☆今日も生きているで書☆

すずりん(硯夢)の毎日の血圧と、書道を中心に記録しています。今日も元気に筆を持っていられることに感謝して。

百人一首43 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり

2009年07月24日 22時15分50秒 | 百人一首
逢ひ見ての
後の心にくら
ぶれば 昔は
ものを おもは
ざりけり

作者 権中納言敦忠
藤原 敦忠〔ふじわらのあつただ〕



ついに逢瀬を遂げてみると、その後の恋しい気持ちにくらべると、以前の恋心などは、何も思っていなかったのと同じであったなぁ。

拾遺集 恋二 710



紙 如月 三色ボカシ金銀砂子 半懐紙二分の一 栢美

筆 中 齋宮 玉川堂

墨 はつしぐれ
平安仮名十五撰墨 伝 西行
平成八年厳冬造 呉竹精昇堂

集字聖教序臨書

2009年07月24日 22時06分21秒 | 臨書の臨書
(治〇以軽塵足岳。墜露添流。略挙大網。)
以為
斯記。
治素
無才
(学。性不総敏。)


治(高宗李治)はこの序文に記を加えることによって、ひとひらの軽々しい塵を山岳に加え、地に落ちた一滴の露を大きな流れに添えるようなものであるが、抜粋した概略を取り出し、序文のための記とするものである。
治は素より才能も学識もなく、生まれつき聡明ではない。


紙 手漉き半紙 No.6

筆 杉影 久保田号作 玉蘭堂

墨 無名 古梅園