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『 高村光太郎詩集 』

2005-12-01 13:26:11 | 歌・詩
レポーター・平野礼子
詩 『高村光太郎詩集』  (出版)新潮文庫  昭和25年11月20日発行

高村光太郎詩集の中に『最低にして最高の道』という詩があります。
この本は古本屋で偶然にみつけ気に入った本です。本の中のこの詩の最初に ある「もう止そう」という人間の利欲・不平・ぐち・怒りなどの深 いものを含んだ一節はとても心に残ります。
そして、この詩には「みんな一緒に大きく生 きよう/見えもかけ値もない裸の心で/らくらくのびのび と/泣くも笑うもみん な一緒に/最低にして最高の道をゆかう」というように書かれていて、何の 利益もないけれど、みんなが幸せだと思える生き方のことをいっ ているよう に感じられます。
多くの人々が自分の利益のために生きていたら、みんな が共に幸せに生きていくことは不可能でしょう。
この詩にはみんなが共に生きてゆくこと、つまり平和であるためにみんな の心に必要なことが表されているように私は感じとりました。

モデレーターのコメント
この本に出会えたことは運が良かったと思います。

ピースキー (3)助け合い


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