Re:born

津波被災GPZ900R再生記

タンク再生その1

2012-01-12 21:35:47 | 作業記



ずっと状態が気になっていた、タンクに着手します。







当時は眩しいほどの輝きを放っていたタンクも、
何とも物悲しい状態…。

外装仕上げはプロにやってもらうとして、
タンク内部の仕上げは自分でやらないと。



カギを保管してた実家ごと津波で流されたため、当然カギ無しで
タンクキャップ開ける事ができず。
内部の状態は一切ワカリマセン。

揺すると、推定2リッター前後のガソリンが入っている感じ。
保管してたときは、錆防止のために満タンにしてたんだけどなぁ…。


そして漂う腐ったガソリン臭。
この臭いがするという事は、間違いなく内部に錆キテるんだろうなぁ。



とにかくタンクキャップを開けて、内部確認しないといけませんな。




津波と共に無くなった鍵は、当初は鍵屋さんにキーシリンダーを
持ち込んで作成してもらおうと思っていましたが…






これはメットホルダー部の写真だけど、キーシリンダは全てこんな感じで、
シリンダー部に砂がギッチリと詰まっている状態。

津波に巻かれると、こんなんなってしまうのね…。

こんなんでは鍵屋さんへ持って行っても門前払いされそうなんで、
カギの再生はあきらめます。





カギの再生あきらめた。



でもカギ無いと、開けられるはずない。



カギが無く開ける方法は??




破壊するしかないでしょ!










ってことで、キーシリンダー破壊作業です (ノД`)



涙を流しながら(?)約30分の作業の末…





シリンダー部摘出。

キーシリンダーさえ無くなれば、マイナスドライバーで容易に開きます。


という事で、ご開帳!








内部を確認しなくとも、タンクキャップの状態から、全てが分かりますよね(-ω-;)


恐る恐るタンク内を覗くと…






はいはい、やっぱりそうですか。

知ってましたよ!(笑)






このタンク、再生可能だろうか。


…ではなく、




この位なら余裕で再生できます!






ポイントは↑の写真の矢印部分。

本当に再生できない位に錆がイッちゃっているタンクは、
こんな鉄板部位は絶対に確認する事ができません。
この程度の錆は、鉄板の元から錆びているのではなく、
表面のほんの一部だけが錆びている状態。

錆取りケミカル使えば、問題無く使用に耐える事ができます。

更に言えば、タンク内部を完全乾燥させて、エアブローすれば、
この程度の錆ならほとんどが落とせると思います。

ま、僕はお金かかっても確実なケミカル使用を取りますけどね(笑)



まずは一安心。







ピンゲルのハイフローコックも、たぶん再使用可能。

だけど、レバー部のOリング(分解不能)からガソリン漏れて
来たら嫌なんで、新品購入しちゃいました。



で。

内部が明らかになった今、気になるのは外側。


だってさ…




これとか…



これとか、写真で見るとだいぶいい感じには見えるけど、
実際見ると、錆がかなりグズグズな状態なんだよねぇ。


錆を削って行って、穴が開く…とかいう最悪な事態も考えられる…。



って事で、タンク内錆取り作業は一旦保留。

板金屋さん持って行って、穴開かないかどうか確認してもらってから、内部の錆取り作業することにします…。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鍵穴について (ミント)
2017-03-23 20:44:11
ドリルでやってみて、あけれないんですが、キーシリンダーの1部をとっただけで、タンクキャップを開くことができたのでしょうか。
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Unknown (やすてぃ)
2017-03-23 21:32:22
一部じゃダメですねぇ。

ドリルでキーシリンダ部を破壊しながら摘出して、
シリンダの下(キャップ本体側)にマイナスドライバーが
突っ込める溝があるから、そこをキャップ開く方向に回せばOKデス。
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