Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

ハーディ・ガーディ

2005年09月19日 01時56分03秒 | 音楽
このブログ、音楽のネタがあまりないので、たまには。

前に記事で「ハーディ・ガーディに興味がある」という話を書きました。

古楽器の一種で↓こんな楽器です

(出所:上野学園 古楽器ウェブミュージアムより)


決してハンプティ・ダンプティ(下の絵の卵みたいなほう;鏡の国のアリス(Through the Looking-Glass and What Alice Found There )の6章に出てきます)の仲間ではありません。

(出所:Stripey's Websiteより)



この楽器は大正琴のようなボタンがついていて、音を出すには弦楽器ではあるのですが弓は使わず、木のハンドルをグルグル回して、摩擦で音を出すという、かなりマニアックな楽器です。

Vielleux in Thailandというホームページでも音源を含めた詳細な説明があります。

この楽器、大正琴に似ているというのが気になっています。
私は大正琴に数ヶ月前から目をつけているのですが、大正琴はどちらかというとご年配の方が演奏するイメージが強く、曲も日本の名曲と呼ばれるものが多いのですが、楽器としてはややお手軽感がある割に実は別なジャンルの音楽を演奏するのも結構いけるんじゃないかと思っていて、時間とお金があれば密かに手がけたい楽器だったりします(ってブログで公開したら密かにもなにもあったもんじゃないけど)。

そんな大正琴のようなハーディ・ガーディが気になるのも似たような理由でしたが、どうやら状況が違うらしい。
まずキーが壊れたら、自分で修理する。
ハンドルがうまく廻らなかったら、自分で修理する。
弦が切れたら、自分で張り替える。
結構メンテナンスが大変なようです。
古楽器の宿命かもしれないのですが。

音は擦音の楽器なので、普通の弦楽器と大きく変わることはないのですが、きれいな音を出すのは大変そうです。
300年以上も昔にこんな複雑な機構の楽器があったというのが、好奇心を刺激してくれます。

一回本物の演奏を聴きに行きたいです。

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