ずっと状態が気になっていた、タンクに着手します。
当時は眩しいほどの輝きを放っていたタンクも、
何とも物悲しい状態…。
外装仕上げはプロにやってもらうとして、
タンク内部の仕上げは自分でやらないと。
カギを保管してた実家ごと津波で流されたため、当然カギ無しで
タンクキャップ開ける事ができず。
内部の状態は一切ワカリマセン。
揺すると、推定2リッター前後のガソリンが入っている感じ。
保管してたときは、錆防止のために満タンにしてたんだけどなぁ…。
そして漂う腐ったガソリン臭。
この臭いがするという事は、間違いなく内部に錆キテるんだろうなぁ。
とにかくタンクキャップを開けて、内部確認しないといけませんな。
津波と共に無くなった鍵は、当初は鍵屋さんにキーシリンダーを
持ち込んで作成してもらおうと思っていましたが…
これはメットホルダー部の写真だけど、キーシリンダは全てこんな感じで、
シリンダー部に砂がギッチリと詰まっている状態。
津波に巻かれると、こんなんなってしまうのね…。
こんなんでは鍵屋さんへ持って行っても門前払いされそうなんで、
カギの再生はあきらめます。
カギの再生あきらめた。
↓
でもカギ無いと、開けられるはずない。
↓
カギが無く開ける方法は??
↓
破壊するしかないでしょ!
ってことで、キーシリンダー破壊作業です (ノД`)
涙を流しながら(?)約30分の作業の末…
シリンダー部摘出。
キーシリンダーさえ無くなれば、マイナスドライバーで容易に開きます。
という事で、ご開帳!
内部を確認しなくとも、タンクキャップの状態から、全てが分かりますよね(-ω-;)
恐る恐るタンク内を覗くと…
はいはい、やっぱりそうですか。
知ってましたよ!(笑)
このタンク、再生可能だろうか。
…ではなく、
この位なら余裕で再生できます!
ポイントは↑の写真の矢印部分。
本当に再生できない位に錆がイッちゃっているタンクは、
こんな鉄板部位は絶対に確認する事ができません。
この程度の錆は、鉄板の元から錆びているのではなく、
表面のほんの一部だけが錆びている状態。
錆取りケミカル使えば、問題無く使用に耐える事ができます。
更に言えば、タンク内部を完全乾燥させて、エアブローすれば、
この程度の錆ならほとんどが落とせると思います。
ま、僕はお金かかっても確実なケミカル使用を取りますけどね(笑)
まずは一安心。
ピンゲルのハイフローコックも、たぶん再使用可能。
だけど、レバー部のOリング(分解不能)からガソリン漏れて
来たら嫌なんで、新品購入しちゃいました。
で。
内部が明らかになった今、気になるのは外側。
だってさ…
これとか…
これとか、写真で見るとだいぶいい感じには見えるけど、
実際見ると、錆がかなりグズグズな状態なんだよねぇ。
錆を削って行って、穴が開く…とかいう最悪な事態も考えられる…。
って事で、タンク内錆取り作業は一旦保留。
板金屋さん持って行って、穴開かないかどうか確認してもらってから、内部の錆取り作業することにします…。
ドリルでキーシリンダ部を破壊しながら摘出して、
シリンダの下(キャップ本体側)にマイナスドライバーが
突っ込める溝があるから、そこをキャップ開く方向に回せばOKデス。