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SUMMERTIME BLUES

2011-06-03 09:35:58 | 歌・詩
レポーター:地味変

SUMMERTIME BLUES

Words& Music by E. Cochran & J. Capehart
Japanese Lylics by K. Imawano

暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ、何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ、誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ
これが最後のサマータイム・ブルース
       ・
 震災後の福島原発事故から、日本の電力供給体制が抱えるさまざまな問題点が表面化しました。しかし、反原発の動きは原発創始期からあったわけであり、今回の福島原発事故が初めてではありません。ただ、今を生きる現代人にとって福島原発事故が最もリアルで、身近で、当事者として向き合わざるを得ないことであり、4.10高円寺や5.7渋谷のデモが取り沙汰されたように若者が、庶民が「とりあえず何かしなけりゃ」ともやもやするきっかけになっていることには間違いありません。
 そんな流れの中で、忌野清志郎のサマータイム・ブルースが反原発ソングとして取り沙汰されています。「カバーズ」という曰くつきのアルバムに収録されており、アルバムの名前にある通り全収録曲がカバーで、そこに日本語の歌詞をのせて歌っています。サマータイム・ブルースはロックンロール草創期のスターであるエディ・コクランのカバーです。僕が初めてサマータイム・ブルースを聴いたのはウッドストックでのザ・フーのライブでしたね。あのわけのわからぬ暴力的なパワーに反原発のメッセージをのっけると、これはもう何とも形容しがたい今にも爆発しそうなエネルギーを感じるわけです。果たしてそのエネルギーとは原発の暴走なのか、それとも民衆のくすぶり続ける憤怒なのか…

モデレーターのコメント
忌野清志郎が高校時代の美術の先生に救われたことが新聞に載っていました。アーティストには自分の信念を持って活動している人々が少なくありません。欧米ではそれがないと一流にはなれません。だから社会的な問題に積極的に取り組みます。日本でもそういう傾向が出てきていますが、まだまだ少ないですね。視聴者の力が必要です。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (2)非暴力   (4)傾聴 


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1 コメント

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Unknown (紅瀬桐葉)
2011-06-03 13:23:27
今でこそSUMMERTIME BLUESが反原発ソングに挙げられていますが、こんな曲があって堂々と主張していたのにそれでも気付いたのは東日本大震災後の“今”なのです。
芸能人や、芸術家のような人々の目に触れられるような人々の訴えも“その人個人の主張”として片づける訳では無く、自分達に当てはめ振り返る事は必要なのかも知れませんね。
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