手を出してしまいました。。
2017/10/6: なんか変だなぁと思っていたらRoundhorseでなくRoundhouseでした(汗)
昨晩はエアコンなしのうえにタオルケットかぶって寝られるくらい涼しかったです。体がとても楽であります。いかがお過ごしでしょうか。
今回紹介するのは1年くらい前から始めてしまった電子タバコ=Vape(ベープ)という機械です。
タバコといっても葉っぱを燃やして煙をモクモクとするものではなく、グリセリンを主体とする味の付いたリキッドと呼ばれるものを電熱線で気化させた蒸気を頂くものです。基本的にはニコチンやタールなどは入っていません。
一応喫煙具にあたるものかと思われますので喫煙に対して嫌悪感を抱かれるかたにはご覧にならないことをあらかじめお願いします。
「多恋人」と書いてタレントと読むお店のすぐ近く。うーん。入りにくそう(笑)でも入っちゃいました。
目に毒なものが沢山ある
と、聞いていましたが。。確かに。。あまり見ていると色々とブレてしまいそうなので。。。
「真鍮のメカチューブ見せてください」と短期決戦に持ち込みました。
途中はあまりよく覚えていませんが紙袋に
Kennedy 25mm 2 post RDA と Roundhouse2 MODのセットを包んでもらっていました。。強い光を見たわけでもないのですが(笑)
最近の電子タバコはとても電子制御がよくできていて、コイルに流れる抵抗値の変化から温度を予測して一定の温度を保つようにしたりとか、制御機械としてみてもとても面白いです。が。。。一切の電子制御なしで燃料となる電池の性能だけで勝負するジャンルがあります。メカニカルMODと呼ばれるものなのです。
今回森のなかまが手を出したのは。。このメカニカルMODというものです。色々注意しないとショートさせてしまい最悪電池を爆発させてしまったりということもありますので、いい加減な気持ちで取り扱うとひどい目にあいます。
ですので、森のなかまが生半可な知識で「こーすればいいよーっ」なんていうことは今回書くべきでもありませんし、書けそうにもありません。
とはいえ、一切の電子制御がない手のひらに収まるアナログちっくな燃焼機械。。そして。。それが真鍮をまとっています。
そんなものに胸をときめかせる方がいらっしゃいましたらこの先にお進み下されば幸いです。
この日は吉田町はビアガーデン祭りで、そこらじゅうにビールが(笑)でも濃密な時間を過ごしたのでコーヒーが飲みたくなりました。買ったものをテーブルに出してみます。すごいストイックな梱包であります。モノで勝負というかんじであります。
帰ってから洗剤で洗って熱湯をぶっかけたりとかして切削油などを落とします。知らない人からすると「最初から洗浄しとけよ」と思われるかもしれませんが「こういうものはこれでよい」のであります。
予め巻いておいたコイルをセットして綿を通して。。。スコーッ。。。プハーッ。。。
ウフフ♪
翌日本格的に磨いてみることにしました。
上記を作り出すアトマイザーと呼ばれる部品を分解したところです。右の真鍮の削り出しの丸いのがデッキとよばれるもの。2本のポールは固定したコイルに電気を伝えます。
ポールをセットする穴はとても小さい切り欠きがあってコイルをセットする穴が正しい方向に向くようセットできるようになっています。
デッキは大量のリキッドをとどめておけるくらい深いです。
こちらは銅でできたスイッチ。妙な出っ張りがありますが、これによってスプリングで押された部材が止まるような仕掛けになっていて工具を使わず分解ができるようになっています。
スイッチの受け側はさきほどの出っ張りが通るように金平糖みたいなシルエットでくり抜かれています。
ゴムみたいのは18650バッテリが暴れないためのインシュレータです。最初は粘着材で貼ってあるのかと思っていたのですが写真を撮った後引張たら外れました。全てのパーツが心ゆくまで分解できる。うれしいですね。
ポールをセットして専用の六角レンチで固定します。付属のレンチもなかなか良いものであります。おそらくインチ系の工具かと思われますのでサイズが適合しない工具をわざわざ使う必要はないでしょう。4本あるパイプは空気を通すためのものです。なんだか蒸気を出す装置といった趣があります。
サイドにあいた穴の奥に2つ穴があり先ほどの4つのパイプを伝って一直線に空気をコイルにぶち当てます。
買ってから気づいたのですが(笑)このアトマイザーはエアフロー調整ができません。エアフローを絞ったり開いたりして吸った時の重さを調整するきのうで、森のなかまは割と絞り気味にするのがすきでした。。が。。。最近。。。「全開もわるくないかな?」と思うようになってきたので。。。これも何か新しい出会いなのかと思います。
実際、使ってみると何も不自由を感じることなく「良くできているなぁ」と感心するばかりです。
無印のコットンパフの両面を剥いでクルクル巻いたものをコイルに通します。両端をフワフワにするのですが森のなかまはカメラ用のブロワーでパフパフしてフカフカにさせます。デッキの中にフワフワをしまい込みんでリキッドをかけて出来上がりです。なんだかアザラシ顏のおじさんみたいでたのしいです(笑)最初は26ゲージのカンタル線を内径2.5ミリに7巻くらいでやっていました。立ち上がりも早いのですがせっかく大きいデッキですから大きなコイルにしてみたいですよね。
最近気に入っているセッティングです。24ゲージのカンタル線を内系3ミリで11巻。0.85オームくらいになります。これだけ巻くとさすがに立ち上がりもおそくなりますが。。。どれぐらい巻けば何オームになるのかな?というのは便利なサイトがあります。森のなかまは「
Coil Toy」さんをよく使っています。
巻き数を減らすと抵抗値が低くすると発熱量も多くなり大量のリキッドを一気に煙にすることもできます。またコイルを二つ並べれば更に凄いことに。。ですが。。。今はこのあたりが好みです。せっかくの爆煙を得意とするアトマイザーですけど。。そこは人それぞれかと。
パクッと咥える部分をドリップチップ。略してドリチなどと呼びます。ネットでみるとこのアトマイザーは金属製のものが付属しているようなのですがデルリンという樹脂のものでした。熱を持ちにくく、冬場は冷たくて唇が張り付いたりもせず結構気に入っています。
磨き終えたあとのスイッチです。とってもシンプルですが真鍮と銅のコンビネーションがとってもステキです。
真鍮や銅の懐中電灯を何本も汚しては喜んでいる人間ですが。。。こうして見ていると。。正直。。。「触らないほうがいいんじゃない?」と思ってしまいます(笑)
同じ真鍮で出来たPrinceという懐中電灯は一足先に汚れまくっています。磨いた銅のスイッチが南側の窓から入ってくる光を反射しているのに気付きました。きれいですね。
アクセサリや文具などであればクリア塗料を吹くことでピカピカのままを維持できるのですが。。。電タバ。。。小さい中に高熱を吐き出すコイルを抱えていますのでそういった小細工はもとからできないのであります。
そして先週の土曜日で一週間経ちました。まだピカピカしているところもありますが、それなりに薄汚れてきてくれました。
ブランコに乗せてみたり(笑)
誰かさんの忘れ物と一緒に撮ってみたりして楽しんでいます。
ちなみに、ドリチのところに変なプニュプニュがついていますが。。。
キャップ付きのベープバンドのキャップだけをハサミでチョキンとしたものを被せています。汗でムンムンするポケットのなかでもリキッドの味も変わりにくくお試し的に使ってみています。
まだ汚れっぷりが足りないですが直径25mmという大きさはなかなか存在感があります。
真鍮つながりということで。。。こちらは同じ頃到着したIYP365というペンライトの真鍮版。アルミ製のものを持っていましたが。。やはりワイフのお母さんにプレゼントしてしまいました。
真鍮のほか定番のチタン製もでて、各々の光の色合いが3種類くらいあるのか大変なバリエーションになっています。これだけ揃えてくれるショップさんもありがたいです。
真鍮製になってさぞかし重くなったんだろうと思ったらさほどでした。というのも。。。Kennedyがあまりに重いので最近何をもっても軽く感じるようになりました(笑)
色の変化はまだまだですが。。ミーリング(切削)跡がなくなるまでポリッシュされた表面はステキな色合いに変化していくかと思います。
並べてみました。興味の無い人からみれば薄汚れた真鍮の筒にしかみえませんし。。。実際そうだったりします。でも。。。湿度の高いうだるような夏の日々。。。毎日変わっていく色合いを楽しみに見て過ごす人間にはちょっとしたモチベーションアイテムでもあります。
実はベランダのエアコンの室外機の上で撮っていたりしますが(笑)光の当たり方を見ながら撮る角度を変えるとただの汚れが七色に見えてきます。アトマイザの部分は反応が遅いようです。
森のなかまは親指と人差し指の間でチューブをホールドして中指でスイッチをペコッっと押すことが多いです。握っている部分はやはり変色が早いようです。
このスイッチ。。。懐中電灯風に言うとモーメンタリーです。押している間だけ通電。スプリングのところにワセリンを塗っていますがなかなかの感触です。懐中電灯のスイッチには無い感触です。ウフッ♪
こんな変色が何層にも重なって。。微妙な濃淡をつくりながら落ち着いていきます。もちろん。また磨けばピカピカになります。
調節はできないけれど、調節の必要もかんじないエアフロー。ちゃんと面取りされていたりします。丸い穴は万一バッテリがガスを吹き出す事態になったときのためのベントホールです。懐中電灯には無い装備であります。
きれいだなぁ。。と単純に思います。ルーペで見てもまた楽しい世界であります。
本当は25ミリでなくて22ミリでスリムでコンパクトなもの。そしてエアフローが調節できるものが欲しかったのですが、お店で見ていたら正反対のものを購入してしまいましたが、今はとってもお気に入りです。
Pelicanのライトとの出会いみたいで色々なことを教わったようなきがします。そして。。なにより味がおいしいです。
今特に気に入っているのが台湾製の
ジャスミン茶&フルーツメンソール。甘いリキッドが多いなか上品さを感じるような控えめなフルーツとメンソール。そしてジャスミン茶の渋みと華やかさで暑い日もさっぱりと頂けます。
電子回路を持たないアナログチックな機械。なかなか抜けられそうにないものに捕まってしまったようです。
それでは!