森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

電池でパワーダウン!なごやかなP60

2013-03-03 22:01:12 | フラッシュライト
二本に増えてしまったH2T G1。外見の可愛らしさもさることながら一度この大きさの楽しみを知ってしまうと止められませんでした。

去年の年末に購入して以来「H2T 燈」で毎日数十分から数時間使い続けましたが電圧も2.63Vまでさがり1.5Vで駆動するニップル球よりちょっと明るいくらいになりました。いかがお過ごしでしょうか。

今回は以前紹介しました「電池でパワーアップ!Eiger炸裂の巻き」のパワーダウン版でございます。例によって一般的ではないに割には、それほど突っ込んだ内容になっておりません(笑)。興味のある方はお付合い下さいませ。

ながーいランタイム測定でおなじみのdouguya店長さんの測定では169時間で2.608Vまで計測されまていましたが、そろそろ電池の交換をしようかと思います(笑)。
一時、新品の電池に入れ替えてみたのですが驚愕の明るさに目眩を覚えるくらいでありましたが、低電圧でも暗闇ではそれなりに明るくなることから電池の変えどころに悩むステキなモジュールであります。

さてこのG1ですが、必ずしも3Vで駆動するモジュールだけを楽しむためだけでは勿体ないです。標準でP60キセノン球がついていますのでそれを3.0Vで点灯する事ができます。。。ただ暗いライトを好む森のなかまですが流石にこれを使い続けるのは。。。と思うくらい暗く、そして赤いです(電圧が低いと色温度も下がります)。


そこで登場するのが16340というプロテクト付のリチウムイオン充電池です。公称3.6Vですが満充電では4.2V近くになります。つまりP60を駆動する6.0Vにちょっと少ない電圧です。

  
左から3.0V、3.7V、6.0Vになります。いずれも満充電、おろしたての電池です。

3.0Vは中心光だけであれば使い道もあるかもしれませんが個人的にはCR123Aをこういった目的に使用するには少々もったいない気がします。
6.0Vは本量発揮というかんじで今見ても「おおっ!」と声がでます。好みにもよりますが同じルーメン値のLEDにはない力強さがあります。対象物の見易さという点で言えばキセノンの方が好きであります。まぁ征圧目的やタクティカルユースであれば目に突き刺さる様なLEDの方が適切なのかもしれません。

で、3.6Vですが。。いかがでしょうか?人によって評価は様々かと思います。
LFP-123Aを使用出来ないP60にとって3.6Vのリチウムイオン充電池でアンダードライブするのはランニングコスト的なメリットもあるのですが本来の性能は発揮できません。
しかし森のなかま的には「6.0Vが眩しく感じる様な用途」にはうってつけのように感じます。6.0VのNeutral Whiteのよう色合いが少し赤みがかったくらいの電球色はけっこう好みであります。

「好みの電圧を選べる」と捉えるとなかなか楽しい選択肢ではないでしょうか。

計測したわけではありませんが16340でトータルで15分から20分位使うとプロテクトが効いてプスンと終了です。とても潔いのであります。
趣味性が非常に高い(笑)のではありますがキセノン好きのマニアが日常のチョイ使いをするにはとてもカワイイやつなのであります。

ちなみにキセノン球を充電池で駆動するのは定格電圧以下であっても保証の対象外となりますので各自の責任においてお願いします。

さて、森のなかまは 3.6Vでのキセノンドライブが好きなようですがG1は2本しかありません。2セルのボディでも3.6Vを楽しむ手はないかと調べてみました。


16340と青いのがダミーセルと呼ばれるものです。ダミーセルは通電だけをおこなうものです。これでCR123Aを2本直列した長さになります。
ダミーセルはdouguyaさんやAkaricenterさんで購入する事ができます。
まぁ、これも本来3.0Vのモジュールを2セルボディで使用するためのものではありますが。。

この組み合わせで6PX-Proを動かす事はできましたが、Surefire公認のLFP-123Aがあるのですから普通に使うメリットは特に無いでしょう。


奥は本日届いた17670というプロテクト付のリチウムイオン充電池です。遠近法で短く見えますが1本でCR123A2本と同じ長さくらいになります。試しに6PX-Proに入れようとしましたが奥まで入りませんでした。


P60Lを装備したZ2に17670を入れてみました。
ちなみにG2でも使用する事ができました。ただ電池サイズも微妙にバラツキがあるそうなので紹介した機種で使用出来る事を保証するものではありませんのでご了承下さい。

  
P60同様左から3.0V、3.7V、6.0Vになります。

3.7Vと6.0Vでそれほど明るさに変わりがないようですので調光としての選択はあまり期待ができそうにありません。
6.0Vの方が色温度も高く、明るさを維持するマージンの時間も大きいと思われますのでトータルのパフォーマンスはLFP-123AやCR123Aでの運用が望ましいのかと思います。まぁ1セルでの運用の方が電池管理が楽という話は残りますが。


届いたときの電圧は3.6Vでした。連続5時間以上点灯しているとさすがに暗くなってきましたがキセノンのP60よりは高能率なのかそれなりに眩しくランタイムも長いです。
決して本来の性能を発揮するものではありません。ただ本来の性能より少しパワーダウンした使い方をする場合、あくまでも趣味的な使い方をする分にはそこそこ有効な手段ではないでしょうか。

正論はランタイム、パワー重視であれ用途にあったモデルを使用する。

だと思います。それが一番問題もなく高いパフォーマンスが得られるかと思います。

ただ。。「歪んだ偏愛を好む」ようなマニアには楽しい選択肢であります(笑)


さて、リチウムイオン充電池1本で本来の力をスポイルしてSurefireを使うという歪んだ愛はいかがでしたでしょうか(笑)。
例によって精通者にとっては箸にも棒にも引っかからない内容でしたが、森のなかまにとってはキセノン球を好みの明るさで使える事が収穫でした。

しかも、G1との組み合わせであればミニマムな大きさで使用出来るのはとてもウレシイのであります。
いまは在庫もあるようですが、こういったものは売れてしまったら「ハイお終い」ということもあります。

あの時あったよなぁ。。また作ってくれないかなぁ。。

と悶々する日々がありありと思い描ける方は早めに入手されておくと良いかと思います。

Akaricenterさんの販売ページ
douguyaさんのBlackYellowの販売ページ

もちろんYSCさんのECO,SLCをミニマムに楽しむのも王道で楽しいのであります。

それでは!



P.S.

以前「Peak LED Solutions Eiger Ultra QTC HA」でネジ山の掃除がよくわからないと訊ねられた事がありました。作業中の写真を撮るには撮っていたのですが、なんとなく地味ですし、一緒に書きたいと思っていた事も経験的なものばかりだったので今回の投稿と抱き合わせにしてしまいます(笑)

さて、ネジ山の掃除ですが。。こんな風にやっています。
糸楊枝は100均で買えます。清掃後はアルコールで拭取りますがミントなんかが染みているものは避けた方が無難かと思います。。。ですよね?


糸楊枝をネジに沿わせて後はグルグル。逆に回したり何度も回したり、必要なら糸楊枝を交換して気が済むまでやって下さい(笑)
Eigerのネジ山に限らずSurefireでもなんでも綺麗にできます。


こちらは普通の楊枝をネジ山に軽く当てながらボディをクルクルと回して貯まった汚れを掻き出して下さい。


アルコールを付けた綿棒等で拭取ればピカピカです。物足りない人はコンパウンドで磨いてみると楽しい時間が過ごせそうです。

「ネジが目減りしちゃうじゃん」

はい。でもそこまでやらなければ良いわけですし普通こんな事やりません(笑)森のなかまのようにモノズキな方はどうぞ。


綺麗になったヘッドです。金属がピカピカしているのは清々しいですね(笑)

モノズキな森のなかまですが色々遊んで試しています。
Eiger QTCの調光はかなりゴキゲンなのですが、時々ややステップ気味になります。実用的には何ら問題ないのですが。。

ゴ、ベカーっ!

と滑らかに調光できると気持ちが良いですよね。
あくまでも経験的ではありますが、ツイストする際にOリングが滑らかに滑ってくれると調光も滑らかなような気がします。ツイスト時にOリングが摩擦で引っ張られ、あるところで戻るような動作をするかどうかは分かりませんがQTCへの圧力のかかり方が滑らかでは無くなるのではないかと思っています。

このため、Oリング、Oリングが収まる溝にテッポリとシリコングリスを盛ってあげます。それはまるで、シリコングリスのバスタブにOリングが浮いている様なかんじ(笑)。。
ネジ山には普通に盛ってあげて下さい。
電池入れずにボディにヘッドをねじ込んでみて飛び出たグリスは拭取ってあげます。

大体これでスムーズな調光ができるようです。点灯するときに少し緩めてから締めるのもいいかもしれません。

ただ新品の電池を入れると何となく調光がぎこちない事があります。そんな場合は電池を破壊しない程度に少し強めに締め込みます。QTC、ヘッドとの接触面が馴染むようです。

細々面倒そうな事を書きましたがここに書いてある事が全て必要なわけではありません。森のなかまはこういう事を細々やるのが好きなだけですので「ふーん」と思われるところが一つでもあれば幸いであります。

それでは余計な回路もなく圧力だけで滑らかに調光出来るEiger QTCの不思議な魅力を満喫して頂ければと思います。


これだけでは終わりにできませんでした(笑)。COPASLIPであります。銅粉が混ざった伝導性が高く、フラッシュライトでは不必要な高い耐熱性能を持つグリスであります。大抵のお店には無いのでネットで購入しました。
もう少し少量で手頃な値段のものがあると良いのですが、一度買ってしまえばそういう事はどうでもよくなります(笑)


ネジ山に塗ります。最近はもう少し盛っています。世界を震撼させる驚愕の性能アップというわけではありませんが、なんとなく調子が良いような気がします。さて本当のところはどうなのやら(笑)。。決して調子が悪くなるような事はありません。比較をする手間と検証手段がないのであります。


注意書きはこのような事が書かれています。お求めになられるようでしたら事前にご確認下さい。特に不都合な事はないと思いますが。。

ネジとOリングによる圧力調整というアナログな機構はアバウトなところもありますが男の子心をトキメかせるのであります。
メンテナンスに溺れる楽しみを存分にお楽しみ下さい(笑)。

それでは!

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