森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

三つ畳みで終わる三つ編みサコッシュショルダー

2024-08-13 14:42:14 | 工作
本題と関係ないですが、初めてのカメさん。

一般的ではありませんが、ズボンのポケットには変色させるために真鍮小物を突っ込んでいる森のなかま。パラコード一本で吊るすような軽快なサコッシュは手放せません。

スマホ、カードケース、カメラ、加熱式タバコなど、日によって組み合わせは様々ですが、便利ゆえ、色々詰め込んでしまい重たくなります。
冬場は良いのですが、夏の薄着のときだと、パラコード1本だとそれなりに喰い込んできます。おまけに真夏の喫煙所は空調もありませんので、発汗でコードの摩擦も増えるので、あまり心地がよくありません。


左は、3/8インチ(約9.5mm)のユーティリティコード。最近スマホホルダーでカッコよく使っているヤングたちを見かけるようになりました。
右は4mmの一般的なパラコードです。これをサコッシュに使っていました。
太くすれば、喰い込みも和らぐだろうと、随分前に購入したのですが。。

太いロープの策端(ロープの末端)の処理は、いい加減に焼き止めすると、バリが結構痛いです。自分が痛いだけならまだしも、これが他の方の肌に触れたりして、ケガをさせてしまうと大変申し訳ないことになります。

このため、完成品として売られているパラコードショルダーは、エンドキャップで覆われているので、安全に使えるようになっています。

ですが、サイズが合うエンドキャップを探して購入する機会を逸してしまい、使わずじまいとなっていました。


ちなみに、こちらは6mmくらいのコードです。焼き止めの形状には気を使います。策端に熱収縮チューブやテープどめしてから切ればよいのかもしれませんね。

ただ、太いロープはそれなりに重さも増えてきます。扱いやすい4mmのパラコードで、適当に重さを分散できるような、平べったくて、アタリの柔らかいショルダーコードを作れないかなと、ぼんやり考えるようになりました。

「平結びでよいのでは?」と思いましたが、作り方や、感じ方の違いはあるかと思いますが意外に結び目のアタリがあるんです。
ここは、結んでいない、シンプルな三つ編みとかでやってみたいなぁと思いました。


シンプルながらも、味わい深い三つ編み。詰め込んで良し、緩やかに交差させてよし。平たく結び目がないので、とってもしなやか。ただ、終わり方が結構限られてしまいます。


「ひと結び」で終わるパターンです。手軽で確実です。あとは「まとめ結び」や金具を使うのも一般的ですよね。

四つ組み四つ編みなどは、四つ畳みで処理する方法もあるんだけど」なんて思って、それ以上さきには進まなかったのですが、ある日思うのです。

「あんまり見かけないけれど、三つ畳みでもいいのかな?」


あまり有名ではありませんが、3本でも畳みができます。三つ編みからの紐の流れに倣い、なるべく当分割になるような位置にもっていきます。


水色の紐を「お隣の」グレーの紐に乗せています。この写真では、紐の進行方向の関係で、時計回りになったようです。


グレーの紐を「お隣の」黄色の上に乗せます。


黄色の紐を「お隣の」水色の紐のループに通します。「n畳み」はお隣の紐に重ねて、最後は最初の紐のループに通せばよいわけです。


一番最初の結び目はバランスをとるのが難しいですが、こんな風に3本の紐が畳み込まれます。


結び目ごとに時計回り、反時計回りをスイッチすれば、角状になります。
結び目を同じ方向(時計回りで始めたら、ずっと時計回りで結ぶ)にすると、結び目は回転していき、円筒状になります。「丸畳み」と呼ばれるものです。


力加減や紐の回し方でも変化しますが、平結びみたいな結び目がでてきました。面白いですね(面白いかどうかは個人差があります)。

これが「三つ畳み」だと思います。歯切れが物言いなのは、あまり一般的な用語ではないようです。
むしろ、三つ打ちロープの策端止めで「クラウンノット」の方が通りが良いのかもしれません。


さて、三つ畳を使って金具に固定してみます。
紐の流れる方向に沿って、金具にからげます。からげたところを指で押さえながら、天地をひっくり返し、三つ編み部分を芯にして、三つ畳みをかけていきます。

写真で載せても良いのですが、芯がある分、画的に逆に分かりにくくなりました。「n畳みはお隣の紐にからげて、最後にループに通す」を念頭において「あれ〜?」とか「あっ」とか言いなが結んでもらえればと思います。


三つ畳みだけで終わるなら、ここまです。今回は、ウォールノットで止めました。三つ編み部分を芯とした、芯入りのウォールノットですが、工程は変わりません。


こちらが、できあがりです。最初からトリコロール配色のパラコードがついていたサコッシュでしたので、こんな配色にしてみました。

「なんだか、飛行機にのったらもらえたみたいのみたい」とワイフ
エアフランスのノベリティとか?」と森のなかま

おりしもピーターバラカンさんのウィークエンドサンシャインでかかっていた「愛のテーマ」を歌い出す夫婦。夏です。


6mmのコードのものと比べてみます。手前味噌ですが、薄い分、取り回しもしやすいような気もします。

というわけで(きっと誰かやっているはずだと思いますが)三つ畳みで終わる三つ編みサコッシュショルダーの紹介でした。


差し込む夕陽が護岸のブロックを浮き上がらせるのが、なかなかステキです。
河原おさんぽにも使ってみましたが、結構快適に感じました。


電線でチュンチュンお話をするスズメさんのペアの影。暑さで遠出をするのは敬遠していますが、それなりに近場で楽しみを見つけております。


最近では珍しく一雨あった時の空模様。いろいろ物事は極端になってきております。


先日お昼にたべた「いなげや」のオコワ。子供の頃は「としより」の食べ物だと思いましたが、今は凄まじく美味しく感じます。そういう年齢なのでしょうか。たまらんです。


最後に。冒頭のカメさん。昔だったら「難しそう」と思ったのですが、今は少し経験を積みました。色々な方が紹介されていますが、こちらの方の動画を見て作りました。

 「DIY マクラメ キーホルダー カメ |ステップバイステップの簡単なチュートリアル」by Kreasi Ernyさん

動画リストを見ると、カメさんの紹介は幾つかあります。より良い方法、別な方法があると紹介してくれる方がいるからこそ、森のなかまもチャレンジできるわけであります。とってもありがたい事だと思います。

動画では3mmのコードで紹介されていますが、マイクロコード(1.18mm)を使いました。50cm x 6本、80cm x 1本で、全長4cmくらいのカメさんが誕生しました。6本の紐は全て真ん中で折って編み始めればOKです。

頭のところに紐を通せるようになっているます。スーマホのチャームにして、指の間に挟めば、脱落防止にも使えたりするかもしれません。

でも、単純にかわいいので、手のひらでコロコロしてみてください。

それでは!


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