TULIP業務日誌

アパレル縫製工場で培っ技術で楽しみながら 型紙・パターン作成 らくらく簡単なスローソーイングを公開

縫製工場における工程分析

2009-09-02 13:40:30 | 15】 アパレル縫製工場

アパレル縫製工場における工程分析を考える

ワンパターンの工場・・・たとえば、ワイシャツ工場などでは、縫製の工程を細かく分けて、1枚の所要時間を秒単位で割り出しています。

仮に裾の三ツ巻を1日 800枚こなさなければならないときには、8時間割る800枚

(8×60×60)÷800=36

1枚 36秒・・・ ミシンの稼動していない時間も含めて・・・

な、感じで細かく計算するわけですが・・・

これらをまとめて 1枚あたりの総合時間を計算していくわけです。

婦人服の分野に関しては・・・

1日の生産高、月の目標生産高がありますので、服作りの一着一着に対して工程分析をすると、おのずと加工賃の目安になるわけです。

ところが、ファッション感覚の高い婦人服は、アイテム、デザイン、ディテール(飾り?)の変動が激しくて、少ロット(1つのアイテムに対する生産数が少ない)のため、工程分析している時間も余裕もありません。

加えて、最近はかなり扱いにくい生地(シフォンとか)が多く、同生地ギャザーフリルなどの手が込んだデザインが多い。

少ロットの共布ギャザーフリルは、自動化されていませんよね

三ツ巻ラッパ・押さえが使えない素材が多い

分析している時間に、流れ終わってしまいます。

経済(下がる)とデザイン(上がる)が反比例している。

工程分析などするアパレルメーカーは、ないとは思いますが、一度ご依頼の服の工程を分析してみてはいかがでしょうか

注※ ミシン稼働率・・・実働時間に対してミシンが動いている時間。移動、糸換え、アタッチ換え、ほどき、数量チェックなどの時間を含めない。

補足・・・少ロット、多品番の場合、生産ラインは 反で流すのと 1枚流しは どちらが有利か

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