森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ReyLight Brass Pineapple

2018-06-24 20:48:45 | フラッシュライト
同じようなものが好きな人が作ってくれました。

前日のアルピンがやや残っています。いかがお過ごしでしょうか。
本日はReyLightBrass Pineappleという懐中電灯を紹介します。

購入先はBanggoodさん。ですがBanggoodさんへのリンクを本文中に記述するとGooブログが本文をセーブさせてくれません。
商品ページを参照したい方はGoogleなどで「banggood」を検索して商品検索で「Reylight pineapple」で探してみてください。日本からのアクセスだと自動翻訳による日本語ページが開けるかと思います。商品自体は5,500円くらいのものです。


名前の通り真鍮製の懐中電灯です。パイナップルというのは大きめに削られた滑り止めの部分がパイナップルなのかなぁと思っています。


5/25にBanngoodさんで見かけて諸元や操作方法を読んでみると。。マスプロダクトでは諦めていた仕様ではないですか。既にプレオーダーが2人はいっていたので森のなかまも参加しました。


6/12に届きました。ご丁寧に真空パックされていてピカピカでしたが自分のものにしたいのでコンパウンドで磨きました。


控えめに刻印された「ReyLight」の文字。なんとなくオリエンタルな書体です。
HPのAboutを読む限りRey Yeさんという方が懐中電灯のフォーラムで自分たちが欲しい懐中電灯を話し合って、メーカーに掛け合って別注したのが2012年。
2014年にはオリジナルの懐中電灯を販売しはじめ、2016年にはパイナップルの初代を作ったようです。
今回紹介するパイナップルは電気的な仕様はそのままでボディ周りを改良した2代目のようです。


スイッチはメタルカバー。トリチウム菅をセットする溝があります。別にセットしなくてもデザイン上のアクセントにもなっていて結構好きだったりします。


メタルカバーは単なる押し棒みたいなもので本体側にスイッチが封入されています。クリップ、スイッチカバーをリングが抑え込む形になります。ガシガシもせず悪い感触ではありません。

ちなみにクリップを外してリングを閉めるとメタルカバーが更に押し込まれクリックはするものの点灯しません。おそらく何か理由があってこうしていると思われます。

初めて電池を入れた時しばらく点灯しなかったりモードチェンジができないなどと。。動作が安定しませんでした。Lumintop Tool Tiと同じような原理のスイッチなのかなぁと思いましたが、もしかしたらリングを外した状態だったのかもしれません。今は問題なく動作しています。


基盤のプラス端子側にはプレートが貼られています。なかなか綺麗な仕上がりです。溝切りもスムーズであります。
なお、パイナップルはリチウム充電池と通常の単三電池で運用が可能です。



LEDはNichia 219C 4000Kがセットされています。XP-G2などのバリエーションはありません。ベゼルダウン(ヘッドを下向き)に置いた状態でも点灯していることがわかる程度の大人しめな凹凸がつけられています。ポケットに入れていても衣類を破いてしまったりすることはないです。


おとなりはD.Q.G. Tiny AAです。購入した頃のピカピカした面影はどこにもありません。


意味なく並べては。。どうしてまぁ。。数ヶ月でこんなに変わるんだろうと感心します(笑)


AA(1.2V): Moon:0.2Lumens(30Days), Low:3.2Lumens(70H), Mid:30Lumens(5H), High:130Lumens(1.1H)


14500(3.7V): Moon:0.2Lumens(20Days), Low:8.5Lumens(31H), Mid:90Lumens(2.5H), High:470Lumens(58M)

Moonモード付きの4モードです。写真では真っ暗ですが細かいパーツを見たりする時や周りに迷惑をかけたくない状況ではなかなか頼れるモードで森のなかまは好きな明るさです。

芯のあるスポット。オレンジピールリフレクターのおかげでなだらかにつながる周辺光が綺麗です。4000Kと低めな色温度のおかげなのか色むらもそれほど感じにくいように思われます。普段使いには特に文句のない配光だと思います。

14500で470ルーメンを連続点灯させるとさすがに熱くなりますが、必要な時に使えるというのはなかなか有難いものです。普段は重量が軽くてパワフルなリチウム充電池を使い、緊急時に普通の単三電池を使ってみようかと覆います。

なお、調光はよくある3秒以内にOFF, ONをすると次のモードに遷移するタイプです。Moon, Low, Mid, High, Moon...と循環します。SOS, Storbe等のチカチカモードはありません。通常はモードメモリ付きで最後に消灯したモードで再点灯します。通常は。。。


届いてから4日ほど経ちました。1日は屋外に放ったらかし。なのでポケットの中で3日過ごしたことになります。

さて。。。確かに森のなかまは真鍮の懐中電灯が好きですが、結構本数ももっています。また。。Nichia 219というシリーズのLEDの光も大好きで、これまた結構な本数をもっています。

ただ。。このパイナップル。森のなかまが諦めていた操作仕様をサラリと仕込んでくれています。


真鍮らしい色合いになってきました。

この懐中電灯。先にも書きましたが通常はモードメモリー付きなので最後に点灯していたモードで点灯することができます。Midしか使わないひとはMidで再点灯できるというものです。


銅でできたOros Stealth Copperと並べてみました。あまり表にはでてきませんが銅や真鍮が好きな男どもが世界中にいたりします(笑)

多分誰もが納得するような操作仕様で、殆どのメーカーがそういった製品をだしています。あと最近多いのがモードメモリはないのですが必ずMid, Low, Highと遷移するMLHタイプのものです。よく使うモードが一発目にくるので便利で使い易いというのが理由です。


このOrosくん。ノバタッくんの写真を撮った一ヶ月前まではこんな感じでした。なぜかそれまでの記憶をデリートして放置していたらこんな感じになりました。

数百メートル先を照らすような巨砲のような懐中電灯や対人制圧を目的としたタクチカルライトは必ずHigh始まりとか、Highのいのシングルアウトプットという用途に合致した製品が存在します。
しかし単3電池1本で動作するような製品は様々な人を満足させないといけないため、どうしても最大公約数的な仕様になるかと思います。


ある日お風呂にはいって石鹸の泡でやんわり洗ったらこんなピンク色になりました。
と。。まぁ。。変色する金属というのもこれだけ繊細なもんなんだなぁと思った次第です。

ただ。。世の中。。変な人間もおりまして。。点灯した時の一発目にその懐中電灯で一番明るさが低いもので始まってほしい人間もいます。いわゆるLowスタートというもので、森のなかまがそうです。


そして。。これが本日。約10日が経過した状態です。

暗順応
とか大層な理由でもなく。。何かパーツを見ようとしたり、ワイフが寝ている時にちょっと探し物をして点灯したらいきなり90ルーメンや470ルーメンでピカーッというのを避けたいだけなんです。

これを避けようとするとモードメモリでは必ずLowで終了させれば良いのですが、かなり儀式めいていてやっかいです。MLH型だと避けようがありません。

不便で面倒でも構わないのでどんな時でも確実にLowからスタートしてくれるテールスイッチ式の懐中電灯はないものかと物色してみるのですが市場的には必要としている人数も少ないのかほとんど皆無になってきています。仕方ないので弱点灯しかできない懐中電灯とかを使ったりしています。


記事を書きながら写真を見てみたら。。なんだか、パイナップルらしくなってきたように思えます。

で、このパイナップルくん。8回スイッチをタップするとモードメモリ機能が解除され、Lowスタートになってくれます。同じ操作をすればLowスタートからモードメモリ機能が復活します。

モードメモリ、MLHが便利な方にとってなんて無意味な機能に思えるかもしれまえんが、あまり情報がなかったパイナップルを森のなかまがプレオーダーで購入した理由はここにあります。

「Lowスタートないの残念だよね。。ならこれ使てみなよ。きっと気に入ってくれると思うよ」と地味だけれゴキゲンな機能をサラリと仕込んでくれた中国の懐中電灯好きが作ってくれた懐中電灯。大勢の方はいつも通りに。そして。。市場からとり残されていた少数の人々にとっては待望のLowスタートです。

やりたいと思ったことを実現してくれる頼り甲斐のある相棒になってくれると思います。


せっかくなので真鍮の懐中電灯の一部に集まってもらいました。
OLIGHT S MiniD.Q.G. Tiny AAXeno ES1 Cuです。パイナップルが一番大きいですが、ES1やTiny AAが小さすぎるという話もあります。


Tiny AAと入れ替わるようにポケットいれず、室内において使っています。当初はずいぶん暗い色合いだったのですがジメジメした場所から解放されて明るい色合いになってきました。


Tiny AAは6月いっぱいくらいはポケットにいれておこうかと思います。そのあと放置しておくと徐々にS Miniのように明るい色になっていくと思われます。


アンモニアでPatinaされた銅のチューブMOD。クリアが吹かれているのでこれ以上変色は進行しませんが、大きさ的に手の中では仲良しな組み合わせです。


リングの内側まで色づくまでは随分時間がかかりそうです。長い時間がかかる楽しみを得たと思えば、またそれも楽しいものです。


ポケットの中で擦れて角っこには既にアタリがでています。あっ。。書き忘れていましたがヘッドを上に向けて立てるテールスタンドができます。4000Kの色温度と相まってなかなかいい感じの間接照明にもなってくれます。


花びらのようにパンチされたクリップ。特殊な紐の通し方をすると。。といったものでもなくデザインなんだと思います。なかなか可愛らしいです。


機能としては全く関係ないのですが見ていてなかなか楽しいものです。


LowスタートでMoon付き。219が載っていて色温度低め。単3電池1本でテールスイッチ式。そして真鍮製。森のなかまが大好きな要素がこれでもかと叩き込まれたパイナップルくん。ドンピシャリとくる人が世界中で何人いるのかはわかりませんが、ピンと来た方は是非手に入れて頂ければと思います。


長い長い付き合いになりそうですが。。まずは梅雨が明けて夏がやってきて。。。どんな風に色づいていくのか。お楽しみはこれからです。

それでは!

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3 コメント

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Unknown (nekolf)
2022-08-14 20:20:41
はじめまして。記事楽しく拝見しました。私も懐中電灯にそこそこ拘りがあり、いまReylightのパイナップルを本家サイトから購入しようか考えているところです。
お聞きしたいのですが、リチウムイオン電池はどこのメーカーのものをお使いですか?昔AWさんという方から購入したものを持ってはいるのですが古いので買い替えようと思っています。Keeppowerが良いかなと思っているのですが保護回路入りで単3乾電池より少し長めなので…。保護回路入りは無理でしょうかね?
返信する
14500 (森のなかま)
2022-08-14 21:20:09
こんばんは。nekolfさん。

わたしは、Pineappleには保護回路なしのIMR(大昔のJetbeam製)を入れています。KeepPowerの14500は、持ってないのでわかりません。

試しに51.5mmの14500(Lumintopのtype-B充電端子つき)を入れてみましたが、問題ありませんでした。

最近の500ルーメン以上を吐き出す14500に付属するようなものを購入すれば、保護回路付きでも電池の能力的には問題ないかと思われます。
efestの14500(IMR)も、懐中電灯で使う分には、特に問題がなかったと思います。

長さについてですが、追加で1.5mmのマグネットを挿入してみたところ、点灯しませんでした。

手持ちのPineappleは、クリップを外して締め込むと(全長がわずかに短くなります)、スイッチユニットが押し上げられ、きちんと機能しなくなるようなところがあります。本家でワッシャーを一緒に購入されておくと、この辺りの長さを稼ぐことができるので、対応可能かと思います。

本家から購入されるようですので、選びに選んだ1本を手にされるかと思います。楽しんでください。
返信する
Unknown (nekolf)
2022-08-14 23:06:55
御返信ありがとうございます。とても参考になりました。

Keeppowerはスペックで全長53mmのようなので厳しそうですね。クリップは外してワッシャーにしようと思っていました。クリップ+ワッシャーは試す価値がありそうですね。リチウムイオンは出来れば国産セルが欲しい所ですが14500だとなかなか見当たりません。

真鍮のpatinaがとても良い味ですね。私はチタンマニアなのでedcガジェットは専らチタンばかりです。LEDは私も日亜の219を好んで使っています。219搭載のチタン製懐中電灯を探しているうちにReylightに興味が沸き、こちらに辿り着きました。同好の方とお話しできるのは楽しいです。
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