今朝は車で出かけるつもりでいたのだがメガネの蔓が折れ東急蒲田内のイワキメガネに修理に行かざるを得なくなった。EYE-METRIXをここ5年愛用しており軽くてズレが無く非常に気に入っているが、ひ弱な構造のため時々このトラブルに陥る。前回は3月の初めで当時前の職場でSFO出張の直前であった。蒲田のイワキにいく時間が無く最悪メガネ無しで出張することも覚悟して手近な銀座のイワキに行ったら幸いパーツが有って間に合った。今回も同じ箇所である。私のメガネの脱着の癖で同じ所に負荷が掛かるので致し方ない。ともあれ今回も無事にパーツ在庫があり修理完了。昼前であったので初めてのトライであったが以前にインターネットで紹介記事を見た記憶がある鈴文に入ることとなった。というのは実は結果的にそうなったのであって、当初は20年以上前に当時の目蒲線沿線に住んでいた頃通った「河童亭」がまだ営業しているのだろうか、あるいは主人が亡くなって10年以上経つ筈だが店を閉じたのかと気になっていて探して見た結果である。幸い店が有ることは分かった。しかし肝心の夜に営業しているかは別の問題なので近々確かめてみたいと思う。ここは私には非常に思い出深い店なのである。
「鈴文」は河童亭のすぐ近くにあり結果的に入るに至った次第である。店内は清潔に保たれている。揚げ物を扱う店にとってこれは私には譲れない条件である。私の注文した特ロース肉を粉をつける前に観察すると断面に2層脂身の層が縦に入っておりいかにも重厚な感じであった。大きさは普通のランチ用の3割り増し、厚みは倍近くだろうか。揚げ時間は計らなかったがランチ肉の2倍強だった。主人は小さめの包丁を揚げ油にいれ熱くしてから切る。断面に今一度火を入れるのである。しかし写真でおわかりのように断面は桜色でRARE状態である。噛み応えがあり甘味が強く感じられる。こういう仕上げは今まで味わったことがない。一種感動を覚えた。生しさが気になる人には敢えてお勧めしないが個人的には素晴らしい出来だと思う。

