遊歩道沿いに歩くと原っぱに出ました。先を歩いていたワイフがベンチで脚を伸ばして待っていてくれました。
随分と間が空いてしまいましたが、如何お凄しでしたでしょうか。
4/30から5/2まで二泊三日で旅行にでかけてきました。去年8年ぶりの旅行以来2年連続です!
連休2週間くらいまえに仕事帰りにワイフが日吉駅にある旅行案内会社で気合い入れて旅行を組んできてくれました。去年は幸運にも行き当たりばったりで箱根にお泊まりできたのですが、今回は事前に予約をしました。
「体調崩さないようにしないとね」
「時間に余裕をもって行動しないとね」
「ケンカしないようにしないとね」
「晴れるといいね」
などなど、予約に慣れていない夫婦としては別な意味でスリリングな旅行でありました(笑)。
しかし連休前というと必ず急ぎの仕事が入るのが世の常でありますたが、やはり凄まじい忙しさでした。
「森のなかまさん、今まで掘った穴。。埋めて。。」
「えーっ、穴にそって歩道も整備して街灯まで付けたんですよ?サイトウさんも馴染んでるですよ?」
「埋めて。。で、こっちに同じようなものを作って。。で、こっちの穴も拡げといてね。サイトウさんは内部構成の話だからヨシナにして」
「キーッ!」
ソフトウェアなので穴は掘りませんが、こんな事がどんどん割り込んできました。もう、触れれば血まみれになるようなハリねずみのようにハリを突き出して外界アクセスを遮断して仕事に没頭していました。
結局終わる分けも無く、連休開けからはトップスピードで仕事に戻れそうです。
時間に余裕をもって東京駅に到着。遅めの朝食でもと思いましたがもの凄い人。。お弁当に切り替えます。喫煙所を探すと東京駅唯一の「動輪の広場喫煙所」を偶然発見。ラッキー!
久しぶりの新幹線もリッチに指定席だったのでゆったりと行動できました。
那須塩原駅に降りると空気がなんとなく爽やかであります。ホテルの送迎バスに揺られて40分。森のなかま夫婦の他は女性二人だけでした。
山にダム、吊り橋が見えてくると「旅行してるんだなぁ」という気分になってきます。
12:30にはホテルに到着。チェックインまでの間にクロークに荷物を預かってもらい近くを散策する事にしました。
左から中央にかけての建物が森のなかま夫婦がお世話になった「
ホテルニュー塩原」です。
箒川沿いに3つの建物で構成されています。普段はペンションや小さな施設を利用するのですが、こういう大きな王道ホテルにも泊まってみたかったのであります。
箒川を横断するように「鯉のぼり」が泳いでいるあたりは観光地ならではという趣でさらに気分が盛り上がってきます。
なんと桜が満開でした。地元の方に伺ったところ今年は遅れているのか丁度GWに満開を迎えたそうです。
川風が吹くと花吹雪がキラキラと日の光を反射していきます。横浜では通勤途中にみましたが、夫婦揃って山里の温泉街で見られたのはとても嬉しいのであります。
色合いが似ていて分かり難いのですが桜にとけ込む「おサルさん」。。
対岸を指差して「いるよーっ」「みえる?」と人達がいたので訊いてみると「
ニホンカモシカ」が見えるとのことでしたが、おサルさんしか見えませんでした。。
写真は35mm換算で300mmと超望遠ですが、それでも小さいのでトリミングしています。
手持ちの単焦点レンズだと手が届かない距離でも高倍率ズームレンズだと簡単にキューッと迫れてしまいます。
旅行という事もあって荷物を減らしたかったのでレンズは「
Tamronの11倍ズームAF18-200mmF/3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] MACRO」と「
Pentax FA31」の2本でした。
11倍ズームという欲張り仕様で暗いレンズなのですが広角側は確りした線と色乗り、高いコントラストで重宝しています。やっぱりズームレンズは便利ですね。
パカっ、パカっとワイフが乗りたがっていた「
トテ馬車」がお客さんを乗せて出発していきます。
何故「トテ」なのかの由来はこちらでどうぞ。
なお、こういった観光案内のページでは文字化けするようでしたらブラウザの「表示」メニューから「文字エンコーディング」を選び「日本語EUC-JP」等を選択すれば見られます。「日本語」と付くものを試してトライ!(古)
ワイフが昔乗った時は台数が多かったのですが、今は多い時で2台までと数が減ってしまったようです。
近隣宿泊施設であれば送迎車によるお迎えもあるそうです。電話による予約が必要です。国道400号沿いの県営駐車場から出発するそうなので通りかかる方もトテートテーとされてみてはいかがでしょうか。
トテ馬車停の目の前にある「
源三窟」という鍾乳洞です。史跡や歴史には疎い森のなかまですが
壇ノ浦の戦いに破れ
源有綱が隠れ住んだと言われる洞窟です。
再起を図ろうと洞窟に潜んでいましたが米のとぎ汁が洞窟の外に流れ出た事から追っ手に捉えられ無念の最後を遂げたそうです。
洞窟に入る前にご主人が色々と説明をしてくれました。なるほどそういう事だったのか。。
他にも武具や化石など洞窟以外の展示もあります。趣味的な色合いもあり統一感や必然性は無いのかもしれませんが、こういったリベラルな構成が面白かったりするのであります。ハープにライトに花に。。とどっかの誰かさんも統一性は無いのでシンパシーを感じます。
なお、「
源三窟」さんのホームページは気合いが入っていて、名所、ハイキング、文学と守備範囲も広く後から読んでも「はーん」と思うところが多く、これから塩原を散策しようとされる方は目を通してみても良いかと思います。
お土産コーナーを見ているとワイフが発券所のところで「スゴイ不自然な顔」をしているので見てみると。。ネコがいました。。。
写真を撮ってもいいですかとご主人に訊いたところ抱っこさせてくれて超ハイテンションへと突入するワイフ。迷惑がるネコなのであります。
ありがとうございました。
しかし、ネコと赤い首輪は永遠のイメージであります。
旅行中カメラの「色合い」を調整する機能を使ってみました。普段は「ナチュラル」等を使うのですが「
リバーサルフィルム」というモードを使ってみました。コントラストが高くなり色がこってりと出てきます。使いどころを考えないとドギツイカンジになります。
でも液晶モニタで見て「あちゃー!」だったら取り直しができるので色々とトライしてみました。
これも「リバーサルフィルム」モードで撮ってみたのを更にちょっとコソコソいぢってみました。結構好きになってしまいました。
芝桜も満開です。こちらはあまりハイコントラストにしたくなかったので「ナチュラル」モードで彩度を上げてみました。
港が見える丘公園で会えなかった満開の
ハクモクレンです。学校内に咲いていたので中に入るのは止めて望遠でパチリ。
水田には水が入っています。帰りのタクシーの運転手さんに聞いたのですがGWで息子、娘が帰省してくると田植えを手伝わせて一気に終わらせるとの事です。みんな偉いなぁと思っていると。。
「働かないと米もらえないの」
なるほど帰省しても手伝いますね(笑)。
最近はあまり町中では見かけませんが貨物コンテナを利用した倉庫がありました。微妙にくびれていたり、質感とかが面白いです。
連翹(れんぎょう)が高らかに伸びていました。気持ちいいですね。
木の葉化石園入り口付近に流れる「精進川」。
塩原七不思議の一つで川の水がきれいなにも関わらず魚や虫が棲息しないという川です(その理由は左のリンク先をどうぞ)。
松ぼっくりは化石ではありませんが(笑)。こうやって丸くポンポンしたものがぶら下がっているのは弱いですね。入り口はちょっとした日本庭園風になっています。
「なんで温泉地に化石?」と思うのですが。。数十万年まえ那須塩原は
高原火山の活動で出来た古塩原湖(塩原化石湖)に堆積した地層が多くあることから有数の有数の化石の産地なのだそうです。
琥珀というと比較的親しみのある化石ですが、森のなかま的にはアンバー色。もう頭のなかは
Surefire+YSCモジュールです(笑)。
「時計石(球状花崗岩)」こんな置き時計ありそうですよね。
「ウミユリ類」ヒトデやウニと同じ棘皮動物門(きょくひどうぶつもん)に属するそうです。古生代の頃に大繁栄したそうです。
当時の姿がこうも生々しく目の前にあるのは不思議です。
化石に鉱物となかなかシブイのですが結構熱中してみてしまう夫婦もなかなかのものなのでありました(笑)。
そろそろ帰ってみてもよい頃でしょうか。来た道を引き返します。
満開の
シモクレンをパチリ。
「はちまんばし」を渡ると国道400号に戻ります。右手には学校があります。
橋のところに咲いていた
スノーフレーク。花言葉は「皆をひきつける魅力」。。確かに。。
以前「
すずらん」と
勘違いしましたが、緑の斑がはいっているのがスノーフレークであります。
また間違い易い花で「
スノードロップ」もあります。花びらがスノーフレークに比べて長く深く切れ込んでいるので一度見れば迷わないかと思います。
3つの違いをバシバシ見分けてクールにスマートにキメたいところです(笑)。
再び箒川遊歩道に戻ります。三脚を伸ばして家族で記念写真をパチリ。良い風景ですよね。
午後4時ぐらいになりました。
トテ馬車停に戻ってきました。可愛らしいデザインです。
トテ馬車を維持するためのお掃除グッズを持つのが彼らの役目。
「
ツクシ」と「黄色いスイセン」。。。です。。
困りました。。水仙も実に多品種。。
こちらのページを見ましたが識別する自信がまったくありません(笑)ごめんなさい。
横浜では群生する
ハナニラもこちらでは数が少ないようです。
「
ムスカリー」の花言葉「寛大なる愛」に囲まれたハナニラの花言葉は。。。知りませんでしたが「悲しい別れ、卑劣、うらみ、耐える愛」なのでした。。うーん。ちょっとビックリです。
対岸が何やら騒がしいかと思ったら喧嘩が始まってしまいました。
一匹が追われているようです。身長の何倍もの距離を跳んで岩をつたって逃げます。
岩づたいに逃げる事もままならず箒川に追いつめられてしまいました。対岸へ逃げるしかなくなってしまいました。
川に流されながらも何とか辿り着きます。
遊歩道に面した人家を登り始めます。
複数の脅威から身を守るには見通しが効く高いところへ行くのは本能なのでしょうか。
可哀想なのですが仲間に追われ興奮しているので危険かと思いましたので、足早に通り過ぎました。
日が落ちて闇に紛れて人や追っ手に見つからず戻れると良いのですが。。
ちょっとドキドキしてしまいましたが、元来た道を引き返していきます。
日の傾き具合から、いつもの森のなかま夫婦の時間っぽくなってきています(笑)。
でも今日は違います。アダルティーでスマーティーなんです。
ホテル近くのお店にあったクマさんの「わたあめ」マシーン。どうも本能的に見つけて見過ごせないようです(笑)
ホテルへと戻りチェックイン。ワイフセレクトの和室は普通のランクだと思うのですが、とにかく広い!
老舗ホテルなのか浴槽はタイル張り。トイレと別なのが良いですね。
変な匂いもせず清潔なホテルでした。
いつもは汗みどろになって夕飯直前に風呂にも入らず夕食を食べるのですが、今回は行動も早くアダルティでスマートです。3つある大風呂の一つを選んでさっぱりしました。
食事まで時間がありましたので、最近夫婦で楽しみにしているNHKの「
スクールライブショー」を見ました。ドラムテックの枝川さんが以前よりスリムになっているのに夫婦で驚いてしまいました。その昔は
神保さんと二人でホールケーキとか食べていたよなぁ。。
番組が終わりメインイベントの夕食です。食堂となる大ホールへと移動するとそこは欲望と失念が渦巻くバイキングの世界。
バイキング。。慌てず、ゆっくり見定め、少しずつ食べてみる。そしてお気に入りを少しリピートするのが勝利の方程式!残すのは論外であります。
なので森のなかまはバイキングの時は慣習を離れ野菜は殆ど食べません(普段は食べますよ)。その分のキャパを他に回すシステムです。
しかし、名物の焼きたてステーキを始め、お刺身に、B級グルメ、デザートと、みんな美味しくて、つい。。いや。。かなり食べ過ぎてしまいました。。
暫くお腹が痛くて動けなくなるくらいでした(笑)。確かに勝利の方程式だったのに。。つい食べ過ぎてしまいました。敗因は何だったんだろう?
深く傷ついたプライドを胸に(笑)暫く寝ましたが22時頃に2つ目の温泉に入りにいったのは言うまでもありません。
夜中にチャルメラの音がホテルの外から高らかに聞こえましたが、もうお腹は一杯。。
ぐっすりと眠ったのであります。
それでは!
P.S.
月末バタバタしてしまいましたが、昨日
日本赤十字への4月分の義援金送金をしました。。
9月まで受け付けています。クレジットカードなら2,000円から送金できますのでよろしければお願いします。
P.S.2
気付けばブログ開設からまる2年が経ったようです。
最近ハープの話すくなくない?確かに。。。
ライトねた多くない?確かに。。現時点で6つくらいネタが控えています。この数は日頃の現実逃避の証です。
でも、ライトねたにもハープが、ハープねたにもライトがとごちゃごちゃと織り交ぜています(ハズ)ので、今後も生温い目で見守って頂ければ幸いであります。
今後ともよろしくお願いします。