森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

OLIGHT i3EOS

2012-03-04 17:24:20 | フラッシュライト
ネットでEDC(Every Day Carry)ライトを探し出すと必ず候補にあがるのではないかと思われるi3EOSをようやく手に入れてみました。

iTPというフラッシュライトメーカーが出していた"i"シリーズがiTPを傘下に納めたOLIGHT社より販売され久しく時間が経ちました。

iTPのA3EOSは単4電池1本で1.8(50H), 22(4H), 96(0.9H)ルーメン(初期は80ルーメンまで)の3段階調光をもち手頃なお値段から「LEDライトって小さいのにこんなに明るいの?!」と多くの人をライト沼に引き込んだ製品だったのではないでしょうか。

ヘッドを締めるとLowで点灯。そのまま緩めて2秒以内くらいに点灯させるとMid, 同様の操作でHighへと切り替わる典型的な操作であります。


同じ単4を使うツイスト式MAGのSolitaireと比べてもこの小ささです。

森のなかまも、スタンダードなアルミ、少し重いステンレス、一度は使ってみたいと思うチタンと様々なモデルをみて迷っている間にOLIGHT社製に切り替わってしまっていました

前回紹介したDOSUN S2と一緒に購入したのですが、カラーは他にもあり黒一色が多いフラッシュライトの中にあってこの小ささとカラフルさは単3一本や単4を3本使うゴツイライトよりも女性が持っていても違和感が少ないのではないでしょうか。お値段も2千円を切っています。
赤、青、紫は他でも見かける事が多かったので今回はイエローを選んでみました。グリーンやオレンジもあると楽しそうだなぁ。。

ちなみに、OLIGHT製になってから調光配分が変わっています。
2.5(20H), 20(1.5H), 70(40M)ルーメンとiTP製に比べてレンジも狭くなっているし、ランタイムも短くなっているようにも見えます。
しかし、公称ランタイムは使い物にならないような僅かな明るさでも点灯していれば時間に含めてしまう事もあるので実用的な違いは殆どないのかと思います。だって同じ電池から取り出せる電気の量はかわりませんので。。


安かろう悪かろうはi3EOSには当てはまらないでしょう。。
きっちりと作られたOP(OrangePeer)リフレクタはとても綺麗な照射パターンを吐き出してくれます。

  
左からLow,Mid,Highとなります。

中心にスポットを持ちながらも周辺光との繋がりが緩やかで注目したいセンターは明るいので対象物が1メートル以上の時はとても見易く扱い易いものです。

以前iTP社製の購入を考えていた時にMidやLowで「フリッカ」や「ちらつき」があるという記事を見かけた事があります。
PWM調光といって「人間の目には分からないであろう」超高速で光源を点滅させる事で、OFFにしている間は電力をセーブできるようです。
自身を燃焼させて光るフィラメント式ではこのような事はできず、LEDを使用した灯具でよく使われる手法です。
ランタイムが重視される山用品のヘッドランプ等の調光にも多く見られます。

ところが、「人間の目には分からないであろう」というところが結構くせ者で意外に識別できてしまうのです。。。
ライトを左右に降ったとき、被写体との距離が前後するときに「ビビビビ」と象が細かく分身するように見えてしまい、森のなかまが良く使用する「Lowで近距離」ではそれが顕著になるようです。

試しに暗いところでライトを点けて「ぼのぼの」のシマリスよろしく指をせわしなく振ってみて分身するようであればPWMに準じた制御が行われている事になります。


一緒に付いている赤いドライバーはPBのキーチェン・ドライバーのアクセサリです。なんと#1なんで、国産のハープの殆どが開け閉め出来てしまうのです。

あくまでも森のなかまの場合ですが、OLIGHT社製のi3EOSはLow,Midでもフリッカが殆ど感じられません。
時々反射が強いものに対して光を左右に振った時に「今ビビッとした?」思う程度であります。

個人差がありますので鵜呑みにしてもらっても「責任とれ!」と言われてもこまりますが、iTP社製とのスペックの違いはこういった制御のサジ加減によるものではないかと勝手に解釈しています。

なので「フリッカが気になって結局使えない」という事も無く、適度に明るく適度に使い易い調光配分のOLIGHT社製のi3EOSはとても使い易いと思いました。


ズボンのポケットに入れる事が多いので大事なところを突き刺さないように(笑)、ドライバの先端には熱収縮チューブを火であぶったカバーを付けています。
あまり使わないイヤホンジャック等にもつけておくと端子が錆びてしまうのを予防できるのであります(というか、そんなニッチな製品が無いのが不思議であります)。


本来はクリップが付いているのですが、付属の6角レンチで外す事が出来るので外しています。
外した後に、このネジが付けておく事でアンチローリング(おむすびコロリンにならない)の役割を果たしてくれるのです。

ネジは(森のなかまらしくなってきました)結構繊細ですが確り作られています。
必ずレンチを確りと奥まで差し込み、押し込みながらゆっくりと回すようにすれば舐める事は無いようです。
工具とネジの噛み合わせが浅かったり、回す時に工具を浮かしてしまいますとこれだけ小さなネジですのでアッというまにネジを舐めますので、その点だけご注意下さい。


ツイスト式で、お尻にキーリング用の突起を持たないので安定して立てられます。現代のローソクといったところでしょうか。

お値段もさることながら、確りとした作り、軽くて小さく、程よい使い加減と性能で扱い易いのであります。

まさにマニアでない「誰にでもお勧めしたいフラッシュライト」であります。

それでは!

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