおじいちゃんの服で作られていたという設定は初耳です。感動倍増です!
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Unknown (ちゃぁこ)
2009-05-01 14:56:42
大学生になってから、読みました。
とても心温まる内容で、一回読んだだけですが、強く印象に残っています。
自分に子供ができたら、この絵本を買って読み聞かせたいし、最後のページに載っている型紙でこんちゃんを作ってみたいです。
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Unknown (yakko)
2009-05-01 14:56:45
小さい時によく読んだ絵本の一つです。切なさもあるけど、温かい気持ちになりますよね!
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Unknown (こびと)
2009-05-01 14:58:58
わたしも「あき」にとっての「こん」のようなぬいぐるみがいました。「こん」を思うと優しい気持ちになります。最後のページに「こん」の作り方があって、私も「こん」がほしくなりました。
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メディア室テストです (test)
2009-05-08 13:19:42
メディア室テストです
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Unknown (クエン酸)
2009-05-15 15:10:29
僕も、この絵本好きでした。
この前、本屋で見つけて久しぶりに読んだのですが、大人になって読んでも心が温かくなりました。
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