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超!マリナーズ(仮)

マリナーズのことを応援していきます。

各年のドラフト上位5人を振り返ってみました

2025-01-13 15:42:03 | ドラフト

ドラフト3位指名権を手に入れたマリナーズ。はたして3位指名ではどんな選手が指名できるものなのか、過去のドラフトを振り返ってみました。

ちなみに2024年ドラフトの3位のピックバリューは$9,070,800でした。15位指名だったマリナーズは$4,880,900なのですごい差ですね。

 

 

では各年の1~5位の選手名、ポジション、2024シーズンまでの通算rWAR、大学生か高校生かを確認していきます。

 

【2024年】

1. Travis Bazzana, 2B, c

2. Chase Burns, RHP, c

3. Charlie Condon, OF/3B, c

4. Nick Kurtz, 1B, c

5. Hagen Smith, LHP, c

 

【2023年】

1. Paul Skenes, RHP, 5.9, c

2. Dylan Crews, OF, 0.6, c

3. Max Clark, CF, hs

4. Wyatt Langford, OF, 3.9, c

5. Walker Jenkins, CF, hs

 

【2022年】

1. Jackson Holliday, SS, 0.1, hs

2. Druw Jones, OF, hs

3. Kumar Rocker, RHP, 0.0, c→独立リーグ

4. Termarr Johnson, SS, hs

5. Elijah Green, OF, hs

 

【2021年】

1. Henry Davis, C, -2.0, c

2. Jack Leiter, RHP, -1.6, c

3. Jackson Jobe, RHP, 0.1, hs

4. Marcelo Mayer, SS, hs

5. Colton Cowser, OF, 2.3, c

 

【2020年】

1. Spencer Torkelson, 3B, -0.3, c

2. Heston Kjerstad, OF, 0.5, c

3. Max Meyer, RHP, -0.1, c

4. Asa Lacy, LHP, c

5. Austin Martin, SS, -1.0, c

 

【2019年】

1. Adley Rutschman, C, 13.1, c

2. Bobby Witt Jr., SS, 14.7, hs

3. Andrew Vaughn, 1B, 1.1, c

4. JJ Bleday, OF, 1.6, c

5. Riley Greene, OF, 8.6, hs

 

【2018年】

1. Casey Mize, RHP, 2.9, c

2. Joey Bart, C, 2.9, c

3. Alec Bohm, 3B, 3.8, c

4. Nick Madrigal, SS, 3.0, c

5. Jonathan India, 3B, 7.0, c

 

【2017年】

1. Royce Lewis, SS, 3.4, hs

2. Hunter Green, RHP, 9.1, hs

3. MacKenzie Gore, LHP, 3.1, hs

4. Brendan McKay, 1B, -0.1, c

5. Kyle Wright, RHP, 2.6, c

 

【2016年】

1. Mickey Moniak, CF, 0.8, hs

2. Nick Senzel, 3B, -3.0, c

3. Ian Anderson, RHP, 3.0, hs

4. Riley Pint, RHP, -0.4, hs

5. Corey Ray, OF, 0.0, c

 

【2015年】

1. Dansby Swanson, SS, 23.4, c

2. Alex Bregman, SS, 39.6, c

3. Brendan Rodgers, SS, 5.9, hs

4. Dillon Tate, RHP, 1.9, c

5. Kyle Tucker, OF, 23.0, hs

 

【2014年】

1. Brady Aiken, LHP, hs

2. Tyler Kolek, RHP, hs

3. Carlos Rodon, LHP, 17.5, c

4. Kyle Schwarber, C, 15.4, c

5. Nick Gordon, SS, -0.4, hs

 

【2013年】

1. Mark Appel, RHP, 0.3, c

2. Kris Bryant, 3B, 27.5, c

3. Jon Gray, RHP, 14.1, c

4. Kohl Stewart, RHP, 0.2, hs

5. Clint Frazier, 3B, -0.1, hs

 

【2012年】

1. Carlos Correa, SS, 44.4, hs

2. Byron Buxton, CF, 24.5, hs

3. Mike Zunino, C, 9.2, c

4. Kevin Gausman, RHP, 23.8, c

5. Kyle Zimmer, RHP, 0.0, c

 

【2011年】

1. Gerrit Cole, RHP, 43.3, c

2. Danny Hultzen, LHP, 0.2, c

3. Trevor Bauer, RHP, 21.1, c

4. Dylan Bundy, RHP, 7.5, hs

5. Bubba Starling, OF, -1.8, hs

 

【2010年】

1. Bryce Harper, OF, 51.1, jc

2. Jameson Taillon, RHP, 13.9, hs

3. Manny Machado, SS, 57.8, hs

4. Christian Colon, SS, 1.1, c

5. Drew Pomeranz, LHP, 12.4, c

 

 

予想はしていましたが、1巡上位の選手でもモノになってない選手はたくさんいますね。トップ3に絞ってみても3人全員一定以上の活躍をしているドラフトっていうのは少ないです。

気になった年のトップ5はありましたか? 2015年はトップ5も優秀で、7位Andrew Benintendi、9位Ian Happ、12位Josh Naylor、24位Walker Buehler、32位Ke'Bryan Hayesのほかにも主力で活躍している選手が複数います。2014年は上位の2人がメジャーに到達できませんでしたが1巡には7位Aaron Nola、10位Michael Conforto、13位Trea Turner、25位Matt Chapmanなどがいます。2012年は7位Max Fried、18位Corey Seager、47位Matt Olsonなど。2010年が13位Chris Sale、23位Christian Yelich、38位Noah Syndergaardなど。あとは2023年がドラフトからわずか1年しかたっていないのに上位5人のうち3人(1巡のうち7人)がすでにメジャーデビューしておりSkenesは衝撃的な活躍で、6位以下の選手も各球団のトッププロスペクトが多数いて過去数年では有数のドラフト年となりそうな予感です。一方でコロナ禍だった2020年は情報収集が難しかったと思われマリナーズも6位指名のHancockがいまいちなように他球団も上位勢はパッとしない年になっていて、結果が出ているのは10位のReid Detmers、11位Garrett Crochet、30位Jordan Westburgなど今のところわずかです。ドラフト1巡全体の話になりそうなので本題であるトップ5の話に行きます。

 

今回見てきたトップ5では大学生のほうが多く指名されていますが考えていたよりは高校生の指名も多いんだなあと思いました。今回集計した全75人のうち大学生が45人、高校生が30人となっています。(Kumar Rockerは大学の後1年独立リーグ行ってますが大学生でカウントしました。Bryce Harperは短大ですが経緯や年齢考えて高校生に入れました。)

今回集計した15年分のトップ5は大学生45人合計rWAR293.9(1人あたり6.53)、高校生30人合計rWAR268.5(1人あたり8.95)となっています。高校生のほうが昇格は遅いので少し数字が低く出ると思いますがCorrea、Machado、Tucker、Witt Jr.、(Harper)のようなスターが出ているので1人当たりにすると高校生のほうが高くなったようです。一方で上位指名なのに全然だめだった選手もたくさんいるのが高校生。大学生は期待値までは届かなくとも多少なりともメジャーで成績を残せている選手が多い印象ですし、もちろん大学生からもCole、Gausman、Bregmanなど優秀な選手がいます。

 

いくつか分けて見てみます。

まず、順位別の合計rWAR

1位:186.4

2位:128.9

3位:136.6

4位:57.9

5位:52.6

やはり全体1位というのはすごいですね。2010年から3年はHarper, Cole, Correaと全体1位にふさわしい結果が出ています。その後HOUが連続して2013、2014年と残念な指名がありましたが、その後Swanson, Lewis, Rutschman, Skenesといった選手が結果を出してくれることでしょう。

 

 

大学生か高校生か、ポジション別でrWARを見ると

大学生P 19人(RHP14、LHP5) 144.3

高校生SS 9人 125.9

高校生OF 10人 106.2

大学生SS 5人 66.1

大学生C 5人 38.6

高校生P 10人(RHP8、LHP2) 36.5

大学生3B 5人 34.9

大学生OF 7人 8.9

大学生1B 3人 1.0

大学生2B 1人  ---

高校生3B 1人 -0.1

となっていました。(上でOF/3Bと紹介していたCondonはOFで集計しました。)

意外だったのは最近多いなあと思っていた打力重視であるはずの大学生OFの結果が出ていないこと。トップ5指名で見れば2010~2015年は大学生OFの指名がありませんでしたので2016年以降大きなプラスを出している選手がまだいないということも言えると思います。

高校生投手は少ない印象もあったんですが、最近少ないだけでそれまでは逆に多かったんだなあと気づかされました。見ての通り上位指名の高校生投手はなかなか結果が出ていないというのは現実のようです。最近指名が少なくなってる中で指名されたGreenやJobeが今の評価のままエースへと成長していくか気になるところです。

 

 

いかがだったでしょうか。

こういうデータを見てしまうと、残ってる中で一番いい選手を指名してほしいとは言いながら、大学生なら投手、高校生なら野手というのが基本線になるのかなあと思ってしまいますね。

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2025ドラフトに向けて

2025-01-05 18:40:48 | ドラフト

とんでもないラッキーを発揮して2025ドラフト全体3位指名権をゲットしたマリナーズ。

現時点での有力候補をメモ程度というか名前だけ書いておこうと思います。

 

まずマリナーズの現状を確認しておきます。

現在のプロスペクトたちを考えればSS/2B/3B候補としてCole Young, Colt Emerson, Felnin Celesten, Michael Arroyoなどがいます。OFはCFのJonny Farmeloくらいでしょうか。Lazaro Montesは個人的にはOFとしては見てません。DH以外(1B)で使えればいいんですがDHとして見てます。CとしてはHarry Fordですが、トレードするのかコンバートするのか?Raleighがいる中で控え捕手として使うのか?どうなっていくんでしょうね。Cでは2024ドラフトのJosh Caronもいます。ほかにはTai Peete、2024IFAで契約したDawel Joseph、守備力のある3B Ben Williamsonなどがあがるところだと思います。

現在のマリナーズにいて2、3年先くらいも主力なのはJulio, Raleighの2人くらい、Raleyを入れても3人というところでしょうか。RoblesやArozarenaはFAになっている可能性が高いでしょうし、内野ではCrawfordもいなくなってるかもしれません。そう考えると上記プロスペクトたちがある程度順調にマリナーズの戦力になると仮定してもOFは足りない気がします(IFからコンバートできると考えることもできますが)。IFも期待の選手たちが皆戦力になり、レギュラーになっていけば2B/3B/SS3つのポジションを埋められますがそう簡単にはいかないはず。そう考えてしまうとSSでもOFでも一番良い選手を指名すればよいような気がします。ただOFというのはトレードやFAで埋める選択肢も考え付きやすいところですので、爆発的攻撃力のあるOFでない限り優先するのはSS中心にIFなのかなあと考えてしまいます。

投手陣はCastilloとGilbertがあと3年、KIrbyが4年、MillerとWooは5年保有権がある状況。Hancockは期待値には到底届かなそうでローテーションで1年回るのも難しそう。プロスペクトを見るとEvansがもうすぐMLBに到達しそうで、今年のドラフトでは大学生のスイッチ投手Cijntje、将来のエース候補Sloan2人を上位指名しました。マイナーには複数の長期欠場中投手がいます。

ということで個人的には野手優先の指名はずっと変わりませんし、2024年は2人の投手を上位指名をしたこともあって、やはり野手優先でいってほしいところです。故障長期欠場者が出る前提、短命で終わる可能性、6人ローテになっていく可能性いろいろ考えると投手はいくらいても困らないということで投手指名でも良いんですけどね。なので結局のところ残ってる中で一番良い選手を指名で良いと思います。優柔不断な結論ですみませんが今のところは結論は出さずにそういうことで。

ともかく、爆発的に打てるOF、打力があって将来的にもSS/3B/2Bを守れるIF、エース候補。3番目の指名なのでこのくらい贅沢にいきたいですね。

 

 

さて、2025ドラフトで以前から話題になっているのがMatt Hollidayの息子でBALのJackson Hollidayの弟であるEthan Holliday。Jacksonは2022年の全体1位であり、Ethanも全体1位指名を受けるのかということが注目されていますね。あとはTexas A&MのOFであるJace LaViolette。この2人が現時点で有力な全体1位候補だとみられているようです。

では候補者をあげてみます。

 

【野手】

<大学生>

・Jace LaViolette, OF

・Aiva Arquette, SS/2B/3B

・Dean Curley, SS/3B

・Brendan Summerhill, OF

・Cam Cannarella, CF

・Ethan Conrad, OF

・Gavin Kilen, SS

・Henry Godbout, 2B

・Henry Ford, OF/1B

・Daniel Dickinson, 2B

・Tre Phelps, OF/3B

・Nick Dumesnil, OF

・Devin Taylor, OF

大学生野手を獲得するのであれば打撃で貢献できる選手であることが絶対条件。守備は最低でも平均レベルでこなせること(数年で1B/DHにならないこと)。

 

<高校生>

・Billy Carlson, SS/RHP

・Ethan Holliday, SS/3B

・Xavier Neyens, 3B

・Brady Ebel, SS

・Eli Willits, SS

・Kayson Cunningham, SS

高校生野手はSSかCFの身体能力が高く、打てる選手が候補になると思いますがNeyensも評価高いです。

 

 

 

【投手】

<大学生>

・Tyler Bremner, RHP

・Jamie Arnold, LHP

大学生投手は即戦力かつエースになれる選手が候補です。

 

<高校生>

・Seth Hernandez, RHP

・Cameron Appenzeller, LHP

・Kruz Schoolcraft, LHP/1B

Hernandezの評価は高く、5位以内での指名予想をする媒体も。過去5年で10位以内の指名を受けた高校生投手は3人しかいません(2023年10位Noble Meyer、2021年3位Jackson Jobe、7位Frank Mozzicato)。

 

 

以上かなり多めになりますが現時点の候補にしておきます。

全体3位というかなり上の指名なので基本的には将来像が見えているフロアの高い大学生を指名できます。大学生であれば現在のマリナーズのトッププロスペクトたちと同じくらいの時期に昇格することが期待できるので一気に勝負をかけるのであれば大学生の方が良いのかもしれません。ただ2025年は高校生のほうが全体的に評価が高そうですね。高校生の野手ではHolliday, Carlson, Neyensの3人が有力候補だと思います。個人的にはHolliday以上にCarlsonが気になっていますし、NeyensはSSからは外れて、3BもしかしたらOFになるかもしれませんがワシントン州生まれでパワー系の数値がすでに目立っているので指名は十分に考えられると思います。投手のHernandezも評価が高いけど高校生投手はリスク高いので可能性は低いと思ってます。ちなみに今回あげた高校生の中で一番若いのがWillits、その次がEbelでこの2人はドラフト時点でも17歳です。

大学生投手も2人のみ候補にあげていますがこの2人なら次のエース候補として2027年にはローテ入りが可能だと思います。ただサイズ的に3位指名するには少し小さいかなというのはあります。特にArnordは6-1なのでマリナーズでいえば故障はしているブルペンエースとなったBrashと同じ身長になります。Bremnerは6-2なので2021年4、6巡指名のMillerやWooと同じです。マリナーズが1巡指名しているGilbertは6-6、Kirbyは6-4とやはりドラフト時点では先発投手はサイズで見られてしまうところがあると思います。そんな中2024年は5-11しかないCijntjeを1巡指名したのが驚きだったわけです。話が逸れそうになってますが6-2が最低ラインではないかと個人的には思ってるところがあるのでArnoldのスライダーは魅力的ですがArnoldよりBremnerということになります。実力でもBremnerを評価する媒体が多いようですね。ちなみにRyan Sloanは6-5です。

大学生野手はLaVioletteが評価されています。パワーが魅力のLaVioletteは三振が多いのは気になるところですがスピードも平均以上です。個人的にはArquetteはかなり気になっていて2025シーズンで結果を出せば指名もあり得ると思います。なのでLaVioletteとArquetteが有力候補となり、その次のクラスにCurley, Summerhillがいる感じです。上ではたくさん名前をあげてますが、大学生の野手を3位指名できるなら中軸に入れるパワーも備えている選手がいいですよね。そして1B以外をしっかり守れる選手。そうなってくると、たくさん候補をあげてますが実はだいぶ絞れます。大学野球のシーズン始まってから成績も見ながらやっていければと思ってます。

 

それでは最後に現時点でマリナーズに指名してもらいたい選手の順位を付けるなら、

1. LaViolette

2. Carlson

3. Holliday

4. Arquette

5. Neyens

6. Bremner

7. Arnold

8. Curley

9. Summerhill

10. Ebel

という事にしておきます。

ドラフトまでの最後のシーズンで各選手どのように評価が変わっていくのでしょう。ドラフトまでに何度か記事を投稿できればと思っています。

 

 

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2024ドラフト1日目終了

2024-07-15 20:49:42 | ドラフト

2024 MLB DRAFTの1日目が終了しました。

#1はCLEがTravis Bazzanaを指名しました。2Bとしては史上初の全体1位となりました。

2位はCINがChase Burnsを指名、3位はCOLがCharlie Condonを指名しました。

 

 

マリナーズは1巡15位と2巡55位の2つの指名権があり、1-15でJurrangelo Cijntje、2-55でRyan Sloanという2人の投手を指名しました。投手2人とは予想外でした。両投げの大学生Cijntjeを指名した時点で驚いたんですけど、2巡で高校生トップクラスの右腕でエースポテンシャルもあるのかもしれないSloanでさらに驚きました。Sloanは1巡候補であり契約金が高くなるはずですからどこかほかの指名で節約してチーム全体の契約金合計を設定額に収める必要があるのではないかと思います。

1-15のスロットボーナスは$4,880900、2-55は$1,641,800、3-91が$812,900と続きます。個人的にSloanは30位前後の評価なので30位のボーナスを要求してくる場合は$2,971,300となります。公式のランキングでは19位なのでその場合の額は$4,219,200となります。間をとると$3.5Mくらいでしょうか。一方Cijntjeは少しアンダースロットで契約できるのでしょうかね。$4M前後で契約出来れば楽になりますけど、スロットに近い金額になるのかなあと(昨年トップ指名の22位Emersonはオーバースロットの$3.8Mで契約しています)。もちろん契約できると思ってSloanを指名してるんでしょうから大きな心配はしてませんが、明日以降に大きく響かなければいいなあと思ってます。(明日は大学生指名・特にシニアで契約金をかなり少なくして$1Mくらい節約するのはそもそも予定していることなのかもしれません。それがマリナーズのやり方でしょう。昨年も5~10巡指名の6人の大学生に対し$965,500しか使っていません。この6人で約$0.5M少なく契約しています。2022年も同じく5~10巡で$0.6M少なくなっています。同じように$0.5M程度資金を浮かすとしても全然足りませんね。3巡を安く済ませるしかないのかな?)

私が15位指名で推していたTheo Gillenは18位でTB、Carson Bengeは19位でNYMが指名しました。また、Christian Mooreは8位でLAA、Tibbsは13位でSFが指名しています。欲しかった4人はこのような結果となりました。

 

 

 

1-15

Jurrangelo Cijntje (Mississippi State)

2003/5/31、RHP/LHP、5' 11"、200

昨日の投稿でもCijntjeについては書いてますが5' 11"という身長が大きなネガティブポイントになってきます。元々は左利きの両投げですが右の方が評価は高く、右では平均95mph前後(MAX99mph)、K%:30.4、BB%:7.3。左では91mph前後、K%:22.5、BB%:9.7です。左右どちらもスライダーが決め球となります。将来的にはローテーションの№3という評価です。

右で投げるボールは身長が低いこともありMarcus Stromanに近いように見えますがボールの成分はCHWのMichael Kopechに近いというデータです(球速はKopechほどありませんが)。

 

 

2-55

Ryan Sloan (York Community HS)

2006/1/29、RHP、6' 4"、225

今季のイリノイ州最高選手。Wake Forestへのコミットがあります。

球速は最高で昨季の96mphから今季は99mphと高校生だけでなく全投手の中でもトップクラスの球速があり、スライダーとチェンジアップの評価も高く空振りを奪える球種となっています。体格も良く、コントロールも悪くありません。マリナーズとしては以前から候補選手として評価して追いかけてたようです。

 

 

1巡候補の投手2人を指名した1日目となりました。

両投げというレアな投手を指名できて話題性はあるんじゃないかと思います。どこまで両投げでやるのか、MLBで結果出せるのかはわかりませんが、ハイフロアでローテ入りは固いと予想されていたYesavageも残ってる状況でCijntjeを指名しているわけで、この身長でこれだけの評価を得ていることからも実力はかなりのものなんだと思います。焦る必要はありませんが早くマリナーズで投げている姿を見てみたい投手です。順調なら2026年中には昇格を期待したいですね。

Sloanに関しては2巡まで落ちた時点で大学進学も考えられる状況だったのではと思いますが指名。この時点で同じように評価の高かった高校生投手William Schmidtも残っているのにSloanを指名しました。追いかけていた投手であり、少し話は付いているのかもしれません。マリナーズとしてはエースポテンシャルという評価なのでKirbyやGilbertのような投手に育ってさらに上まで行ければ最高という感じでしょうか。体は出来ているように見えるのでそんなに時間はかからないのかもしれません。意外と早く2026~2027年の昇格を期待して見守りましょう。まずは契約完了のニュースを早く聞きたいです。

明日は3~10巡、明後日が11~20巡のドラフト指名となります。投手を2人獲りましたので野手の最初の指名が誰になるのか気になるところです。

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いよいよ2024ドラフトです

2024-07-14 12:13:07 | ドラフト

ドラフトが始まります。

みなさんお気に入りの選手はいますか?

これまで当ブログではドラフトについていくつか記事を書いていますので過去分を読んでいない方はどうぞご覧ください。

今回はドラフト直前。最終的に誰が良いの?ってことで見ていこうと思います。

前回の記事でランキング形式でやってますので同じようにランキングでいきます。

 

1. JJ Wetherholt, 2B/3B/SS

2. Charlie Condon, OF/3B

3. Travis Bazzana, 2B

4. Chase Burns, RHP

5. Jac Caglianone, 1B

6. Bryce Rainer, SS

7. Konnor Griffin, CF/SS

8. Hagen Smith, LHP

9. Braden Montgomery, RF

10. Nick Kurtz, 1B

11. James Tibbs, LF/RF/1B

12. Theo Gillen, SS

13. Carson Benge, RF

14. Christian Moore, 2B

15. Trey Yesavage, RHP

16. Seaver King, 2B/SS/3B/CF

17. Jurrangelo Cijntje, RHP/LHP

18. Cam Smith, 3B

19. Brody Brecht, RHP

20. Kash Mayfield, LHP

21. William Schmidt, RHP

22. Cam Caminiti, LHP

23. Carter Johnson, SS

24. Wyatt Sanford, SS

25. Slade Caldwell, CF

26. Vance Honeycutt, CF

27. Tyson Lewis, SS

28. Tommy White, 1B

29. Ryan Sloan, RHP

30. Braylon Doughty, RHP

31. Kellon Lindsey, SS

32. Ryan Waldschmidt, LF

33. Luke Dickerson, SS

34. Kaelen Culpepper, SS

35. Caleb Lomavita, C

 

 

マリナーズの指名順は15番目です。

 

今更ですがマリナーズに足りないポジションを考えると

まずは強打のOF(CFである必要はないけどRFを守れる肩があるとうれしい)

Harry Ford以外にめぼしいプロスペクトのいないC

コンバートは考えなくて良い、将来的にSSを守れる選手

レギュラー候補が不透明な3B

などが考えられると思います。SSやCFで打力がある選手はどのチームも欲しいはずでマリナーズも毎年このポジションの選手は補充しておきたいはずです。SSのトッププロスペクトであるColt Emerson, Cole Young, Celesten, Peeteなどが将来的にどのポジションを守ることになるのか、トレードはあるのか、どこかから優秀なレギュラーを獲得するのかなどによって2B, 3B, SSはどうなるのかわかりませんけど、SSを守れる選手もしくは内野を守れる強打の選手は常に欲しいところでしょう。

Cについては今年は1巡上位指名の予想される選手はいないので2巡以降でもしくは来年でも良いかと思います。3Bも初めから3Bの選手である必要はなく強打のSSをコンバートということも考えられます。

 

 

このランキングでトップ10の選手はおそらく先に指名されると思うので、予想としては11位のTibbs以降の残っている選手で最上位の選手を指名してもらえたら私としてはうれしいなあと。

Tibbsはとにかく打撃を評価しての指名となります。6' 0"とサイズは大きくないんですが大学3年間で成績を向上させ続け、今季は三振数を四球数が大きく上回り、三振率も低め、28HRを打ったパワーもあります。

私のお気に入りであるGillenはSSですが、故障歴もあって将来的なポジションは不透明。CFやLF、2Bなどが考えられています。つまり将来SSを守れなさそうということですね。それでも2B/CF/LFで打力があれば欲しいということでかなり上にランキングしてます。

BengeとMooreを含めたこの4人のうち誰かを指名してくれればと思ってます。

 

 

最後に、両投両打のCijntjeのランキングを大きく上げました。5' 11"しかないというサイズが大きな懸念点でそれが私の中で順位を上げなかった原因なんですが耐久性は問題ないと思って上げます。(根拠はありません)

先発投手としてはやはりサイズは大きな要素になると思っていて、NYYに移ったMarcus Stromanは5' 7"しかなく、今永が5' 10"でこのような身長の低い先発投手は成功する人数が少ないイメージがどうしてもあります。私のイメージとしては先発投手なら6' 2"くらいは欲しいと思っていてこの条件をクリアしないとなかなか評価しにくい、リリーバーになってしまうんじゃないかと思えてしまうんですよね。

ちなみにマリナーズの先発投手の身長は、

6' 6" Gilbert

6' 4" Kirby, Hancock

6' 2" Castillo, Miller, Woo

やはり6' 2"くらいが一つの目安になる気がします。

他の投手では先発としては定着できなかった長期離脱中のブルペンエースBrashが6' 1"。AAAでは序盤好成績を残していたJonathan Diazが6' 0"と先発投手の中に入れば小柄です。ちなみにマリナーズの投手の中で一番小さいのはSpeierで5' 11"なのでちょうどCijntjeと同じですね。

そんなサイズを除けば魅力的な95mph前後の4シームファストボールを投げているCijntjeは最速で99mph。球速は少し劣りますが、ボールの質・数値的にはMLBの投手ではCHWのMichael Kopechに近いというデータです。

サイズ的には申し分なく、さらにCijntjeよりも球速が出るBrechtですがボールの回転数は平凡。どちらが欲しいかというのは難しいですが最終的にCijntjeを上にしましたがこの辺は好みでマリナーズが育てられる投手を指名してほしいなあと思います。

昨年ドラフトのEvansのように下位指名でも好投手を発掘できそうなマリナーズなので3~10巡くらいで大学生の先発投手を複数指名してくるのではと思っています。故障明けの投手だったり、今季成績を落としたけど実力はあるはずの投手、見逃されている実力ある投手などどこかから見つけてきてくれると思ってます。なので上位は野手を指名するという流れです。

 

ということで最終的には1巡15位指名は大学生投手はないんじゃないかと思ってるんですが、各所Mock Draftでは投手指名の予想も多く、大学生投手も入っていますね。高校生投手は難しいのでなんとも言いにくいけどいっても良いのかもという気持ちもあります。でもやっぱり野手かなあ。現状のマリナーズに足りないのは圧倒的に打力のある野手ですからね。

もうしばらく誰を指名するのか楽しみにしておきましょう。

 

あとは全体1位で誰が指名されるのか。

Bazzana, Wetherholtのどちらかが有力なようですね。打撃の実績ならCondonが一番になるはずですが。

誰を指名するかは契約金の問題も絡んできていると思われます。おそらく故障して欠場期間のあったWetherholtの評価が少し低くなっているはずで契約金も少し低く抑えられるのではないかと思います。CLEが全体1位で誰を指名したとしてもスロット($10,570,600)よりは低い金額での契約になるのでしょうが、指名候補の中でWeetherholtが一番節約できて、36位、48位、それ以降の指名でかなりの資金をつぎ込めるようにすることが可能になります。上位指名を持つチームは基本的にこのような戦略をとれる選択肢があるわけですね。ちなみにCLEが使える金額(ボーナスプール)は$18,334,000、マリナーズはおよそ半分の$9,543,300になっていて、一番少ないHOUは$5,914,700しかありません。

マリナーズの15位指名のスロットは$4,880,900となっています。

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2024ドラフト前のまとめ

2024-07-06 18:33:52 | ドラフト

ドラフトまで1週間ほどとなりました。

いくつかドラフトに関連する記事を書いてきましたが、結局誰を欲しいのか。いろいろ書いても面倒なのでマリナーズが1巡で指名してほしい選手を順番にあげていきます。当然上位10名くらいは先に指名され残ってないはずです。

 

1. Travis Bazzana, 2B

2. Charlie Condon, OF/3B

3. JJ Wetherholt, 2B/3B/SS

4. Chase Burns, RHP

5. Jac Caglianone, 1B

6. Bryce Rainer, SS

7. Konnor Griffin, CF/SS

8. Braden Montgomery, RF

9. Nick Kurtz, 1B

10. Hagen Smith, LHP

11. James Tibbs, LF/RF/1B

12. Carson Benge, RF

13. Trey Yesavage, RHP

14. Theo Gillen, SS

15. Cam Smith, 3B

16. Seaver King, 2B/SS/3B/CF

17. Christian Moore, 2B

18. Brody Brecht, RHP

19. Kash Mayfield, LHP

20. William Schmidt, RHP

21. Cam Caminiti, LHP

22. Tommy White, 1B

23. Carter Johnson, SS

24. Wyatt Sanford, SS

25. Slade Caldwell, CF

26. Vance Honeycutt, CF

27. Braylon Doughty, RHP

28. Ryan Sloan, RHP

29. Tyson Lewis, SS

30. Kellon Lindsey, SS

31. Jurrangelo Cijntje, RHP/LHP

32. Kaelen Culpepper, SS

33. Luke Dickerson, SS

34. Billy Amick, 3B/1B

35. Caleb Lomavita, C

 

いろいろ考えてるとリスクがあるのは理解しているつもりですが高校生投手もありなんじゃないのかなと思えてしまいこのようなかたちになりました。逆に最近のマリナーズのトレンドである高校生野手が上位に少ないことになってしまいました。予想というよりも完全に個人的趣味になってる気もしますが欲しい順番なのでね。どうしても将来像が見えやすい大学生が上位というかマリナーズの指名順である15番目前後に多いことになりました。

BengeとGillenが私のお気に入りであることはこれまでの記事を読んでいただいてる方にはわかると思います。Bengeは成績はそれほどでもありませんが潜在的なパワーが平均以上あると思いますし、今季終盤は結果も出ていたと思います。将来的にRFを守り続ける肩と守備力があることで私の今ドラフト本命になっています。Gillenは攻撃型の高校生野手だと思っています。ポジションがどこになるのかはやや不透明ですが重要なポジションを守れる運動能力はあるはずです。

私の中で上がっているのはTibbsです(周りの評価と同じくらいまで上がってきたという感じでしょうか)。打てないマリナーズなので将来的には守備ポジションの懸念があるのは承知でTibbsが残ってればいくべきなのかもしれません。LFで使えればいいんですけどね。最悪1Bに移ったとしても大学で見せた打撃力があれば生き残っていけると思いますし大学3年間で三振率を激減させながら本塁打を増やし、四球を増やした実力は本物でしょう。これからも成長を期待します。ちなみに今季三振率は11.6%でした。Whiteも同じような意味で選択肢に入るのかもしれません。大学1年目から結果を残し続けてきました。3年間であまり成績が伸びていないのは気になりますが安定してハイレベルな成績を残している実力派です。

通常で考えれば1巡はKingのようにSSをやれるから他のポジションも守れる身体能力のあるタイプを指名するのが当然だと思います。ここ数年のマリナーズ上位指名もSSやCFを指名してるし、CのHarry Fordもコンバートできるほどの能力はありますからね。ウェイクフォレストにきて1年目の今季期待通りの成績とはいえなかったのかもしれませんからその点で指名順は少し下がってしまった予想が増えてきてますが少なくともマリナーズの問題である三振数を減らしてくれそうな選手です。四球も少ないですが。。。

Smithはオールラウンドな3Bとしてマリナーズの前に指名されている可能性も高そうです。昨ドラフトのWilliamsonもがんばっていますが、もし残っていれば選択肢に入ってくるのかもしれません。今季三振率は14.9%。

Mooreはもしかしたらと思ってます。今季三振率を14.2%まで下げ打率を上げて30HR超のパワー。CWS決勝では本塁打は1本でしたが優勝しました。1巡候補の1人として取り上げた時よりはありかもと思ってます。

高校生投手ではCaminitiの評価が高いですが、個人的にはSchmidtとMayfieldがトップ2でその後ろにCaminitiがいて、DoughtyとSloanがその後ろという感じで見てます。まあCaminiti若いですからね。

大学生のSSとCが今ドラフトはやや寂しい状況ですが、その中で№1SSのCulpepperとCではLomavita, Malcolm Moore, Walker Janekなどがおそらく残っている状況になるはずなのでそこを選択するのもなくはないのかと思ったりもしますが可能性は高くないはずです。ちなみに3年前の2021年ドラフトでこの世代のSSとCは誰が高校生で指名されていたか振り返ると全体4位でBOSがMarcelo Mayerを、6位でARIがJordan Lawlarを指名しています。他にはColson MontgomeryやJackson MerrillがSSとしてこの年に指名されています。CではマリナーズのHarry Fordがトップ指名でした。

35人には入れませんがRyan Waldschmidtも可能性はあるのかもしれません。春以降に急上昇して1巡指名は確実視されてる気がします。

 

 

2巡以降の候補については前回あげています。

 

 

 

そういえばBaseball Americaで特集されてましたが大学でも三振はMLBと同じように増え続けている傾向があるようです。それでも20%を超える選手は厳しい見方が増えていく傾向があり、15%くらいにおさまっている選手が理想的。2012年以降のドラフト1巡で指名された大学生野手106人のうち大学通算の三振率が20%を超えているのはたったの13人です。

今年の1巡指名候補の大学生野手で大学通算三振率が高いのは

Dakota Jordan 27.4%

Vance Honeycutt 26.2%

Braden Montgomery 22.3%

Cam Smith 20.7%

Christian Moore 20.5%

といったように今年は例年以上に三振の多い打者たちが上位指名されそうな予想になっています。

数字はBAの記事から引用してるので当時の数字ではありますが大きく変わってはないはずです。

Honeycuttは三振率さえ20%を下回れば相当上位で指名されるはずです。CWSでの彼の活躍を見るとスター性があるというかここ一番では打ってくれそうな選手なんですよね。マリナーズで言うと完全にJulio Rodriguezのような存在だと思います。どこが指名してMLBまで上がってこれるのか、どのくらい活躍するのか楽しみにしています。でも、三振数ばかりが話題に上がるマリナーズは指名しないでしょう。指名したらしたで夢のある話だとは思いますけど三振する姿しか見えてきません。

Smithは上で紹介している通り今季の三振率は15%を下回っています。昨年が28.7%もあったので通算だと20%を超えてしまいました。Mooreも同じように今季は15%を下回っていますが通算になるとこの数字になります。

一方、リストの中では最も高い順位で指名される予想のMontgomeryは1年時から26.6→20.6→20.0と下がって来ていますが20%ほどあるのも事実。良い打者だとは思いますが懸念点です。万が一マリナーズの指名まで残っているようなことがあれば指名するのかおもしろいところですね。

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