今回のアパレル道場、縫製塾は、洋服の補正、寸法直し、着物リメイクなど
まずは、寸法直しをするには、元となる原型を理解しておくこと
と、言うことで、成人女子原型を、CADに書き込んでいたので、それを不織布用紙に写して体のどの位置に着くのか貼ってみました。
↑ 前身頃 ↓後ろ身頃
続いて、近くのショッピングモール ゆめタウンの手芸屋さんから不足の生地を購入し
柄の位置を決めて・・・
ポケットを型で折り、位置を決めて・・・
縫いはお持ち帰りで・・・
スレキの切れっ端で、玉ぶちポケットを習作しました。
両玉ぶち (下)
片玉ぶち (右)
箱ポケット (上)
このような切りポケットの場合、1個10分以内を目標に仕上げたい。
釦穴かがりも手かがりできないと、必要にせまられる
ボタンホール・・・別布を当てて玉ぶちホールを縫ってつくる
釦穴かがり・・・機械、または手かがりでかがる
シャツ穴・・・ワイシャツの釦穴。細かい千鳥(ジグザグ)ミシン始末
鳩目ホール・・・片側釦の付く方にハトの目のような穴を開けてボタンホールステッチ始末。
眠りホール・・・ハトの目が開いていない状態の先がラウンド型のステッチ始末
パール穴・・・シャツ穴のおもて側が立っているようにみえる
2重シャツ穴・・・しっかりと仕上げるために2回重ねる
など
手かがりをするときに、穴糸の折り癖をとるためにロー引きしますが、引っ張ってアイロンするときれいにまっすぐなります。
糸の構成を知っておくと、縫ってるうちに糸が絡んだりねじれたり、撚りが戻ったりする理由がわかる。
裾がはだけないように、表地と裏地のヘムをつなぐ 糸ループ・・・いわゆる セッパ これも引っ張ってもとれないようにしっかりと付ける必要があります。お互いに糸の足が3本になるように付けます。
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洋服のお直し屋を始めると、ズボンのすそ上げばかりではなく、いろいろなお直しのケースがあります。
ファスナー取り替に関しても、普通ファスナーと、コンシールファスナーは、付け方が違うし押さえも違う。
ズボンの前開きのファスナーの縫製工場量産的な付け方も知っておいて欲しい。
ベルトの付け方、角縫いをきれいに始末する方法、
ポケットの修理もあるので、作り方は知っておかないとならない。
補正、寸法直しの場合縫い方順序の逆からほどいていくかたちになりますので・・・
フレアースカートをタイトスカートに作り変える場合、ベルトのカーブ線を引きなおして、さらにダーツをいれる必要がありますので、ベルトは全て取り外してやりかえます。脇だけを入れる方法ではダメなのは、原型を理解できていれば、普通にわかるはず・・・足さばきのためのベンツかスリットが必要になるかも。
的な内容のパターン・縫製講習と工業用ミシンの正しい使い方を4日間にわたり、じっくり研修しました。
リメイク、補正、寸法直しを仕事にするなら、全般的になんでも知っておく必要がありますね。
スキルアップして、今後のビジネスに活かして活躍していただければうれしいです。
2015年9月12日公開 2019年8月19日更新
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