CPNN(平和の文化ニュースネットワーク):国連の「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010)

生命尊重・非暴力・助け合い・良く聞く・地球環境・寛容と連帯・男女平等・民主主義の記事を配信します。

「僕の生きる道」

2006-11-14 16:08:16 | 
ハンドルネーム  ミニーちゃん

「僕の生きる道」という本が私が今まで読んだ本の中で一番好きな本です。この本は、高校教師が癌で医者に余命一年と宣告されて、今までの人生を後悔し、残りの人生を大切に生きていき、また彼の周りにいる人たちも彼に影響されていくという話です。
 私は彼の言葉が何度も心に響きました。覚えているのが、生徒が急に志望大学を変更することになり、受験科目が増え焦りだし、時間がないと言ってなげやりになっている場面で、その生徒に対して教師は「今時間がないと言って何もやらない人は5年経っても10年経っても何もやらないでしょう。諦めるのではなく、やれるだけやってみましょう」のようなことをいいました。この言葉を聞いて、当時高校生だった私は受験から逃げていた自分を反省しとにかく最後までがんばろうと思いました。
 他人からしたら、こんな本の言葉に影響されるなんてと思うかもしれませんが、私にとっては励ましの言葉になりました。
 言葉というのは難しくて、人を喜ばせることもあれば傷つけることもあり、とても重いものだと思います。これからも、たくさんの本を読んで言葉の大切さを知っていきたいと思います。

モデレーターのコメント
 ことばで心が動くのは人間だけですね。この記事は言葉の重み、大切さを教えてくれます。そして言葉は一つ間違えれば人を殺すことにもなりますが、人の命を救うこともできます。こんな本を多くの人に読んでほしいですね。

ピースキー
(1)生命の尊重  (4)傾聴 

里親制度について

2006-11-14 16:01:43 | ニュース
ハンドル名:火山 糸

 私は最近里親について書かれた本を読んだ。その本には里親制度のことから里親の悩み・質問についても答えている本だった。
現代、様々な理由で親と暮らせない子どもは多い。しかし子どもには自分を見てくれる、自分を大切にしてくれる存在が不可欠である。里親は血は繋がっていないが、預かった子どもを自分の子として育てる。
私はこの里親制度は絶対に必要なことだと思う。血が繋がっていようと虐待をする親はいるし、不仲な親子もいる。逆に血は繋がっていないが本当の親子のような家庭もある。私は大切なのは血の繋がりより心の繋がりだと思う。心さえ繋がっていれば血なんか関係ない。人間はすべて心の繋がりが大切である。これは友達同士にもいえるし、職場や学校などでもいえる。しかし、幼い頃から不適切な環境で育ち、心の繋がりについてなにも学ばずに育ってしまったら後からそれを身に付けようとしてもそう簡単にはできない。だからこそ私は里親制度は大切だと思うのだ。不適切な環境で育ってきた子どもも、里親という適切な環境の下で里親、又はきょうだいをお手本とし、人間関係すなわち心の繋がりについて学んでいく。この本にも所々に里子からのコメントが載っていて、それを読むとすべての人が「里親の下で育ってよかった」と言っている。
しかし、日本はまだまだ里親制度について広く、また正しく広がってないと感じる。里親制度は絶対に必要な大切な制度である。もっと多くの人に知ってもらい、里親・里子を支えられる社会になればと私は思っている。

モデレーターのコメント
 里親制度は日本の中だけでなく、海外も視野に入れて考えなければいけませんが、里親の大切さを感じ取った気持ちは読む人の心に響きますね。日本ではまだまだ少ないですが、この記事を機会に増えるといいですね。

ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い   (6)寛容と連帯   

あの感動をもう一度

2006-11-14 15:52:37 | ニュース
レポーター:ザキオ

私の家の近くに横浜市の保護指定区域のふるさと村という緑あふれた場所があります。そこは、水車小屋や古墳など昔の形をそのまま残した状態であり、野鳥なども多く飛んでいる穴場でもあります。私はそこで見た青サギを忘れる事ができないくらいでした。
最近ふるさと村の中をバスが通るようになり、観光客がたくさんやってくることで、その村には活気が溢れてきました。しかしそこで起きた問題がゴミ問題です。ゴミはゴミ箱へという言葉はそこにはなく、ゴミが散乱している状態でした。きれいな梅園の花の下をみればゴミ、きれいな青サギを見たかったのですが飛んでくるのはカラスばかりでした。
そこで地元の人たちは強化パトロールを実施するようになりました。その効果はすぐにも表れて、今では夏に一時期みることができなかった蛍がたくさん見えるまでになりました。東京都で四箇所しか見ることができないと言われている姫蛍ではないか、という噂でこの夏は湧きました。
自然とは人々を熱くする、夢中にさせる力が無限大にあるのです。このような地域の連携を大切にし、もっと多くの人々の心を動かしてほしい。私もその一人であるから。

モデレーターのコメント
 進化や発達ということは時として環境破壊や自然の崩壊をもたらします。地球にやさしい、そして人間にやさしい環境を保持していくことの重要性を教えてくれる記事ですね。今後もこのような取り組みが続くといいですね。

ピースキー
(3)助け合い   (5)環境保護   

『ありがとう』の気持ち

2006-11-14 15:33:42 | ニュース
レポーター:あん

 児童養護施設に13日間実習に行ってきました。児童養護施設には虐待を受けて親と一緒に暮らせない子どもや,親がいない子どもがいます。そういう子どもにとって保育士はとても掛け替えのない存在であると思います。実習が始まる前は、不安という気持ちばかりでしたがその不安も子どもたちによってなくなりました。
 中学生の男の子とは、うまく関われるようになるまで少し時間がかかりましたが、慣れていくうちに、いろんな面を見せてくれました。高1の女の子に『お姉さんの作るご飯ホントおいしいよ!』と言われとても嬉しかったです。小2の女の子は毎日のように手紙を書いてくれました。『おねえさんすき』と書いてありました。3歳の子には『Mくんのお姉さん』と言われたり‥。子どもたちと関
わっていく時間が増えるうちに、ただ毎日が楽しい!!そう思えました。『実習生』ではなく『家族の一員』。そう思い始めたころに、実習は終わりとなりました。
 最後の夜。私は1人1人に手紙を書きました。いつ渡そうか考えていると‥突然、お別れ会をやってくれました。私が夕食の片付けをしている間に、準備をしてくれていたみたいです。中学生の男の子が『今日までありがとう』と言ってくれ、みんなで乾杯をしました。その後は1人1人と話をし、手紙を渡しました。
 小学4年生のTくんには『おばさん』や『鬼』と呼ばれていました。T君を寝かしつけに行き手紙を渡し、Mくんを寝かしつける時間になったので『もう行くね』と言うと、2段ベッドの上から1枚コインを投げてきました。コインを取ってあげ、渡すと、また投げてきました。何回か繰り返し、私が『もう寝なさい』と言うと『それあげる』。そして『やっと俺の好きな7になったょ』と言い、布団に入りました。このコインは、T君のベッドにきれいに8枚並べてあったものでした。その1枚を私にくれました。みんなの前ではいつもつっぱっているT君。Tくんの優しさを改めて実感しました。

モデレーターのコメント
 人間というのは本当はやさしいんですね。それをゆがめてしまう環境を少しでもよくする事ができたら素晴らしいですね。施設の子どもたちがお別れ会をやってくれたのは、そういう環境をつくったからだと思います。

ピースキー
(1)生命の尊重  (4)傾聴 


「ハッピーバスデー」という本を読んで

2006-11-14 15:08:00 | 
ハンドル名:ai

「ハッピーバースデー」という本を読んだ。これは、母親からも父親からも兄からも生きているという存在を否定され、精神的虐待を受けた女の子の話である。声を失ってしまうほど精神的に追い詰められてしまった女の子は、とてもつらい思いをしていたと思う。家族に愛されないという悲しい現実に私は、心が痛くなった。
本を読んで、また虐待の話だと思ったが、これは、人との触れ合いや女の子の成長、家族の立ち直り、心の成長など感じることができたとてもいい作品だった。母親も最後には、女の子を認められるようになっていたし、女の子の誕生日も祝うことができた。この本は、家族の再統合というものを、女の子の成長や母親の過去を書くことで、わかりやすく描かれている思う。
命の大切さや家族の大切さ、人の心の強さや暖かさなど大切なことも学べた。最後は、感動して泣いてしまった。学べる話でもあるし、人との関わりも大切にしていきたいと思える作品であった。良い作品に出会うことができてよかった。


モデレーターのコメント
虐待の問題はとても心が重くなりますが、最後に良い方向に進んでいくというところはほっとしますね。そして人との関わり方を学べるとしたら多くの人に読んでほしいですね。

ピースキー
(1)生命の尊重(2)非暴力