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「How many tears」

2005-12-01 13:28:01 | 歌・詩
レポーター・宏昭
(CD)HELLOWEEN アルバム『keepers live』

へヴィメタルというとうるさいだけの音楽という意識をもっている人は多い。 しかし、それは間違っている!!
本来、この音楽は旋律を大切にする音楽で、私もそのメロディのすばらしさにKOさ れたのである。
さて、今回紹介するのはジャーマンメタル(ツインギターで疾走感と叙情的なメロデ ィを併せ持つメタル)の創始者HELLOWEENのなかでも1,2を争う名曲 「how many tears」である。
1stフルレンスアルバム「walls of jericho」に収録されているが、 この時点ではギターのカイ・ハンセンがVoを兼任していたため、歌声が酷い。よっ て専任Voのマイケル・キスクが加入した後のライヴアルバムにした。
この曲は反戦歌である。この歌詞(日本語訳)を見て欲しい。 「果てしない空を見上げるとそこでも戦争をしてるんだ。かつて楽園だったところも 今じゃ破滅と絶望だ」 まるで、今のアフガンの状況を物語っているかのようである。
15年前に書かれた曲なのに今でも当てはまるなんて人間は進歩していないなと感じ る。
「恐怖の海を満たすためにどれだけの涙が流されたのだろうか、 新たな苦悩が始まるまで何人の心が引き裂かれるのだろうか」
ここまでだったら絶望しか感じることができないかもしれないが、HELLOWEENは希望 を 失ってはいない。
「世界が太陽に変わる前にこの世の残虐と暴力はすべて死に絶えるだろう」
人類が抱えたもっとも困難な問題。それを解決することは永遠の課題かもしれない。 しかし、私もHELLOWEENと同様、希望を失ってはいない。
「声をあげ光をつたえろ 一つになるんだ。今ならまだ間に合う」
その時は今にほかならないんじゃないかな?
向かい合わなければならない。自分自身の問題として。

モデレーターのコメント
今まで、私たちが聞いてきた平和を歌った歌とはひと味違う、「強いパワー」を感じ まし た。「平和は待っているだけではやってこない、一人一人が行動し、みんなで協力し 合お う」、そんなメッセージが伝わってきます。「声をあげ光つたえろ」・・・その 「光」っ て何なのでしょうか?今こそ、私たちは平和の光を世界に伝えていかな くてはなりません。手遅れになる前に・・・

ピースキー (2)非暴力 (1)すべての生命の尊重 (6)寛容と連帯


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1 コメント

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イメージ (Tyunfa)
2009-05-01 15:03:38
ヘビーメタルというと、どうしても怖いイメージがしていました。表現の方法は様々なんですよね。記事を読んでいて、感じました。
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