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まだ残ってるFA選手で欲しい選手はいますか?

2024-02-12 07:29:04 | マリナーズ全般

2月も中旬、スプリングトレーニングも近づいてきました。

FA市場にはまだ戦力になりそうな選手もいますが、マリナーズのロスターはほぼ確定のはず。なんですけど資金力とペイロールだけ考えれば残るFA選手の獲得はゼロではない気もしてしまうんです。どう思いますか?(某情報筋の話ではこのくらいが予算みたいですけど)マリナーズの正確な資金の余裕は知ることは出来ませんが現状は2023年と同程度になってるようで、MLB内では真ん中より下の17位となっています。(Cot's Baseball Contractsより)

現状で昨年よりもペイロールを減らしているチームはSD, LAA, SF, TOR, BOS, NYM, CHW, MIN, DET, COL, MILなど。

年俸調停やってる選手がいたら含まれてないかもしれませんけど、ざっと見たらこれらのチームは昨年よりも年俸総額は減っています。けっこうたくさんありましたね。各チームの事情を把握してませんので数字上で考えればという話ですけど、残っている大物FA選手と契約する可能性は残っているのかもしれません。もちろん他のチームも年俸総額をアップしてでも獲りに行くという可能性がゼロではないでしょう。

 

Free Agentになっている選手を見ていくと、

QOの選手が3人残っています。Blake Snell, Cody Bellinger, Matt Chapmanの3人です。まずこの3人から考えていきましょう。

 

Snellの印象は浮き沈みがあり、与四球も多いけど奪三振も非常に多く、被安打は少ないというサイヤング賞左腕。昨年は180イニングを投げていますが規定投球回数に到達したのは以前サイヤング賞を受賞した2018年以来でした。シアトル出身の31歳。

マリナーズ愛もあるようだし、もし契約してもRayをトレードできたので年俸$20M以上の先発投手は2人までという暗黙のルールを破ることもありません。しかし、マリナーズのローテはすでに固まっているのでは?もし契約したら6人ローテでいくのか、誰かトレードするのか、MillerかWooをマイナースタートにするのか?開幕までに離脱者が出ないとも限りませんけど、MLBでも屈指のローテと評価されているマリナーズに先発投手を加えることはあるのでしょうか?

 

Bellingerのポジションは1B/CF。左打者。守備力は高く、昨年はCFで686イニングOAA+4を記録、1Bで421.2イニングOAAは0、DRS+5を記録しています。2019年にはRFで911.1イニング、DRS+18、OAA+7という成績。

2021年の極度の不振から2022年は少しもどして、2023年復活。まだ28歳であり通常で考えれば全盛期となるはずの年齢です。23歳でMVPを獲得した早熟タイプなのかもしれませんから難しいところです。特に気になるのが打球速度系の成績が降下している点です。CFとして考えれば20HR打てて、守備はプラスなので価値があると思うんですけど、現状のままパワーが下がっていくと両翼で使う場合には価値が下がってしまうことになります。

 

Chapmanは3Bの名手で4月で31歳になります。三振が多く打率が低いけど長打力があり打球速度系の成績はリーグ屈指の打者です。盗塁は少ないけど3Bの長距離打者としてはスピードはあります。

この3人の中ではChapman獲得が一番なさそうな気がします。Chapmanに大金払うならUriasで十分ですし、何度も言うけどDonaldsonでいいです(みなさんに否定されると思いますけど…)。でも実績と今後数年を求めるならありかもしれません。31歳になるのでどこまでやれるかわかりませんがWAR3~4を数年は出してくれそうな気がします(コスパを考えれば疑問符はつきますが)。

 

 

他に未契約の年俸$10M超えそうな選手はJordan Montgomery, Jorge Soler, J.D. Martinez, Mike Clevinger, Michael Lorenzen, Brandon Belt, Hyun Jin Ryuあたりでしょうか。

はっきりいって先発投手は地元のSnell以外は獲得はないと思いますので他の選手には触れないでおきます。まあSnellもないとは思ってますけど。野手のSoler, Martinez, BeltもDHなので獲得可能性は極めて低い気がします。唯一ありそうなのはBeltですがFranceをトレードした場合という条件付きで1B/DHとしての獲得です。思い切ってSolerを守備につかせるならSolerもあるかもしれませんけどね。

 

 

以上が残る高額契約となりそうなFA選手たちです。このなかで考えればマリナーズのニーズに一番合うのはOFを守れるBellingerであることは間違いないと思います。ただ契約がどこまで大きくなってしまうのか。QOである点もマイナスです。そして、2年ほど低迷していたことをどうとらえるのか。少なくとも5年前のBellingerと、復活したとはいえ昨年のBellingerは少し違う選手であり、長打力は下がっている気がします。マリナーズのCFが空いているのなら年俸も多少上がっても仕方ないと思えるんですが、Julioがいるわけで、Bellingerが加入した場合彼はRFに入ることになりますからね。プレミアムポジションであるCFとしての高額年俸を払うのは無理な話。そんな年俸が欲しいならCFで使ってもらえるチームに行くべきでしょうし、まあそうなるはずですが。

マリナーズがもし支払うのであれば4~5年×1年あたり$20~24Mの総額$80~120M程度(出来れば$100M以内)これくらいならありなのかもしれません。これにオプトアウトを盛り込むのもいいでしょうけど、わざわざ打者には厳しいシアトルで成績残して再度FA市場へという考えになるのかはわかりません。せっかく不良債権無く健全なチームになっている今のマリナーズにこんな大きなリスクのある契約をする必要があるのかはちょっと疑問ですが、2024~2025年の短期目線で考えればBellinger加入は良いことだと思いますし、投手陣が整い、野手陣も少し不安はあるものの勝てそうな陣容にできたところですからね。最後のピースとしてBellingerというのは選択肢としてはありなのかもと思えます。ちなみにオフに入った時はBellingerはありえないと思っていたのが正直なところで、私は獲得候補ランキングを作成してたくさん選手名をあげてますがそこにも彼の名前は出してすらいませんからね(笑)

今季のOFは個人的にCanzoneの覚醒に期待しているんですがBellingerが入るのとどちらが良いのかと聞かれるとBellingerと答えてしまいそうな現在の私です。少なくともすぐに活躍してくれそうな大きな期待がかかるOFトッププロスペクトもいない状況で数年はJulioの両脇を支えるCOFとして頼りになるかもしれませんし、昨年の復活が本物なら中軸を打って打撃でもJulioをプロテクトできる存在になりえますから。

 

いずれにしろ大金を必要とするFA選手をマリナーズが獲得できる資金があればの話です。ということで今残っている選手で獲得するならという話でした。基本的にはないと思ってますが、BellingerやChapmanと1~2年契約なんてことになったらおもしろいですけどね。

 

 

 

さて、おまけの妄想の話ですが、もしSnellを獲得して既存のローテ投手を誰かトレードするなら…エースで長期契約を結んでいるCastilloとエース候補のKirbyはキープするはず。Gilbert, Miller, Wooのうち1人出すなら誰を出すのか。一番価値がありリターンが大きいのはGilbertで間違いありませんが個人的には実績をしっかり残してきた彼をトレードしたくないです。出すならMillerかWooのどちらかです。

しかし仮にGilbertをトレードしても替わりにSnellが入るわけで、大きなリターンが見込める点や保有年数でMillerやWooより短くなる点など総合的に考えていけばGilbertになってしまうのかもしれません。

Xで以前つぶやきましたがCHC, STL, BALあたりが候補なのではないかと思っていたんですがBALはBurnesを獲得できましたから、さらに投手を獲るのかは怪しくなった気がします。

トレード内容ですがマリナーズとしてはすでにMLBで実績ある選手1人+トッププロスペクトを含む4~5人。Gilbertを出すならこれくらい欲しいです。

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