一瞬の縁

朝、娘を駅に送っていき

帰りの交差点で信号でとまっているとき

ふと右折する隣の車を見ると
当然なことながら
知ってる顔ではない。

わが市は
３１万弱の人口で
こちら東部は
１０万人くらい住んでいるんだろうか？

１０万人でなくても
数万人住んでいるこの地では

ほとんどの人が知り合いではない。

でも
今朝この時間のこの一瞬
車が隣り合わせにとまったというだけの縁に

同じ町に住んでいるのに
この人とはもう二度と会うことはないんだな～と思ったら

見も知らぬこの人が愛しく思えた。

そして

自分って変な奴？だと思った朝。（ちょっとだけ）

よっし
今日、遠くの市からうちに来てくれる知人を
おもてなししなくちゃ、と思った朝。

それから
何十年も縁のある人たちを
大切にしなくちゃ、と思った朝。