私が高校1年生のときに
後輩に人気のあった3年生のOさんが
同学年のSさんと駆け落ちした。
駆け落ちといっていいのか
とにかく2人でどっか行っちゃった。
Oさんが遅刻しそうな時間に
1年生の廊下を走りぬけ
長髪をなびかせながら~
自分の教室に向かう姿に
1年生の女子の視線はくぎづけだった。
だから2人がどっか行っちゃった時は
まあ大騒ぎ。
普通の人ではないと思っていた私は
Oさん失踪のニュースに
やっぱり・・・と漠然と思った。
でも、何で逃げたんだろう。
たぶん、大学受験をひかえている時期で
Sさんとの交際を反対されたから???と
憶測は飛びまくった。
その後の二人は
高校卒業をしていないので
大学受験ができず
次の年には復学したいと学校に戻ってきたらしいが
期待に反し、私は再び二人の姿を見ることはなかった。
そのときの私たちにとっては
想像もできないできごとで
40年経った今になって思えば
「若気の至り」と思えることだが・・・
今
あの二人はどうしてるんだろう~
で
尾崎豊♪の歌を聴くと
いつもその二人のことを思い出す。
自分もいろんなことに反抗したくても
自分の学生の時代は幸か不幸か
あまりそういうことが日常的でなく・・・
だから
今でも尾崎♪の
15の夜とか
卒業とか・・・聴くと
あの頃の自分の気持ちを思い出す。
集中したい仕事のときのBGMは
尾崎♪オンパレード・・・
そしてそのCDの最後は
ライブの最後の尾崎♪の言葉
今日はありがとう。じゃ、また会いましょう
もう会えないんだよね~と思い
毎回、泣ける。
そんな私のBGMに
同年の人からの
「ねぇ、なんで尾崎♪なの?」
との質問。
ん~~~
お嬢様育ちの貴女にはわからないかもね~←心の声
仕事中尾崎♪一色で過ごした日の夕方は
ついつい口ずさむ。
♪盗んだバイクで走り出す♪
おばちゃんが口ずさむには不似合いな歌詞の数々
娘には「お気楽主婦」という烙印をペ~カ~ッと押されている私が
大好きな歌!というには重い言葉の数々
先日
誰もいないと思って
自宅から作業場のほうに向かっているときに
左の陰に近所の人がいた。
あ!
と思ったときには遅く
私の熱唱はしっかり聞かれていた。
その時の歌詞に対して
近所の方の目には思いっきり戸惑いの色がっ!
♪~この支配からのぉぉぉぉ~卒業ぅぅぅぅ~♪
ギャ~オゥ~
はずかし~~~~~
今度カラオケで一人で歌います。