大阪のまちづくりぶろぐ

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大阪市まちづくり担い手育成講座 テーブルリーダーの感想

2011年01月18日 | 大阪市まちづくり担い手育成講座
平成22年度大阪市まちづくり担い手育成講座は、昨年11月6日の第1回中崎町地区から始まり、第2回野田地区、第3回淡路地区を経て、12月11日第4回の総括で連続講座を終了しました。このブログでも講座の様子をレポートしてきましたが、今回は受講生のみなさんと直に接するテーブルリーダーとして、まち歩きや議論の取りまとめをしてくれた近畿大学脇田研究室の村田さん、松本さん、尾上さん、山田さん、門積さん、中尾さんの感想をレポートします。
実際のまちづくりの現場ではありませんが、様々な考え方を持った受講生のみなさんの意見を引き出し、取りまとめるファシリテーターという難役をこなしてくれた学生のみなさんの感想は、まちづくり活動をされている方々に共感をもっていただけるとともに、参考にしていただけるものだと思います。

【テーブルリーダーの感想】
○ 3回生 村田 優
1班のテーブルリーダーを務めてくれました。グループメンバーに丁寧に声かけを行い、議論しやすい雰囲気をつくってくれました。

 
初め、担い手講座の話を聞いた時は正直なところ、まったくイメージが湧かず不安な感情すら抱きませんでした。前年度等の報告書を読み、プログラムを組み、テーブルリーダーを務めることに徐々に不安になってきました。
本番では不安はなく、使命感が生まれました。この場がどうなるか自分にかかっていると考えると煩悩はなくなり、気がつけば一心不乱に動いていました。
はじめは与えられた仕事をやっていくだけの自分でした。その点で色々な人に迷惑をかけていたかと思います。しかし、この講座に深く関わるにつれて考えは変わっていきました。今、自分はどう動くことができるのか、何をするべきなのかを考えるようになっていきました。そういった考えに変われたからこそ、不甲斐無いながらもテーブルリーダーを務め続けることが出来ました。
今回の講座を通し、自分が変わることのできるきっかけを与えてくださった関係者、受講者の皆様に感謝いたします。

○ 3回生 松本 紗希
2班のテーブルリーダーを務めてくれました。大人しそうな印象を受けたのですが、まち歩きでもまちづくり提案づくりでもしっかりと受講生を引っ張って行ってくれました。


担い手育成講座が無事終了したことに胸をなでおろすとともに、参加して下さった受講者の方には大変感謝しています。
私は、今回の担い手育成講座で初めてテーブルリーダーを務めることになり、毎回緊張と不安でいっぱいでした。特に、方向音痴な私は「まちあるき」が一番の不安要素だったのですが、受講者の方の協力で無事楽しくまちあるきが出来た事は嬉しく思っています。
ディスカッションでは、複数の意見を一つにまとめることで頭を悩まし、またその際に全員の合意を得なくてはいけない難しさを学びました。議論の中で受講者の方の様々な意見に触れ、考え方や感じ方は十人十色だと再認識し、まちづくりには多種多様な意見で議論する場が大事だと思いました。
最後に、私に多くのことを学ばせてくださった担い手育成講座に関わったみなさま、ありがとうございました。

○ 3回生 尾上 慧
3班のテーブルリーダーを務めてくれました。大学3回生とは思えないほど落ち着いた様子で、ファシリテーターの役割をしっかりと果たしてくれました。


今回、4回にわたって担い手育成講座のテーブルリーダーを務めさせていただきました。昨年度から引き続きのプロジェクトとは聞いていましたが、なかなか自分の中で講座の具体像を出すことができず、不安になったと記憶しています。
当日のテーブルワークでは、参加者みなさんの意見の抽出と収束に頭を悩ませました。参加者の方々はそれぞれ立場や思いが十人十色のため、一つのものを作り上げるにもそれぞれの視点から様々な意見が出されます。それでもどこかで意見の収束点を発見し、班として発表しなければいけません。意見が反映されたかどうかで参加者の満足度は異なるので、テーブルリーダーのまとめ方にかかってきます。このため、まとめの際にみなさんの顔色が今ひとつであれば、うまく汲み取れなかったのかと反省しました。しかし、皆さんの助けもあり講座が進むにつれて今日は意見の交換がしやすかったと仰っていただいたときには、うれしく思ったと同時にまた自分の成長に繋がったと感じることができました。
本講座を通して、非常に多くのことを学べました。初めての経験であったテーブルリーダーとして様々な立場の人の意見をまとめることの難しさ、その他にも数えきれない多くのことを吸収し、今後の人生に役立てることができると思っています。

○ 山田 美波(3回生)
4班のテーブルリーダーを務めてくれました。彼女の明るいキャラクターそのままに、グループのメンバーが楽しくまち歩きやディスカッション出来る雰囲気をつくってくれました。


はじめに、大阪市役所の方々、都市工学情報センターの方々、担い手育成講座受講生の皆さま、ありがとうございました。すべてが初めての経験で、常に不安も拭えずにいましたが、逆にこの体験が与えてくれる課題を達成していくことで自分を成長させようと臨みました。
当日は、何度か歩いたまち歩きのコースでもまだまだ新しい発見がたくさんあり、受講者のみなさんのいろいろな視点からみた意見がたくさん出されました。それは自分が考えていた意見とは違ったもので当たり前、まとめるのはとても難しかったです。それでも難しいまとめをグループ全員でする、その過程がとても勉強になり、時間が限られた中で発揮された結束力に感動しました。
講座が終わってしまってさみしく感じられます。たくさんの方々とお話しが出来たこと、教わったこと、私が担い手育成講座で得たものはとても大きく、この経験は自分の成長の“はじめの一歩”になったともいえます。ありがとうございました。

○ 門積 紀明(3回生)
5班のテーブルリーダーを務めてくれました。緊張している様子も見受けられましたが、グループのメンバーの話をしっかりと聞いて議論をまとめてくれました。


都市計画研究室に所属して初の大仕事、それがこの担い手育成講座のテーブルリーダーでした。研究室にも配属したばかりで、世間の右も左もわからない私が、いきなり社会人と議論をし、しかもリーダーとして議論を進行させていくとは…不安で一杯でした。この講座のリーダーを務めるということは、都市計画研究室での第一歩、私の人生の第一歩として非常に重要な位置づけであると感じました。
講座では毎回私たちの予想を上回る意見が数多く出されテーブルリーダーとしてはかなり苦戦しました。一方で、議論としては毎回密度の濃い議論が交わされました。それは受講生の方々がまちに対する様々な意見を持っておられたおかげだと思います。
この担い手育成講座を通して普通であれば出会うことがないであろう多年齢、多業種の人たちと出逢うことができました。その人たちと同じテーブルで議論し、しかもリーダーとしてまとめていけたことは今後の私の人生にも大きな自信となって根付いていくと思います。
担い手育成講座に参加して下さった皆様、頼りないリーダーでしたが最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。またどこかでお会いできることを心より期待しています。

○ 中尾 謙太(3回生)
6班のテーブルリーダーを務めてくれました。明るく、少しとぼけたキャラクターでグループを和ませつつ、しっかりとファシリテーターの役割を果たしてくれました。


「まちづくり」って何なんだろう、この「まちづくり担い手育成講座」の話を受けた時、このような疑問が私の頭の中に浮かんできました。都市計画研究室に入ったばっかりの人間にとってそれは途轍もない難問でした。この講座でテーブルリーダーをやらせていただくことになった時、初めは上手く出来るのか不安で仕方ありませんでした。しかしこれをやり遂げた時、そこにこの問題の答えがあるのではないかと、未熟者ながら精一杯務めさせていただきました。
今回の講座ではテーブルリーダーという立場でありながら、受講生の皆さんにいろいろなことを教えていただきました。まちを見る視点、まちを良くするための提案、そして何よりまちづくりに対する情熱を感じることができました。いろいろな人がそれぞれのまちを思い、各々の活動を行っていることを知れたことは、今後まちづくりを考えていく上での私の大きな財産になりました。
まだまだ「まちづくり」について何もわからないのですが、今回の講座で「まちづくり」には「人と人のつながり」が何よりも大切なのだと教わりました。そして「まちづくりとは?」この問題を、情熱を持って一生かけて解いていきたい、今回の講座を通してそう強く思いました。
最後になりましたが都市工学情報センターをはじめとする関係者の皆さん、そしてなにより今回の講座に参加していただいた受講生の皆さん、本当にありがとうございました。またどこかのまちで成長した姿を見せられるよう、日々頑張っていきたいと思います。


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