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Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

「Chunの部屋」もよろしく。メアドもそちらにありますよ。http://aka.gmobb.jp/chuns_room/

膝継手カバー三たび

2015-09-11 00:01:32 | 義肢装具や関連のお話
お姉ちゃん義足カバー。三たび。

さてさて。
お姉ちゃんの新しい義足の膝継手周りのカバー。動きを阻害せずに見た目を違和感なく、あまり太すぎないように。
そうした思いで自分なりに作り直したくて、悩み続けて一週間になりますか。
いろんな角度から考え尽くした挙句、一つの結論が見えてきました。

「膝継手の曲がりすぎ防止の突起が、どうしても無くしたい。」

まぁ、普通はないものなので当たり前なんですが。でも曲がりすぎ防止の機能は必要。
他の方法でその機能を確保できるのかどうかの再検討ということになります。

本当はそこまで踏み込んだ改造を自分でやるのはためらわれたんですが、やはり仕方がない。やるしかない。と思い直しまして。
やり始めて工夫したら、なんとかなりそうかなと思えてきました。

そうなると、膝継手の邪魔な部分がなくなり、いろんなことが一気に解決します。
あとは、機能や耐久性なんかの問題かな。
でも、この方法ならとりあえず使える気がします。

結局、少しでも細く足をするために、一昨年の膝継手カバーを改造して試作したものの方がいい感じに。
なんとか、今のところの理想形が試作できた感じです。

あとはこれを、義肢装具士さんに診てもらい、問題点があれば改善しつつ、可能なら補強かあるいは再作成を頼めばいいかな。
どうしても、新しいパーツセットになるとこうしたことはある程度発生するんだけどね。
今回はハードルが高かった。
きつかったわ。

出来上がったのだけ見ると、長い試行錯誤はわからなくて、なんとことはない感じ。
でも、これに行き着くまでに、散々可能性を一つずつ検討して試し尽くした形。
これで使えるといいな。

義足は機能はもちろんだけれども、履いている本人が喜んで毎日履いてこそ本物になる。
テレビで臼井氏が言っていたっけ。
その通りだと思う。

そして義足使用者本人は、義足について履きたくないとき、その理由を口にするのが難しい。
娘に至っては、わからない部分もあるけど。どこまでが要望でどこまでがわがままか、無理な要求か。境界線が曖昧だから。

つまりは担当している義肢装具士さん個人の資質にかかってくる。
間に入る人はいない。第三者の目もない。
義肢装具士さんは、対応しないこともできる。そういう世界。

幸いにも我が娘のお世話になっている方々は、どこまでも果てしなく相談にのっていただける。本当に申し訳ないしありがたい。
やはり娘の一生に関わること。
今回のことも、3R60という膝を本人がこの先選択し続けられるかどうかの生命線。
そうした改造になるのだ。

私みたいな、ある意味客観視できて、完全なる使用者の味方の人間が間に入るから、上手くいく。
でも、そんなことができる人ばかりではない。
そうした役割を担える人って、やはり必要じゃないのかな。素朴に思う。うーむ。
親だけでは限界があるなぁ。








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